就活の悩み

内定後にやる気が出ない…就活燃え尽き症候群の原因と対策

おすすめの選考対策 ツールランキング

ES自動作成ツール
質問に答えるだけで、誰でも受かるESが作れます!

SPI対策1500問
絶対に対策しておきたいSPIの無料問題集です!

ES自動添削ツール
コピペした文章をAIが添削して、受かる文章に作り直します!

【就活を始めたばかりの人おすすめ!】

AI自己分析ツール
準備不要!たったの3分3ステップで自己分析ができます!

AI適職診断ツール
あなたにピッタリの職業が知れる診断です!

「内定はもらえたけど、なんだかやる気が出ない…」
「喜ぶべきなのに、モヤモヤしてしまう…」

就活がひと段落したはずなのに、達成感よりも虚無感や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

これは、いわゆる「就活燃え尽き症候群」のサインかもしれません。頑張ってきたからこそ、気が抜けてしまうのは自然なことですし、あなただけが感じているわけではありません。

この記事では、内定後にやる気が出なくなる理由や、その背景にある“燃え尽き症候群”の正体、そしてその乗り越え方について、わかりやすく解説していきます。

「せっかく内定をもらったのに、気持ちが前向きになれない…」
そんな悩みを抱えるあなたが、少しでも安心できるようなヒントをお届けします。

目次

内定後にやる気が出ない…就活生に増える「燃え尽き症候群」とは?

内定をもらったのに達成感よりも虚無感がある

就活が終わってひと安心のはずなのに、「あれ?こんな気持ちになるなんて…」と戸惑っている人も多いはずです。特に、内定をゴールにして全力で走り続けていた場合、その瞬間に力が抜け、やる気を失ってしまうことがあります。

これは、まさに「就活燃え尽き症候群」と呼ばれる状態。緊張と努力が続いた反動で、気持ちの張りがなくなり、無気力や不安に襲われてしまうのです。

この状態になると、

・就活のことを考えるだけで気が重い
・内定先のことを調べる気にならない
・卒業までの時間をどう過ごせばいいか分からない

といった気持ちに陥りやすくなります。

なぜ内定後にやる気がなくなるのか?燃え尽き症候群の理由

① 就活に全力投球しすぎて燃え尽きた

就活に真剣に向き合ってきた人ほど、燃え尽き症候群に陥りやすい傾向があります。何社もエントリーし、面接を繰り返し、自己PRや志望動機を練ってきた…そんな日々が終わった瞬間、緊張の糸が切れてしまうのです。

・毎日のように予定を詰め込んでいた
・内定が出るまで何も手を抜かなかった
・他のことはすべて我慢していた

このような状況で就活を終えると、「もう何もしたくない」と感じるのも無理はありません。頑張ったからこその反動なのです。

② 「とりあえず内定」で就活が中途半端に終わった

内定をもらったものの、「本当にここでよかったのか?」というモヤモヤを抱えたまま就活を終えてしまったケースも、やる気が出ない原因になります。

・第一志望ではないけれど、内定が出たから終わりにした
・自分の中で納得がいかない部分が残っている
・周りがどんどん内定を取っていて、焦って決めた

こうした状況だと、就活が“終わった”のではなく、“止まった”だけになり、後から不安や後悔が押し寄せてくることがあります。

③ 本当にこの会社でいいのか?と不安になる

内定をもらったことで、ようやく冷静になって考えられるようになったという人もいます。最中は「受かりたい」と必死だったけれど、いざ決まって落ち着くと、

・会社の雰囲気は自分に合っているのか?
・仕事内容に興味を持ち続けられるのか?
・数年後、自分はどうなっているのか?

というような不安が湧き上がってくるのです。この“内定後の不安”が頭を占めると、次の行動に踏み出しにくくなります。

④ 内定後の過ごし方がわからず気が抜ける

「就活が終わったあとの過ごし方が分からない」という声もよく聞かれます。目標を失ったような感覚になり、何も手につかない日々が続いてしまうこともあります。

・急に暇になり、時間の使い方が分からない
・周囲が就活を続けていて、取り残された気分になる
・目的のない毎日がつらく感じる

このような空白期間に、何をすればいいか分からず、気が抜けたままモチベーションを失うことがあるのです。

⑤ 周りの就活生と比較してモチベーションが下がる

自分は内定を取ったのに、なぜか周りがキラキラして見える…。そんな感情に悩まされることもあります。

・周りが有名企業に決まっていて焦る
・SNSで「内定先最高!」みたいな投稿を見て落ち込む
・まだ就活を頑張っている人を見て、なぜか引け目を感じる

他人と比べることで、「自分は本当に納得できる選択をしたのか?」という疑問が膨らみ、やる気が削がれてしまうのです。

【チェックリストで診断】当てはまるものがある場合は燃え尽き症候群の可能性アリ

就活燃え尽き症候群は、明確に「これが原因」と断定できるものではありませんが、いくつかの共通したサインがあります。以下のチェックリストにいくつ当てはまるか確認してみましょう。

就活のことを考えると気が重くなる

内定は出たものの、「就活」「企業」「入社」などのワードを聞いただけで気分が沈むという状態は、心と身体が疲れている証拠かもしれません。

・企業の話題が面倒に感じる
・内定者向けの案内を見るだけで気が重くなる
・「もうあの面接地獄には戻りたくない」と感じる

このように思ってしまう場合は、一時的にエネルギー切れの状態にある可能性があります。

ほかの企業を受ける気になれない

まだ選考途中の企業があるのに「もうこれ以上頑張れない」と感じたり、興味が湧かなくなってしまったりしていませんか?

・第一志望ではない企業の内定で満足してしまった
・就活の緊張感から逃れたい気持ちが強い
・今から他の会社を受け直す気力が出ない

このように「とりあえず就活を終わらせたい」という気持ちが強くなっている場合は、すでに精神的な疲労が溜まっている状態です。

「この会社で本当にいいのか」とモヤモヤする

内定先に対して漠然とした不安や迷いがある場合、それがやる気の低下につながっていることがあります。

・なんとなく違和感がある
・納得できていないけど、深く考えるのが怖い
・他にもっと自分に合った企業があるのではと考えてしまう

内定をもらった喜びと同時に、“決断してしまったこと”への不安が表れているとも言えます。

内定をもらってから何も手につかない

就活が終わったことで、完全にスイッチが切れてしまい、何もやる気が起きなくなってしまう状態です。

・朝起きるのがつらくなった
・趣味にも関心が持てなくなった
・何をしていても「これでいいのかな」と思ってしまう

生活に影響が出てきている場合は、放置せずに「自分は今どんな状態か?」を客観的に見つめ直す必要があります。

周りの就活生がまだ頑張っているのを見て焦る

すでに内定を持っているのに、なぜか周囲の活動に焦りを感じてしまうのも、燃え尽き症候群の一種です。

・「自分だけ止まってしまった気がする」と感じる
・周囲の内定先がすごく見えて、比べてしまう
・もっといい企業があるかもと、迷い続けている

こうした感情は、情報が溢れる現代ならではの「比較疲れ」が原因になっていることもあります。

1つでも当てはまるものがある場合、少なからず燃え尽き症候群の兆しがあるかもしれません。逆に1つも当てはまらなかった人でも今後の就活の状況次第でどうなるかわかりません。

そこでここからは診断で1つでも当てはまるものがあった人1つも当てはまるものがなかった人のそれぞれに分けてやるべきことを解説します。

【診断で1つも当てはまらなかった人向け】燃え尽き症候群を防ぐ方

燃え尽き症候群は、「就活が終わったあとに気が抜ける」のではなく、「終わる前から準備しておく」ことで予防することも可能です。ここでは、内定前と内定後の2つのタイミングに分けて、できる対策を紹介します。

内定前にできること

まず内定前からできる燃え尽き症候群の予防法を紹介します。

内定後の過ごし方を、あらかじめイメージしておく

就活中から「内定をもらった後、自分は何をしたいか?」を考えておくことで、目標が明確になり、気が抜けづらくなります。

・社会人になる前にやっておきたいことをリストアップ
・入社前に身につけたいスキルや習慣を考えておく
・卒論やゼミなど、大学生活の残り時間の活用方法を整理しておく

あらかじめ「内定がゴールではない」と意識しておくことで、就活後の虚無感を防ぎやすくなります。

内定が出ないことを前提に、他の企業にも目を向けておく

内定が1社出た時点で「これで終わり」と決めてしまうと、モヤモヤが生まれたときに選択肢がなくなってしまいます。

・納得できるまで就活を続ける選択肢を残しておく
・複数の企業の選考を同時に進めておく
・自分が選べる立場をキープしておく意識を持つ

選択肢があることで、「この会社しかない」というプレッシャーから解放され、気持ちに余裕が生まれます。

内定後にできること

次に内定後にできる燃え尽き症候群の予防法を解説します。

内定先の業界・職種について学ぶ(本・ニュース・セミナー活用)

「入社してから覚えればいいや」と思わず、今のうちから業界や職種の知識を深めておくことで、モチベーションを維持しやすくなります。

・業界の動向や課題を知ることで、社会とのつながりが見えてくる
・職種についての理解を深めれば、入社後の不安が減る
・社会人としての視点で情報を読む習慣がつく

ニュース記事やビジネス本、セミナー参加などを活用すると、自然と前向きな気持ちになっていきます。

スキルアップに挑戦する(英語・プログラミング・資格取得)

内定後の時間は、スキルアップに取り組む絶好のチャンスでもあります。

・TOEICやビジネス英語に挑戦する
・プログラミングやデザインなどの実用スキルを学ぶ
・興味のある資格にチャレンジする(簿記、FPなど)

無理に難しいものを選ぶ必要はありません。自分のペースで「学ぶ楽しさ」を感じることができればOKです。

アルバイトやインターンで実務経験を積む

可能であれば、社会に出る前に「働く感覚」を少しでも体験しておくのも有効です。

・オフィス系のアルバイトや長期インターンに参加する
・接客や営業など、ビジネスマナーが身につくバイトを選ぶ
・働くことへの不安やギャップを減らす

社会人になる準備ができているという実感が、自然と自信につながっていきます。

卒業までにやりたいことをリストアップする(旅行・趣味・友人との時間)

最後の学生生活を楽しむことも、心の安定につながる大切なアクションです。

・行きたかった場所に旅行する
・やりたかった趣味に取り組む
・友人と過ごす時間を意識的につくる

心を満たす経験をしておくことで、「就活で頑張った自分へのごほうび」になり、次のステージに向けたエネルギーにもなります。

【診断で1つでも当てはまった人向け】就活燃え尽き症候群を乗り越える方法

就活燃え尽き症候群は、無理に「元気を出そう」とするよりも、まずは自分の気持ちを整理し、少しずつ行動していくことが大切です。ここでは、3つのステップに分けて、やる気を取り戻すための具体的な方法を紹介します。

内定後の目標を明確にする

まずは、「なぜやる気がなくなったのか」を自分自身で整理してみましょう。紙に書き出すのも効果的です。

・就活のゴールが「内定」になっていた
・モヤモヤの正体が分からないまま、なんとなく過ごしている
・「これから何をしたらいいか」が見えていない

原因を見つけたら、次は「内定後にやるべきこと」「やってみたいこと」を具体的にリストアップしてみましょう。

・社会人になる前に身につけておきたいこと
・入社後にスムーズに働くために準備できること
・自分が興味を持っている分野の勉強や体験

目標が定まることで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻すきっかけになります。

内定先への不安を解消する

「なんとなく不安」がある場合は、まずその不安の正体を言語化してみましょう。
特に「とりあえず内定」の人や、選考中は冷静に判断できなかった人は、改めて企業研究をやり直してみるのもおすすめです。

・企業のHPや採用ページを読み返す
・SNSや口コミサイトで社員の声を調べる
・気になる点を箇条書きにして整理する

また、内定者懇親会や面談があれば、積極的に参加して社員と直接話してみましょう。

・どんな人が働いているのか
・働き方や評価制度、入社後の研修内容
・実際に活躍している先輩の話を聞く

リアルな情報に触れることで、不安が「納得」に変わることもあります。それでもモヤモヤが続く場合は、視野を広げて他の企業を検討するという選択肢も視野に入れて構いません。

気持ちを切り替えて新たな挑戦をする

ずっと就活に集中していた人にとっては、今が「何かを始める」タイミングでもあります。
無理に就活モードを続ける必要はありません。今だからできることに目を向けて、次のステップに備えてみましょう。

・「内定後にやるべきことリスト」を作る
・英語、プログラミング、資格取得などのスキルアップに挑戦する
・将来のための読書や情報収集を始める
・旅行や趣味に時間を使ってリフレッシュする

「頑張るべき時」と「気を抜いて良い時」のメリハリをつけることで、気持ちが自然と整っていきます。

まとめ

就活は、単なる「内定を取るための活動」ではなく、自分の将来や生き方を考える大切なプロセスです。だからこそ、全力で頑張ってきた人ほど、内定後に「燃え尽きた」と感じるのは自然なことです。

燃え尽き症候群に陥る原因はさまざまですが、共通して言えるのは、

・目標が一時的に失われた
・不安や違和感を整理できていない
・頑張った反動で心が休息を求めている

ということです。

やる気が出ないときは、無理に自分を責めず、まずは立ち止まって「今の自分がどうしたいのか?」をゆっくり見つめ直すことが大切です。

そして何より、就活は社会人になる過程であって、ゴールではありません。
内定はスタート地点に過ぎず、これから社会に出て、いろいろな経験を積みながら成長していくチャンスです。

「やる気が出ない」と感じたら、それは自分を見つめ直すタイミングかもしれません。焦らず、自分のペースで、次の一歩を踏み出していきましょう。あなたの未来は、まだまだこれからです。

ABOUT ME
らくらく就活編集長 TOKU
学生時代にWebマーケティング会社で、ライティングとディレクション業務を経験。 その後個人事業主として他社メディアを複数運営。 大学卒業後、オーダーワークスにジョインし「らくらく就活」の編集長をしております。