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人よりも深く物事を考えすぎてしまったり、他人の言ったことに傷ついてしまったり……そんな経験ありませんか?
家に帰ってからは大反省会。「あんなこと言って大丈夫だったかな」「嫌われてしまったんじゃないかな」生きづらさを抱えながら生きているHSPさんへ。
今日はHSPの方が辛い就活を乗り越える方法や自分の強みを発見するためのツールをご紹介します。
目次
HSPの性質や特徴
HSPとは「感じる力が強くとても繊細な人」を意味します。外部刺激を受けやすく、人よりもストレスを抱えやすいのが特徴です。
日本人の5人に1人はHSPに当てはまるそうです。HSPはハイリー センシティブ パーソンの略で、生まれつきの性質といわれています。
HSPセルフチェック
自分はHSPなんじゃないか?と思う人は、こちらのセルフチェックを利用してみてください。
HSPセルフチェック|マドレクリニック
- 他人の気分に左右される
- あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
- 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる 等
HSPの特徴が23個書かれていて、質問のうちの12個以上当てはまる方はHSPに該当する可能性が高いです。
こちらは、そんなHSPの生きづらさに悩んでいる方におすすめの本です。HSPの特徴を理解しつつ、寄り添ってくれる1冊になります。
HSPが「就活つらい」と感じるポイントと対処法
非HSPの人はなんなくこなしているのに、自分はどうして……と思ってしまうことありませんか?特に HSPの人が感じる「就活つらいポイント」と「対処法」を紹介します!
緊張の連続で疲れてしまう
周りからの刺激を過度に受けやすいHSPは、日常生活で緊張することが多々あります。
就活では緊張するシーンが何度もあるために、普段の2倍、3倍の刺激を受けるので、非常に疲れてしまいます。
周りの就活生や面接官の些細な言動に落ち込む
HSPはたとえ悪気はない言葉でも過敏に感じとってしまうため、集団面接やグループディスカッションでの周りの就活生の発言や、面接官の様子を気にして落ち込んでしまうことが多々あります。
相手の表情を見ていろいろ考えてしまったり、無言の間が続いたときには冷や汗が止まらなくなってしまう人も。
集団面接やグループディスカッション、プレゼンテーション等の試験がある場合、一対一の面接以上に緊張するでしょう。
事前に選考フローを調べておいて心の準備をしておくとよいかもしれません。
数日先に気が重い選考があると考えただけで、他の企業の就活に影響してしまうようであれば、自分にとって不利な選考スタイルを採用している企業は受けないと割り切ってしまうのもよいかもしれません。
就活で友人との関係が変化する
心の境界線が薄いHSPは、自分の就活が上手くいっていないのに、友達が上手くいっていると「自分はダメなんだ」と落ち込んでしまうことも。
また自分だけ上手くいっていても、友達から嫌われてしまったんじゃないかと頭を抱えてしまうことも、しばしばあります。
これまで普通に話していた友人なのに、就活が始まってからうまく話せなくなってしまったり、なんとなく縁遠くなってしまったりすることは非HSPの人でもあるようです。
悩んでいるのはあなただけではないのです。
ただし人一倍敏感なHSPの方は、予兆を感じて人間関係に臆病になってしまうのも無理はありません。
就活に関しては「誰が良い、悪い」という線引きはできないので気にしない、あるいは一人でもくもくと就活するのが最も良い方法かもしれません。
自己アピールのやり方がわからない
HSPは自己否定が強い傾向にあります。そのため、ぐいぐい面接官にアピールすることが得意ではありません。自己否定が強いと、自分の長所も客観的に判断することが難しくなります。
将来への不安に耐えられない
HSPは慎重に物事を考える人が多いため、将来のことを考えすぎてしまう人も。
「就活が失敗したらどうしよう」「希望の会社に入れなかったらどうしよう」など不安に押しつぶされてしまいます。
就活全般についてのストレスの原因と対処法は、「就活のストレスによる頭痛や吐き気に悩んでいませんか?」の記事でまとめています。合わせて読んでみてくださいね。
HSPが就活を乗り越えるためのコツ
HSPだと就活が不利なのではないだろうか?と不安に思っていませんか?
繊細だからこそ、つらく感じてしまうことはたくさんありますよね。ですが、HSPでも就活を乗り越える方法はあります。ぜひこちらの章を参考にしてください!
自分の強みを知る
HSPは「繊細で、傷つきやすい」とマイナスイメージを持っている人もいますが、本来の意味は「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」です。
つまりHSPの特性が就活にプラスに働くことはたくさんあります。
たとえば、
- 共感性が高い
- 気配りができる
- 危機管理能力が高い
など。
誰もがHSPのように、周囲の空気や他人の感情にアンテナをはって感じとることはできません。
あなたの繊細さは、時に人を助けたり人の役に立つこともあるのです。
あとの章で紹介する自己分析ツールを使用するのもよいでしょう。
客観的に評価してもらう
自分では短所と思っていたことも、人から見たら実は長所だったり、羨ましがられるような部分だったりするものなので、客観的な評価を知ることはとても大切です。
客観的な評価を知り、自分自身で初めて納得できることもありますからね。
就活エージェントを使うのも一つの手です。就活エージェントはあなたの悩みや性格をヒアリングした上で、適性のある職種や、社風が合うと思われる企業を紹介してくれます!
就活に失敗した場合のプランを準備しておく
就活に失敗したからといって、人生が終わるわけではないので安心してください!今行っている就活だけが全てじゃないです。といっても、目の前の就活に夢中になっているとどうしても忘れてしまいがちです。
一度深呼吸して、遠くを見渡してみましょう。
それにいろいろな生き方を知ることで、「自分の人生も悪くない」「自分はこのままでいいんだ」と思えるかもしれません。視野を広くもって、多くの人の生き方、人生の選択に触れてみてください。
人と比べて焦らない
「あの子はもう内定もらってるらしいよ」「面接で高評価だった」そんな話を人から聞いくと、ドキドキしてしまいますよね。
他人と比べてしまうと、変に焦ってしまったり、自分の実力が人より劣っているのではないか、と不安に感じます。
HSPの特徴は他人と心の境界線が人一倍薄いこと。周りが良い評価をもらっていても焦らず、マイペースでやっていけば問題ありませんよ。
自分自身の能力と就活のやり方を信じましょう!
HSPが自分の強みを発見するための診断ツール4選
自分の強みを見つけるためには、やはり客観的な目が必要。
そこで使いたいのが診断ツールです!無料ツール、有料ツールをそれぞれ紹介しますので、ぜひ試してみてください。
グッドポイント診断
株式会社リクルートが開発した「グッドポイント診断」。
全部で300個の質問に答えていくと強みと仕事の適性について教えてくれます。
300個も答えるの!?と思うかもしれませんが、質問は全て2択なので、所要時間は20分ほど。
会員登録をすると無料で診断ができます。
COLOR INSIDE YOURSELF(CIY)
株式会社グレート・ビーンズが開発した「COLOR INSIDE YOURSELF(CIY)」は、無料の自己分析ツールです。
なんと自己分析の他に、自己PRも自動で生成してくれます。将来伸びるであろうスキルや対人関係で出やすい性格なども教えてくれます!
16Personalites(MBTI診断)
MBTIという方法論がテストのベースになっている「16Personalities」は世界的にも有名な自己分析ツールです。
全部で60個の質問に答えていくと、5つの性格的側面を教えてくれます。登録不要かつ無料できる診断です。
素質、強み、理想的な労働環境などがわかります。
ストレングス・ファインダー
性格の素質を34項目から細分化してくれる「ストレングス・ファインダー」。
聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。こちらも世界的にも有名な自己分析ツールです。
欠点さえも強みとして教えてくれて、職務適性や具体的な素質がわかります。人材育成や人事配属で使っている企業もあるようです。
有料(書籍購入)1,980円(税込)
【HSPの企業選び体験談】自分に合った企業を見つけるための行動
自分に合った企業を見つけるためには、実際に働きたい会社へ足を運んでみたり、働いている人の体験談を聞くことがおすすめです!
OB訪問をしよう
自分に合った企業を見つけるためには、実際に会社へ足を運んでみることです。
職場の雰囲気というのは、写真や文字ではわかりません。働いてる人の感じや実際の声を聴いて、判断することがおすすめです。
店舗がある場合、実際に足を運んでみよう
こちらも上記同様、実際に足を運んで自分の目で確かめること。店舗の場合だとお客さんとのやり取りも後々重要ポイントになってきます。
お客さんに対して良くない態度を取っていたら、社員のストレスがたまっている……などの可能性もありますので、こっそりチェックしましょう!
転職の口コミサイトを参考にしよう
転職の口コミサイトは、企業で働いている社員の本音を見ることができます。
メリット、デメリット、それぞれを知った上で比較しながら自分に合った企業を見つけるといいでしょう。
転職会議では、186,199社の口コミが登録されています(2021年8月現在)
さまざまな企業の事情を覗き見することができます。ぜひチェックしてみてくださいね!
【まとめ】HSPでも就活は乗り切れる
HSPだからといって、就活に向いていないわけではありません。自分のことを客観的に評価してくれたり、自分に合った企業を見つけたり、環境さえととのえば何も不安に感じることはありません。
それにHSPという特質がプラスに働く場面も社会にはたくさんあります。
共感する力が人よりも強いため話を聞くのが上手だったり、変化に過敏なため社内の変化を誰よりも早く感じ取ることができたり。
HSPの特性を強みとして活かせるシーンは、今後の人生で何度もあるので安心してください。
自信をもって就活を乗り切りましょう!
面接やグループディスカッションなど、特定のシチュエーションでの不安をどのように払拭するかについてまとめています。
「脱・就活ブルー!面接、グルディスなど…就職活動への苦手意識を払拭する方法」を参考にしてみてください!