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公務員試験は、高倍率で難関。
公務員試験志望は「公務員1本」に絞る人も多く、落ちてしまったら、当然絶望した気持ちになりますよね。
どこの公務員試験も大体倍率は5〜10倍ほど。かなり狭き門です。
そして複数受験している人もたくさんいるので(その地域の県庁と市役所など)、とても優秀な上澄み以外は苦戦を強いられて当然なのです。優秀な上澄みの人々でもどこかひとつは落ちてしまった…という話も聞くので、本当に大変な試験です。
まずは、試験が終わったみなさんに言わせてください。
お疲れ様でした。
公務員試験頑張ったのに落ちてしまった、これからどうしたらいいのかわからない人へ、またこれを見てる人には通過発表前ソワソワ中の人も多くいると思います。
とってもつらいかもしれません。
でもとにかく動き出さないと将来が関わってきてしまいます。そんな人に向けてこれからどうすべきか一緒に考えたいと思います。
目次
ひとまず休養が大事
1年間勉強してきて、予備校などにも通ってそれでも落ちてしまった人はメンタルボロボロだと思います。とにかく全落ちしたとわかってから、焦らず少し休養をとりましょう。
休養を取らなければ次に完全シフトすることはできません。
今、焦って民間企業に書類を出したとしても、民間企業は民間で公務員とは全く違う対策をしなくてはいけないし、空回りすることが目にみえています。
また、自分ひとりで家に閉じこもっていると、気分がどんどん落ち込むだけです。
まずはメンタルを回復させることを第一に考えましょう。メンタルが回復しないと、次に向けて動き出すこともできませんからね…!!!
メンタル回復法は人それぞれ。
私だったら……
- とにかく寝る
- 美味しいスイーツを食べに出かける
- 飲み明かす
- 旅に出る
こんな感じでしょうか。
あなたに合ったメンタル回復法を考えてゆっくり休んでくださいね。
公務員に全落ちしてしまった次の選択肢
メンタルが少し回復したらいよいよ次に何をすべきか検討しなければなりませんね。
なのでここからは一般的に考えられる3つの選択肢
- 今から民間受験
- 公務員浪人
- 仮面浪人
ついて考えたいと思います。
民間を検討しよう(イチオシ)
公務員試験受験者の人はは、その多くが「公務員1本」に絞っていると思います。
おそらく、民間企業の話をちゃんと聞いたことがない方も多いはず。
全く就活していない人もいるはずなので、思っている以上に自分に合った企業に出会える可能性もあります。
確かに公務員試験には落ちたかもしれません。
でも不合格をきっかけに就活を始めて、自分に合う良い企業に出会えたら、それは結果オーライですよね!!
公務員浪人
公務員への気持ちが強い人ほど、公務員浪人を選びがちだと思います。
しかし、安易に公務員浪人を決めるのは非常にもったいないとても危険です。まずおすすめできません。
公務員浪人をしたからといって、必ずしも公務員になれる保証はありません。筆記試験でいくら良い点数をとっても、面接で評価されなければ合格は難しいことは分かりきっていると思います。
もう一度挑戦すれば大丈夫と、安易に公務員浪人するのは危ない橋を選びすぎです!
また、浪人して落ちてしまった場合そこから民間に切り替えるのはものすごく大変です。
履歴書に「空白期間」が生まれるからです。
大学にも、企業にも属していない期間を(履歴書上の)空白期間と呼びます。
いわゆる既卒就活。既卒就活はとても困難といわれています。特に今の時代、コロナの影響で就活が難しい時期になってきました。
リスクが高すぎるのです。特に今は正社員が厳しいと言われています。そのためできるだけ空白期間をつくらずにいることをおすすめします。
仮面浪人という手もある
第一志望の公務員試験に落ちてしまったら、民間企業で社会経験を積みながら来年の公務員試験を目指す方法もあります。
民間企業に就職して仕事をするうちに「こっちの方が合っている」と感じることもあるかもしれませんし、「やっぱり公務員がいい!」と引き続き公務員を目指す場合にも民間企業への就職、就活の経験が役に立つことがあります。
「民間企業でそのまま働こう」と思えたらそれはそれでいいのですが、「やっぱり公務員しか眼中にない」という人にオススメなのが「仮面浪人」。
つまり、一般企業に勤めながら翌年の再受験に向けて勉強したり、予備校に通うという方法です。
その場合、とにかく定時に帰れて、あまり負担の大きくない仕事を選びたいですよね。
そこでオススメなのが、接客業や事務員、製造業(肉体労働系は疲れちゃって終業後何もできない…というのも有り得るので要注意)です。
とはいえ会社にもよりますので、しっかり事前に調べてからエントリーしましょう。
民間企業への就活は今からでも間に合うの?
間に合います!
ただし民間企業と公務員では対策や探し方が全く違います。民間企業はそれはそれできっちり対策しないと難しいのです。
意外と民間企業の対策にも時間がかかるため、なるべく早めに対策を始めるのが良いと思います。
同時に考えるのは難しいかもしれませんが、民間企業の選考対策は、結果的に公務員面接の練習にもなります。
民間就活っていったい何から始めればいいの?
公務員試験に落ちた方は「就職エージェント」を利用するのがおすすめ。
公務員試験の受験生は、民間企業の就活に関して知識が全くない状態です。
面接で何を問われるのか、どんな流れで選考が進むのか、そもそもどんな企業を受けるべきか。全部分からない状態ではないでしょうか…?
また、普通の就活サイトは求人が載っているだけ。今まで公務員一本だった人にとっては訳がわからないと思います。
ですので、一旦就職エージェントに相談して今後の方針を決めてみるのもアリなんじゃないでしょうか。
また、学校のキャリアセンターで相談をしてみるというのもひとつの方法です。キャリアセンターの職員さんはきっと「公務員に落ちゃった人」を数多く見てきていると思いますので、相談して次どう動けばいいのか決めるのも良いと思います。
まとめ
今は辛い時期かもしれません。いや、辛い時期でしょう。
だからといって、闇雲に民間就活したってあまり意味がありません。
自分がやりたいこと、自分は何に向いているのか、もう一度よく見直してみてください。
まずはそこから少しずつ将来に向かって色々決めていきましょう!