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就活での「性格検査」はどのくらい重要なのか元人事に聞いてみた!

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適性検査やWebテストの対策であとまわしにしがちな性格検査。
しかし選考ではとても大事な部分なんです。知ってましたか?

まだ選考に進んでいない人でも、自己分析のツールとして性格検査を使ったことがある人も多いはず。

例えばエニグラムやMBTIなどかなり種類がありますし、マイナビやリクナビが提供している「自己分析ツール」としての性格検査もあります。

私ももともと心理テスト大好きで、自己分析の時に受けすぎてよくわからなくなった記憶があります……(苦笑)

ただ、これがWebテストや採用と密接に関わってるとはなかなか思いませんよね。

実は適性検査で行われる性格検査には、合否に関わることもあるそうなんです!!

今回は元人事の方に、どんな視点で性格検査を見ていたのかを聞きつつ、性格検査に「攻略法」があるのかどうかを探ってみたいと思います!

性格検査は適性検査の一種

性格検査は適性検査の一種です。

適性検査は大きく分けて3つの検査項目があります。

・性格検査

・能力検査

・その職種への適性をはかる検査

1つ目と2つ目はどの適性検査の種類でも大体同じ構造になっています。(テストセンター含む)

この記事では3つの中でも性格適性検査(つまり性格検査)に注目しますが、少しだけ能力検査にも触れておきたいと思います。

能力検査って?

適性検査における能力検査とは、個人の知的能力、一般常識や論理的思考力を問うための検査を指します。働く現場で必要となる基礎的能力をこの能力試験で測ってやろうということなんです。

つまりこれは対策がものすごく大事。大体の就活生がイメージする適性検査もこちらでしょう。

テストの種類もいろいろありますが、問題集や模擬試験を通してテストの傾向を把握しておくことが結局1番大切です。

基本的に能力検査の教養試験では、一般常識や中学修了程度の国語・数学・社会・理科がよく出題されるので、大学生の皆さんならできないわけないはずです。

しかし時は残酷であり、かなり忘れていることも多いので、しっかりテキスト等をこなしつつ基礎学力を固めておきましょう。

また一般常識では時事問題も頻繁に取り上げられます。日ごろからニュースや新聞記事に目を通して教養を深めておくことがとても大切です。

性格検査とは何か

性格検査(=personality test)とは、パーソナリティを把握するための心理検査のことです。

性格検査は多くの企業が新卒採用に用いており、候補者は自社の仕事に向いているか、パーソナリティの部分はどうかを把握するために実施しています。

しかしながら「性格検査に良し悪しや正解なんてない」「能力検査とは違って性格検査は重要じゃないから対策しなくて良い」とか思ってほぼ対策ナシで挑んでいる人も多いのではないでしょうか?

しかし、特に日系企業では性格検査もしっかり見られます! 日系企業では協調性や人当たりの良さが重視されるからです。

チームでコミュニケーションを取りながら協力して成果を出していくことに重きを置いています。もはや文化です。

一方で、外資系企業は成果主義と個人主義の傾向が強いため、性格検査はそこまで重視されていない説もあります。

実力に見合った評価がされる環境が用意されているので、個人の能力に自信を持ち、今後も圧倒的な実績を残していこうとする人が多いとされています。

つまり、少々コミュニケーション能力に問題があったり、陰キャでも大丈夫ってこと……?(多分そうじゃない)

性格検査は合否に関わるの?

企業の特色や社風によって求められる人物像が異なるため、「A社は合格だったけど、同業界のB社は不合格だった」ということが起こり得ます。

ただ、企業によって採用に至るための配点バランスが変わるのって当たり前ですよね。

これを言ったら終わりかもしれませんが……

「結局、会社による」

ということです。

会社によってその比重は変わるけど、どこの会社も実施しているということは性格検査はやっぱり合否に関わっているんですよね。

では性格検査をどこまで重視するかは会社によるが、合否に関わってそうと分かったら次は、「対策」について知りたいですよね!

性格検査の対策を考えよう

ここからは性格検査の対策を考えていきます。対策をするには「企業の腹のうち」を知らなければなりません。

そこで今回は、実際に性格検査を実施して採用活動を行なっており、現在は「らくらく就活」でキャリアアドバイザーをやっている、元人事のMさんに聞いてみました!!

元人事に性格検査で見られているポイントを聞いてみた

私:そもそもMさんの元いた会社では性格検査を重視する風潮、ありましたか?

Mさん:ありましたよ〜!重視とまではいいませんが、面接前に必ず目を通していました。

人事が性格検査で見ているポイント

私:具体的にどういうポイントを見てるいるのでしょうか?

Mさん:会社によってみてるポイントは違います。僕が見ていたのはストレス耐性です。ストレス耐性を見てない企業はないと思います!

私:ということは、ストレス耐性に関する質問は、高めに答えたらいいんですか?

Mさん:いや〜、嘘は基本的にバレます! 虚偽についてのスコアもあるからです。

私:つまり、嘘ついたらばれるということですか?

Mさん:うーん。取り繕おうとするとバレるって感じですね。回答の正当性が測られてるので……

私:実際に性格検査で合否に影響が出ることはあるのでしょうか?

Mさん:検査はやってるけど見てないって企業もあれば、スコアをしっかり信用して自社との適性があるか測っている企業もあると思います。

性格検査対策について

私:性格検査はどのように対策すればよいのでしょうか?

Mさん:嘘ついてまでスコアを上げるのはよくないと思います。

ここで落とされたら社風が合っていないのだから、入社してからがかなりしんどいかもしれないなとは思います。

なので無理に対策せずに、正直に回答していただきたいのが人事の本音です。

企業の社風や特色にマッチしているかどうかは性格検査の結果で判断される場合が多くあります。

万が一“この企業に入りたいがために回答を誤魔化す”といったことを行うと、入社後のミスマッチに繋がってしまう恐れがあります。

性格検査でついた嘘はバレる!正直に回答することが大切!

就活においてミスマッチを起こさないためにも、性格検査は誤魔化さず正直に回答することが大切です。

性格検査を含む適性検査(Webテスト)の選考を通過すると、次は面接が始まります。

適性検査の結果を確認しながら、面接は進められることが多いです。面接では、ESと併せてその人の性格に一貫性があるか見られます。

矛盾点があると嘘をついている可能性があるとして、印象が悪くなってしまいます。

自己分析を通じて自分の人間性を理解した上で、それぞれが矛盾しないように答えることが大切です。

これだけは気をつけて!性格検査の注意点2つ

先述した通り、性格検査はミスマッチを防ぐ目的としても実施されています。「〇〇業界に魅力を感じていたけれど、自分の性格的には別の業界の方が活躍できるのではないだろうか」というように、自己分析をしっかりと行ったうえで検査を受けましょう。

そのために、事前に問題に対して答えを想定しておくことが大切です。

ここでは性格検査を受けるうえで絶対に気をつけてほしい、2つの注意点を解説します。

嘘はバレるのでつかない

性格検査の回答に矛盾があると「虚偽性」が高くなります。

性格検査は一回のテストで似た質問が複数出てくることも珍しくありません。

似たような質問に対して一貫性のない回答をしてしまうと「意思が弱い」「信頼できない」といった評価をつけられる恐れがあるため注意しましょう。

例えば「諦めが悪いほうだ」という質問に対して「はい」と答えたのにも関わらず、「何事にも粘り強く取り組む」という質問で「いいえ」と答えると回答に矛盾が生じていることになります。

自分に正直に、嘘をつかないようにしましょう。

時間内に全問回答する

また時間内に最後まで回答できない学生もいるようです。

1問1問考えてしまう気持ちはありますが、最後まで回答しきるのが大切です。

もちろん回答の内容・質も重要となりますが、全問に対して答える力、すなわち「問題を進める中でのスピード感と決断力」も選考判断の一つとして考えている企業もあります。

まとめ

性格検査では、対策を探すというより、正直に嘘偽りなく回答することが重要です。

そして企業が見ているポイントが

  • ストレス耐性
  • 虚偽性
  • 一貫性
  • であることがわかりました。

    とにかく「一貫して気を強く持って挑む」メンタルを作っていくことが最も有効な対策のようですね。

    見てる企業も見ていない企業もあるようなので、そんなに重く捉えずとも良さそうです。しかし何事も事前に挑戦しておくことは大切なので、本番前にエニグラム等を利用して自分の傾向をチェックしておくと良いでしょう。

    ABOUT ME
    らくらく就活編集長 TOKU
    学生時代にWebマーケティング会社で、ライティングとディレクション業務を経験。 その後個人事業主として他社メディアを複数運営。 大学卒業後、オーダーワークスにジョインし「らくらく就活」の編集長をしております。
     
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