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「リーダーシップを発揮した経験を教えてください」——就活の面接でこのような質問を受けたとき、「リーダーをやったことがない」と戸惑ってしまう就活生は多いのではないでしょうか。
部活動のキャプテンやゼミのリーダー、インターンでのプロジェクトリーダーなど、はっきりとした肩書きがないと評価されないのではと不安になるかもしれません。しかし、実際の採用現場では、リーダーシップ経験がないこと自体が不利になるとは限りません。
企業が知りたいのは、「リーダーをやったかどうか」ではなく、「どう考え、どう行動したか」です。つまり、リーダーでなくても、周囲と協力して物事を進めた経験や、自ら考えて動いた経験があれば、それは立派なアピール材料になります。
この記事では、リーダーシップ経験がない就活生に向けて、面接での伝え方や代替となる経験の探し方、具体的なエピソード例までを詳しく解説します。「リーダーをしていない=何も語れない」ではなく、「自分の経験をどう語るか」に注目することで、自信を持って面接に臨めるようになります。
目次
リーダーシップ経験がない=不利って本当?
「リーダー経験がないと就活では不利」——このようなイメージを持っている学生は少なくありません。しかし、実際にはその考えには少し誤解があります。もちろんリーダー経験があることは評価される要素の一つですが、それがないからといって選考で不利になるわけではありません。
企業が求めているのは、完璧なリーダー像ではなく、「主体的に動けるか」「チームに貢献できるか」といった本質的な力です。
「リーダーシップ経験はない」と答えてOK!
面接で「リーダー経験はありません」と答えても、それ自体がNGというわけではありません。むしろ大切なのは、その後に続く言葉です。
たとえば、「リーダーの経験はありませんが、サークルでイベントの準備を一手に担いました」「アルバイトでは裏方の立場から、チームが円滑に動けるよう工夫していました」など、自分なりの関わり方を示せるかどうかが問われます。
面接官が見ているのは、役職やポジションではなく、その場でどんな価値を生み出したかです。その視点を意識すれば、リーダー経験がないことを気にしすぎる必要はありません。
今後どうしていきたいかを伝えることが重要
もう一つのポイントは、「これまで」だけでなく、「これからどうなりたいか」を語ることです。たとえば、「これまで支える立場が多かったが、今後は自分から働きかけ、チームを引っ張れるような存在になりたい」といった意欲を伝えることで、リーダーシップに対する前向きな姿勢を見せることができます。
成長意欲を持ち、自らの可能性を広げようとする姿勢は、企業にとって非常に魅力的に映ります。
リーダーシップの経験から面接官が知りたいことは?
面接で「リーダーシップ経験はありますか?」と聞かれると、多くの学生は「リーダーをやったかどうか」に焦点を当てがちです。しかし実際、企業の採用担当者が本当に知りたいのは、“リーダーという役職に就いたか”ではなく、その経験を通じてどんな行動をしたか、どんな考えを持っていたか、そしてどんな人物なのかということです。
ここでは、企業がリーダーシップの質問を通して見ている3つのポイントを詳しく解説します。
リーダーとしての素質があるかどうか
企業が求める人材は、単に言われたことをこなすだけではなく、自分の頭で考え、行動できる人です。リーダー経験があれば、その中で周囲を巻き込む力や問題解決能力があるかを見ています。
ただしこれは、将来リーダーとして活躍できそうかどうかを見ているという意味であって、今の段階でリーダーとして完璧である必要はありません。
たとえば、「自分から提案をしたことがある」「メンバーの意見をまとめようとしたことがある」など、小さな行動からリーダー的資質を読み取ろうとしているのです。
企業に貢献できる行動力や思考力があるかどうか
企業にとって重要なのは、どんな立場でも周囲と連携して結果を出せるかどうかです。リーダーでなくても、「自分の役割をしっかり理解し、自発的に考えて動ける人」であれば、入社後も高く評価されやすいです。
たとえば、グループで発表準備をしていたときに、全体の進捗を見て自分からサポートに回った、トラブルがあったときに自分なりに解決策を提案した、といった行動力や考える力があれば、立派なアピールになります。
どんな人柄なのか
最後に、企業は「この人はどんなタイプか」「職場に馴染めるか」「周囲と良好な関係を築けるか」といった、人柄の部分にも注目しています。
リーダーシップ経験の話は、その人の性格や価値観、他人との関わり方がにじみ出るため、人物理解のための質問として使われることが多いのです。だからこそ、リーダーという立場でなくても、「チームの中でどう振る舞ったか」「誰にどんな影響を与えたか」を具体的に語ることで、人柄や魅力が自然と伝わります。
リーダーシップ経験の代わりに強みとなる経験
リーダーシップ経験がなくても、就活でしっかりと自分の強みを伝えることは十分可能です。企業が求めているのは、チームの先頭に立つ能力だけではなく、「周囲と協力して成果を出す力」や「自ら動ける主体性」「継続的に努力できる力」といった、あらゆる場面で発揮できる力です。
ここでは、リーダー経験の代わりにアピールできる3つの経験と、それぞれが評価される理由について解説します。
チームを支える役割を担った経験
リーダーが前に立ってチームを引っ張る存在であるなら、支える立場の人はそのリーダーやチームの土台を支える存在です。実はこのポジションにいた人こそ、全体を見渡す力や、裏方としての気配り、状況に応じた判断力が備わっていることが多いです。
たとえば、「ゼミで発表資料の取りまとめを担った」「文化祭で裏方として進行管理を担当した」など、目立たなくてもなくてはならない役割を果たした経験は、十分に評価されます。
このようなエピソードは、協調性や責任感のある人材として面接官に良い印象を与えることができます。
主体的に行動した経験
リーダーでなくても、自分の意思で動いた経験があれば、それは立派なアピール材料です。たとえば、アルバイトで「業務の効率化のために提案をした」、ゼミで「誰よりも早く準備に取りかかった」など、自ら気づき、行動に移した経験は非常に高く評価されます。
このような経験は、企業にとっても「仕事を任せられる人」「指示を待つだけでなく、自分で考えて動ける人」としての印象につながりやすくなります。
リーダー経験がない代わりに、自発性や行動力を示せるエピソードを掘り起こすことが重要です。
地道に努力を継続した経験
もう一つ見逃せないのが、コツコツと努力を積み重ねた経験です。リーダーシップのような目立つスキルではないかもしれませんが、粘り強さや計画性、安定感といった要素は、社会人として非常に価値のある資質です。
たとえば、「語学の勉強を毎日続けた」「大学受験後にブログを開設して継続的に記事を発信した」などのエピソードは、継続力・計画性・熱意を伝えるのに効果的です。
企業は、派手な成果よりも、「地道に前進できる人材」「再現性のある努力ができる人」を求める傾向が強まっているため、このような経験も大きな武器になります。
リーダーシップ経験の代わりの経験の伝え方3ステップ
リーダー経験の有無よりも、「自分の経験をどう伝えるか」のほうが面接では重要です。特に“代わりの経験”をアピールする場合には、相手に伝わるよう構造的に整理し、自分の魅力をしっかりと言語化することが求められます。
ここでは、リーダー経験がない人が、自分の行動や思考を効果的に伝えるための3ステップを紹介します。
ステップ① 「明確なリーダーシップ経験はない」と伝える
まずは正直に「リーダーという立場での経験はありません」と伝えても問題ありません。ただし、その一言で終わらせるのではなく、「しかし、別の形でチームに貢献した経験があります」「自分なりに工夫して動いたことがあります」といった代わりとなる話にスムーズにつなげることです。
たとえば、
「リーダーという肩書きを持った経験はありませんが、アルバイト先では大きな裁量権をいただき、さまざまなことに主体的に取り組んでおりました。」
といったように、最初に前置きをすることで、面接官も話の意図を理解しやすくなります。
ステップ② 代わりの経験をSTAR法で構造的に伝える
エピソードを話す際は、STAR法(状況・課題・行動・結果)で整理すると、論理的で分かりやすい伝え方になります。
- S(Situation)…どんな場面だったか
- T(Task)…その中で自分が担った役割や課題
- A(Action)…実際にどのように行動したか
- R(Result)…その結果どうなったか、何を得たか
この流れに沿って話すことで、単なる出来事ではなく、考えて行動した経験として説得力のある話に変わります。STAR法を用いた例文も後に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ステップ③ その経験から今後はどのように貢献していきたいかを伝える
最後に、その経験を通じて得た学びや、自分がどのように成長したかを語り、さらに「今後はこう活かしたい」という入社後に向けたメッセージで締めくくると、より印象的なアピールになります。
たとえば、
「この経験から、周囲を見ながら柔軟に動くことの大切さを学びました。今後はこの視点を活かしながら、チームの中でも積極的に発言し、より大きな役割を担えるようになりたいです。」
といったようにまとめることで、自己成長や企業での活躍をイメージさせることができます。
リーダーシップ経験の代わりの経験を伝える例文3選
ここでは、リーダー経験がない学生でも使える、具体的なエピソード例を3つ紹介します。いずれも、リーダーではない立場ながらも、自ら考えて行動し、チームや周囲に貢献した経験をSTAR法に沿って構成しています。自分の経験に近いものがあれば、ぜひ参考にしながら、自分の言葉に落とし込んでみてください。
例① アルバイトでの経験
S(状況):
大学1年から飲食店でホールスタッフとしてアルバイトをしていました。
T(課題):
ある日、お客様から「注文が通っていない」とクレームをいただくことが続き、原因は忙しい時間帯に伝達が曖昧になることだと気づきました。
A(行動):
私は自分からマネージャーに改善案を提案し、オーダーの伝達ルールをシンプルに整理したメモを作成。それをスタッフ全員に共有しました。
R(結果):
クレームは減少し、スタッフ間のやり取りもスムーズになりました。マネージャーからも感謝され、他の店舗にも提案内容が共有されました。
学びと今後:
リーダーという立場ではありませんでしたが、問題意識を持ち、行動することで周囲に良い影響を与えられることを実感しました。今後はこの行動力を活かして、チームの中でも課題を見つけて改善できる存在を目指したいと考えています。
例② 個人活動での経験
S(状況):
大学入学後、受験生に役立つ情報を届けたいと思い、大学受験に関するブログを開設しました。
T(課題):
最初は誰にも読まれず、書いても反応がない状況が続きました。
A(行動):
記事の構成やタイトルの付け方、SEOについて独学で学び、アクセス解析を繰り返しながら改善を積み重ねました。毎週必ず更新し、読者のニーズに応える内容を意識するようにしました。
R(結果):
1年後には月間10万PVを超え、複数の教育系サイトから寄稿依頼も受けました。
学びと今後:一人でコツコツ続けた経験を通じて、継続力と問題解決力が身につきました。将来的にはこの粘り強さをチーム活動でも発揮し、周囲に良い刺激を与えられる存在になりたいと考えています。
例③ サークルでの経験
S(状況):
大学の映像制作サークルに所属しており、毎年学園祭で作品を上映しています。私は幹部ではありませんでしたが、ある年のイベントでは準備全体が遅れており、混乱していました。
T(課題):
このままでは上映に間に合わないという状況で、メンバー間の連絡不足や役割分担の不明確さが課題でした。
A(行動):
私は進んで備品の手配、当日の司会進行、出演者との調整などを一手に担い、必要な情報をLINEで定期的に共有するなど、全体の動きを整える役割を引き受けました。
R(結果):
イベントは無事成功し、上映後には観客からも好評を得られました。サークル内でも「次は幹部をやってほしい」と声をかけてもらえるようになりました。
学びと今後:
自分から動くことで、チーム全体の混乱を整理し、目的を達成できることを実感しました。今後はさらに主体性を発揮し、リーダー的な役割にも挑戦していきたいと思っています。
いずれの例も、リーダーでなかったとしても、自発的に考えて行動したことが伝わる構成になっています。面接では、自分にしか語れない具体的なエピソードを、このような形で整理して伝えると、説得力が格段に高まります。
まとめ
「リーダー経験がないから就活は不利かもしれない」——そんな不安を感じている就活生にとって、この記事が少しでも安心材料になれば幸いです。
実際のところ、企業が本当に見ているのは、あなたがどんな役職に就いていたかではなく、どんな行動をし、どんな価値を生み出してきたかという点です。たとえリーダーでなくても、主体的に行動した経験、周囲を支えた経験、粘り強く取り組んだ経験は、すべて立派なアピール材料になります。
そして大切なのは、それらの経験をどう「伝えるか」です。
リーダーではなかったからといって引け目を感じるのではなく、自分のやってきたことに自信を持ちましょう。STAR法を使って整理し、未来にどうつなげたいかまで語れるようになれば、面接官にもあなたの可能性はしっかり伝わります。
企業が求めているのは、「今すでに完璧な人材」ではありません。これから成長し、周囲と協力しながら価値を発揮してくれる人です。
「リーダーではなかったからこそ見えていた景色」や「自分にしかできない立場での貢献」を大切にしながら、自分なりの成果と成長を丁寧に言葉にしていきましょう。それが、あなたらしい強みとなり、面接での確かな武器になります。
