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就活をしていると、「非上場企業はやめとけ」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。特に親や就活経験者、ネットの情報などを見て「上場企業に行ったほうがいいのかな?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
確かに、非上場企業には情報が少なく、不安を感じる部分もあります。しかし、実際には非上場企業にも多くの魅力があり、一概に「やめとけ」とは言えません。むしろ、あなたにとって最適なキャリアの選択肢になることもあります。
この記事では、「非上場企業はやめとけ」と言われる理由やその実態、非上場企業のメリット・デメリット、優良企業の見極め方について詳しく解説していきます。就活の選択肢を広げるためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
そもそも非上場企業とは?上場企業との違いを解説
本題に入る前にまず、「上場企業」と「非上場企業」の違いを整理しておきましょう。
項目 | 上場企業 | 非上場企業 |
株式の公開 | 証券取引所に株を公開している | 株を公開していない |
資金調達 | 株式市場から資金を調達できる | 銀行融資や内部留保が主な資金源 |
情報公開 | 決算情報を開示する義務がある | 情報公開の義務がない(会社による) |
経営の透明性 | 社外の投資家の目があり透明性が高い | 経営陣の裁量が大きく、透明性が低い場合もある |
企業規模 | 大企業が多い | 中小企業やベンチャーが多い |
上場企業は「誰でも株を買える企業」であり、経営の透明性が高いのが特徴です。一方、非上場企業はオーナーや特定の出資者が経営権を持つ会社で、株式を公開していません。
「非上場企業はやめとけ」は本当?
早速本題に入りますが、冒頭でも述べた通り非上場企業だからといって就職を避ける必要はありません。ただこう言われてしまうのには理由があります。
よくわからないから怖がられている
非上場企業は決算情報の開示義務がないため、ネット上にも情報が少ない場合が多いです。その結果情報が多い上場企業よりも、会社の実際の状況や社内の雰囲気などがよくわからず悪く見えてしまう傾向にあります。
またよくわからないが故に、以下のようなイメージを勝手に持たれてしまうのも怖がられている原因となっています。
- 経営が不安定そう
- ブラック企業が多そう
- 将来性がなさそう
- 給与や福利厚生が悪そう
- 倒産リスクが高そう
確かによくわからない企業に入社することはできないはずです。しかし、非上場企業でも採用に注力している企業は、上場企業並みに情報を開示している場合があります。そのため非上場企業でも情報を開示している場合は怖がる必要はありません。
「非上場だから危険」とは限らない
非上場企業だからといって必ずしもリスクが高いわけではない理由として、以下の点が挙げられます。
安定したビジネスモデルを持つ企業も多い
非上場企業の中には、大企業向けのBtoBビジネスを展開し、安定した利益を出している企業もあります。特に製造業やIT企業の一部では、ニッチな分野で圧倒的なシェアを誇る企業もあります。
上場していないほうがメリットになる場合も
上場企業は株主の意向を重視しなければなりません。一方、非上場企業は経営の自由度が高く、会社の方向性に従って経営・運営できるというメリットがあります。
社員の待遇が上場企業より良いケースも
上場企業は株主の意向を考え、コストカットを迫られることがありますが、非上場企業では社員を大切にする経営方針をとっている企業もあるため、一概に待遇が悪いとは言えません。
このように、非上場企業=リスクが高いというわけではなく、むしろ経営の安定性や働きやすさが魅力になることもあるという点を理解しておくことが重要です。
「非上場企業=中小企業」も間違い
またもしかすると「未上場=中小企業」というイメージを持っている人がいるかもしれませんが、実はサントリーやロッテなどの大手企業や有名企業でも非上場の会社は数多くあります。
そこでここでは、代表的な未上場企業をいくつか紹介します。
・サントリーホールディングス
日本を代表する飲料メーカーであり、ビール、ウイスキー、清涼飲料水など幅広い商品を展開。海外にも積極的に進出しており、世界的な企業ですが、未上場企業です。
・ジャパネットホールディングス
通信販売で有名なジャパネットたかたを運営する企業。テレビやラジオの通販での影響力が強く、売上規模も大きいですが、上場せずに経営を続けています。
・竹中工務店
建築業界ではトップクラスの実績を誇る企業で、高層ビルや商業施設の建設を手がけています。ゼネコン大手の一角ですが、未上場のまま成長を続けています。
・ロッテホールディングス
菓子・アイス・食品事業で有名なロッテも未上場企業です。国内外に展開する大手企業ですが、上場せずに創業家主導の経営を続けています。
・小学館
「週刊少年サンデー」「コロコロコミック」などを出版する日本有数の出版社。集英社と並ぶ漫画・雑誌出版の大手ですが、未上場企業として経営を行っています。
・DMM.com
動画配信やFX、3Dプリンティング事業など、幅広い事業を展開するDMMも未上場企業です。積極的な事業展開を行いながら、創業者の意思決定の自由度を保つために上場していません。
・IKEA(スウェーデン)
世界的に有名な家具ブランドIKEAも未上場企業です。創業者が「長期的な企業運営のために上場しない」という方針を取っているため、現在も未上場のままです。
・ロレックス(スイス)
高級時計メーカーとして世界的に知られるロレックスも、未上場企業です。創業家が強い影響力を持ち、ブランドの価値を維持するために上場せずに経営を行っています。
・レゴ(デンマーク)
世界中で愛されるブロック玩具メーカー、レゴも未上場企業です。ファミリー企業としての経営方針を貫き、長期的な視点で経営を行っています。
このように会社の経営上の利点を鑑みて上場できるけどしていない大手企業もたくさんあります。
ただやはり非上場企業の大半は上場企業よりは小規模な中堅・中小企業が多いのも事実です。そこで次の章では、非上場企業に就職するメリットとデメリットについて詳しく見ていきます。
非上場企業に就職するメリット・デメリット
非上場企業には、上場企業にはない魅力的なポイントがある一方で、不安要素もあります。ここではメリットとデメリットを詳しく解説します。
非上場企業に就職するメリット
若手のうちから裁量を持てる
非上場企業は、組織の規模が比較的小さいことが多く、新卒でも責任ある仕事を任せられるケースが多いです。上場企業では役職に応じた業務が決まっていることが多いですが、非上場企業では幅広い業務を経験できるため、早い段階でスキルを身につけられます。
意思決定が早く、チャレンジしやすい
上場企業では株主や取締役会の承認が必要で、意思決定に時間がかかることがあります。しかし、非上場企業は経営陣の判断が早く、新しいことにチャレンジしやすいという特徴があります。特にベンチャー企業では、新しい事業やサービスの企画に若手が関わることも珍しくないため、「自分のアイデアを活かしたい!」という人には向いています。
人間関係がフラットな企業が多い
非上場企業は経営層との距離が近く、フラットな社風のところが多いです。大手企業では「年功序列」が残っている場合もありますが、非上場企業では実力主義を採用している会社も多く、成果を出せば昇進や昇給が早いケースもあります。
非上場企業に就職するデメリット
- 経営の透明性が低い場合がある
上場企業は決算情報を開示する義務がありますが、非上場企業は情報を外部に公開する必要がないため、会社の財務状況が分かりにくいことがあります。「この会社、将来大丈夫かな?」という不安を抱きやすいので、企業選びの際はしっかりリサーチが必要です。 - 知名度が低く、転職時に不利になることも
非上場企業は上場企業に比べて知名度が低いため、転職活動の際に「その会社、聞いたことがないけど大丈夫?」と思われることがあります。ただし、業界内で有名な企業も多いので、知名度よりも実績を重視することが大切です。 - 待遇が企業によってバラつきがある
上場企業は給与や福利厚生がしっかりしていることが多いですが、非上場企業は会社によって待遇に大きな差があるため注意が必要です。
「やめとけ」と言われる非上場企業の特徴
非上場企業の中には、働く環境が良くない企業も存在します。ここでは、「やめとけ」と言われる非上場企業の特徴を紹介します。就活の際には、以下のポイントに気をつけましょう。
①社内環境がブラック
長時間労働が当たり前になっている会社は、ワークライフバランスを重視する人にとっては厳しい環境です。
非上場企業は労働環境が公になりにくいため、ブラック体質の企業も紛れている可能性があるので注意が必要です。
「残業が多すぎる」「上司のパワハラがひどい」といった口コミが多い会社は避けたほうが無難です。
②給与や待遇が不透明
上場企業と違い、給与や福利厚生の詳細が公開されていない会社もあります。
「昇給の基準が不明確」「残業代が出ない」など、労働条件が不明瞭な企業は要注意です。
就活サイトの口コミや、OB・OG訪問を通じて実際の給与体系を確認することが重要です。
③将来性が不安定な企業
事業が不安定な会社は、将来倒産するリスクもあります。
売上や利益が伸びていない企業は、今後の成長が期待できない可能性があるため、慎重に判断しましょう。ベンチャー企業でも「成長中」の会社ならチャンスは大きいですが、赤字続きの会社には注意が必要です。
④情報が少なく実態が分かりにくい
非上場企業は、企業HPや採用ページだけでは情報が少ないことが多いです。
「会社の雰囲気が分からない」「経営者の考えが見えない」と感じた場合は、より詳細なリサーチが必要です。口コミサイトや転職サイト、OB・OG訪問などを活用して、できるだけ情報を集めることが大切です。
次の章では、安心して働ける非上場企業を見極めるポイントについて解説します。
安心して働ける非上場企業を見極めるポイント
「非上場企業だからダメ」というわけではなく、しっかりした企業を見極めることが重要です。では、安心して働ける企業をどうやって見極めればいいのでしょうか?ここでは具体的なチェックポイントを紹介します。
①有価証券報告書や財務データをチェック
企業の経営状況を知るには、財務データを確認するのが基本です。
上場企業は決算情報を公開していますが、非上場企業でも「官報」や「帝国データバンク」「東京商工リサーチ」などの企業情報サービスで財務データを調べることができます。
- 売上が伸びているか?
- 利益率が安定しているか?
- 借金(負債)が多すぎないか?
こうしたデータを確認することで、経営が安定している企業かどうかを見極めることができます。
②OB・OG訪問で実態を聞く
実際に働いている人の声を聞くのが、一番リアルな情報源です。
非上場企業はネットの情報が少ないため、OB・OG訪問を活用して実際の雰囲気を知ることが大切です。
- 「残業時間はどのくらいですか?」
- 「給与やボーナスの昇給の仕組みは?」
- 「会社の成長性や安定性はどうですか?」
- 「入社前と入社後のギャップは?」
リアルな話を聞くことで、企業の本当の姿が見えてきます。
③福利厚生・社内制度の充実度を確認
非上場企業でも、社員を大切にする会社は福利厚生が充実しています。
- 退職金制度があるか
- 住宅手当や家賃補助があるか
- 産休・育休の取得実績
- 研修制度・教育制度の有無
- 有給休暇の取得率
福利厚生がしっかりしている企業は、社員の働きやすさを重視している証拠です。
④離職率や社員の口コミをリサーチ
離職率が高い企業は、ブラック企業の可能性が高いです。
「3年以内の離職率」が高い企業は要注意。一般的には30%以上だと厳しい環境の可能性があるので、慎重に判断しましょう。
口コミサイト(OpenWork,転職会議,みん就)などを活用し、実際の社員の声をチェックするのも有効です。
【結論】非上場企業=やめとけは誤り!重要なのは企業選び
ここまで見てきたように、「非上場企業だからやめとけ」という考えは一面的な見方にすぎません。むしろ、非上場企業には上場企業にはない魅力もたくさんあります。
就活「世間のイメージ」だけで判断せず、自分で企業を調べ、判断することが大切です。上場・非上場の違いではなく、その企業が自分に合っているかどうか見極めてるようにしましょう。上場・非上場にこだわらず、自分に合った企業を選ぶことが、充実したキャリアを築くための第一歩です。しっかり企業研究をして、納得のいく就活を進めていきましょう。
