就活の悩み

新卒の企業選び、「お金」か「やりがい」か?後悔しない選び方を徹底解説

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「お金のために働くべき?それとも、やりがいを優先したい?」
新卒で企業を選ぶとき、多くの就活生がぶつかるのがこの究極の2択です。

給与が高い企業に入れば、生活は安定するし、将来のライフプランも描きやすくなる。一方で、「この仕事が好き」「やりがいがある」と思える仕事に出会えれば、充実した毎日が過ごせるかもしれない。

どちらも大事にしたいけれど、全てが完璧な企業は少なく、どこかで優先順位を決める必要があります。

この記事では、「お金」と「やりがい」、どちらを選ぶべきか悩む就活生に向けて、それぞれのメリット・デメリットや、自分に合った選び方の考え方を解説します。

就活のゴールは「誰かの正解」に合わせることではなく、「自分が納得できる選択をすること」。
迷いながらでも、自分に合った道を一歩ずつ見つけていきましょう。

目次

「お金」か「やりがい」か、新卒の悩みに多い2択

新卒の企業選びでよく挙がるテーマが、「給与(お金)」と「やりがい」のどちらを優先すべきかという問題です。

就活生が迷う理由とは?

この2つの価値観は、どちらも非常に重要です。

・「実家を出て生活するから、安定収入がほしい」
・「せっかく働くなら、自分が熱中できることをしたい」
・「周りからの目や、親の期待も気になる」
・「でも、やりがいだけで生活していけるのか不安」

このように、現実的な面と理想のはざまで揺れるのは当然です。

実際にどちらを重視している人が多い?

株式会社リクルートが実施した調査(就職白書など)によると、「給与・福利厚生を重視する」と答えた学生はおよそ70〜80%、一方で「仕事内容の魅力(やりがい)を重視する」と答えた学生も60〜70%近くにのぼります。

つまり、どちらも重視している人が多いのが実情です。

お金もやりがいも大切にしたいけど、どちらかを選ばなきゃいけないの?

すべてを兼ね備えた理想の企業に出会えれば理想ですが、現実には「給与は高いけど業務が単調」「やりがいはあるけど年収が低い」といったケースもあります。

だからこそ、自分の価値観やライフプランをもとに、どちらをより優先するかを決めることが、後悔しない企業選びの第一歩になります。

「お金」を優先して企業を選ぶメリット・デメリット

「生活を安定させたい」「貯金や将来の資産形成が気になる」など、現実的な理由からお金(給与)を優先して企業を選ぶ就活生も少なくありません。ここでは、給与を重視して就職先を決めた場合のメリットとデメリットを整理してみましょう。

【メリット】生活の安定・将来の資金計画が立てやすい

給与が高いということは、毎月の生活費や家賃、将来の貯金にゆとりができるということ。奨学金の返済や、一人暮らし、趣味や自己投資にもお金をかけられるのは大きな魅力です。

・社会人生活のスタートから経済的に余裕ができる
・将来のライフプラン(結婚・住宅購入など)を描きやすい
・急な出費にも対応できる安心感がある

「まずは土台を安定させたい」と考える人にとっては、非常に納得感のある選択です。

【メリット】親や周囲を安心させやすい

高収入の企業に入社すると、「安定しているね」「堅実だね」と親や周囲からもポジティブに受け取られることが多くなります。

・家族が安心して応援してくれる
・友人や知人との比較で劣等感を感じにくい
・社会的な評価が高い企業に所属できる

特に実家を出て一人暮らしを始める人や、奨学金を自力で返済する予定の人にとっては、大きな後押しになるでしょう。

【デメリット】仕事へのモチベーションが続かないことも

一方で、仕事内容に興味が持てない場合、「お金のためだけに働いている」という気持ちになり、やりがいを感じにくくなることがあります。

・仕事が単調でつまらないと感じやすい
・働く意味が見えず、疲労やストレスが溜まりやすい
・「本当にこれでいいのかな?」という迷いが出やすい

お金があっても心が満たされなければ、働くモチベーションは維持しづらくなるという点は忘れてはいけません。

【デメリット】お金だけで選ぶとミスマッチになりやすい

「年収が高い」という一点だけで企業を選ぶと、仕事内容や社風、働き方が合わず、入社後に後悔するケースもあります。

・労働時間が長く、プライベートが犠牲になることも
・競争が激しく、常にプレッシャーを感じる職場環境かもしれない
・「高収入=幸せ」とは限らないと気づいてしまうことも

給与が高い企業は、それに見合ったパフォーマンスや働き方を求められることも多いため、覚悟を持って選ぶ必要があります。

「やりがい」を優先して企業を選ぶメリット・デメリット

「やりがいを感じながら働きたい」「好きなことを仕事にしたい」
こうした思いから、給与よりもやりがいを優先して企業を選ぶ就活生も増えています。特に、自分の成長や社会への貢献を重視する人には重要な視点です。ここでは、やりがいを重視した場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。

【メリット】充実感を得やすく、前向きに働ける

「この仕事、面白い!」「もっと頑張ってみたい」と思える仕事に出会えると、毎日の業務に自然と前向きに取り組めるようになります。

・モチベーションを高く保ちやすい
・自分の仕事が社会や人の役に立っていると感じられる
・自発的に学び、挑戦できる環境になりやすい

やりがいは、単に仕事の内容に限らず、「人から感謝される」「自分の強みが活かせる」など、さまざまな形で感じられるものです。

【メリット】自己成長を実感しやすい

やりがいを感じながら働くと、「もっとできるようになりたい」「この分野でプロになりたい」と思えるようになります。

・スキルアップの意欲が湧きやすい
・失敗や困難も乗り越える力になりやすい
・将来的に自信を持って働ける土台が作れる

自分で目標を持ち、自律的に動けるようになるのは、長いキャリアを築くうえで大きな武器になります。

【デメリット】収入が不安定になるリスクも

やりがいを重視すると、スタートの年収が低かったり、給与が伸びにくい業界を選ぶことになる場合もあります。

・生活費や貯金に余裕がないと感じやすい
・収入と仕事量のバランスに不満を感じることもある
・将来的なライフプランが描きにくくなる可能性も

特に独立志向が強い職種や、成果主義の強い業界では収入が安定せず、精神的に不安になることもあります。

【デメリット】やりがいを感じられなくなったときに辛くなる

「やりがいがあるから」と選んだ企業でも、実際に働いてみたら思っていたのと違った…ということもあります。

・仕事内容が想像と違ってギャップを感じる
・人間関係や職場環境に馴染めず、やりがいを見失う
・やりがい搾取のように、過重労働が正当化される場合もある

「やりがいがあるはずだったのに…」という失望感は、思った以上に精神的ダメージが大きくなることも。事前の情報収集や自己理解が非常に大切です。

どっちを選ぶべき?タイプ別診断

「お金」と「やりがい」、どちらを優先すべきかは、最終的には自分の性格や価値観によって異なります。ここでは、タイプ別にどちらを選ぶのが向いているかを整理してみましょう。加えて、どちらも譲れない人のためのバランス型の探し方も紹介します。

【お金重視タイプ】安定志向・ライフプラン重視の人におすすめ

以下に当てはまる人は、「お金」を重視した企業選びが向いています。

・経済的に安定した生活を優先したい
・奨学金の返済や家計の支援が必要
・将来的に結婚・出産・マイホームなどの計画がある
・やりがいは副業や趣味で満たしたいと考えている
・数字で物事を判断するタイプ

こうした人は、収入が安定している会社福利厚生が整っている企業を選ぶことで、精神的な安心感を得られやすくなります。

【やりがい重視タイプ】挑戦したい・社会貢献性を感じたい人におすすめ

一方で、以下のような価値観を持っている人は、「やりがい」を重視した選択が向いています。

・毎日楽しく働けることを大事にしたい
・自分の強みや得意を活かせる仕事がしたい
・社会や人の役に立つ実感を得たい
・収入よりも成長実感を優先したい
・多少ハードでも「納得感」がある仕事を選びたい

このような人は、ミッションが明確な企業若手でも裁量がある環境を選ぶと、モチベーションを維持しやすい傾向にあります。

「どちらも譲れない」人のためのバランス型企業の探し方

「正直どっちも大事…」「片方だけで決めたくない」という人も多いと思います。そんな場合は、バランス型の企業を探すという考え方もアリです。

・「平均年収」と「仕事の内容」に納得できるか
・「成長できる環境」と「福利厚生の充実」が両立しているか
・「やりがい」につながる制度(表彰、自己成長支援など)があるか
・若手のうちから実力を発揮しやすい制度設計になっているか

たとえば、IT系の中堅企業総合職採用の中小企業には、収入とやりがいのバランスがとれた会社が多い傾向があります。就活サイトだけでなく、口コミや社員インタビューなども活用して探してみましょう。

お金かやりがいか迷ったときの優先順位のつけ方

「お金も大事」「やりがいも捨てがたい」——そう感じて迷うのは、とても自然なことです。どちらかを完全に切り捨てる必要はありませんが、自分の中で優先順位をつけていくことで、選択の軸が明確になります。ここでは、優先順位のつけ方のヒントを紹介します。

まずは「3年後の自分」をイメージしてみよう

企業選びに迷ったときは、今ではなく3年後の自分を想像してみるのがおすすめです。

・どんな生活をしていたいか(実家?一人暮らし?)
・どんな働き方をしていたいか(バリバリ働く?安定志向?)
・どんな気持ちで仕事をしていたいか(やりがい?安定?自由?)

「そのとき自分が満足している状態はどんな姿か?」を考えることで、選ぶべき方向性が見えてくることがあります。

仕事以外で大切にしたいことから逆算する

仕事だけでなく、「自分の人生にとって大切なこと」は人それぞれ違います。

・趣味や家庭との時間を大切にしたい→ワークライフバランス重視
・若いうちにたくさん稼いでおきたい→高収入企業を選ぶ
・人と深く関わる仕事がしたい→社会貢献性のある職種を探す

仕事以外の人生の軸を明確にすることで、何を優先すべきかの答えが見えてくることも多いです。

最終的に「後悔しない選択」をするための判断軸

最後に確認しておきたいのは、「どちらの選択なら後悔しないか?」という視点です。

・たとえ給与が低くても、「やりたかった仕事に挑戦できた」と思えるか
・たとえ業務にやりがいが少なくても、「将来の安定につながる」と思えるか
・周囲の評価ではなく、自分が納得できる選択になっているか

誰かの基準ではなく、「自分が後悔しないかどうか」で選ぶことが、納得のいくキャリア選びにつながります。

新卒で後悔しない企業選びのコツ

企業選びで後悔しないためには、「なんとなく」で決めないことが何より大切です。ここでは、給与だけ・やりがいだけに偏らず、総合的に企業を見極めるためのコツを紹介します。就活終盤で迷っている人や、複数の内定で悩んでいる人にも役立つ視点です。

企業研究で見るべき「給与以外の数字」

給与の金額に目がいきがちですが、それだけでは企業の全体像はつかめません。以下のような見落とされがちな数字にも注目してみましょう。

平均勤続年数:短すぎると離職率が高い可能性あり
残業時間の平均:月20時間以下なら比較的ホワイト傾向
有給休暇の取得率:取得率が高い=働きやすさの指標
育成制度や研修の実績:新卒のサポート体制があるかどうか

こうした数字は、企業の採用ページや就活情報サイト、口コミサイトなどで確認できます。

社員インタビューや口コミから「やりがい」の実態を探る方法

やりがいは、求人情報だけではなかなか見えません。だからこそ、社員のリアルな声に目を向けることが大切です。

・企業HPの社員インタビュー(ポジティブな内容に偏りがちなので注意)
・就活口コミサイト(OpenWork、就活会議など)
・SNSやYouTubeでの社員の発信(裏話が聞けることも)
・OB訪問で直接聞いてみる(先輩の本音に触れられる)

「やりがいがある」と感じるポイントは人によって異なります。実際に働いている人の価値観を知ることで、自分との相性をイメージしやすくなります。

内定先で迷ったときの決断ポイント

複数の内定をもらったときや、納得しきれない内定先しかないときは、次のような観点から絞り込んでみましょう。

・将来の選択肢が広がるかどうか(転職や独立も視野に)
・働く人や職場の雰囲気に安心感があるか
・「この会社で頑張っている自分」を想像できるか
・3年後、5年後も「ここを選んでよかった」と思えそうか

「迷ったけど、あのとき自分で考えて決めた」と思える選択は、たとえ結果が想定と違っても後悔しにくくなります。

「お金」か「やりがい」か、自分らしい選択をしよう

「お金か、やりがいか」これは就活生にとって永遠のテーマかもしれません。
しかし、大切なのはどちらを選ぶかではなく、「自分が納得できるかどうか」です。

今の選択が、未来をすべて決めるわけではありません。
たとえ選んだ企業が期待通りでなかったとしても、そこから学べることもあるし、やり直すこともできます。

だからこそ、「この選択に自分の意思があるか?」を大切にしてください。

お金を優先するのも、やりがいを優先するのも、どちらも間違いではありません。
自分がどちらをより大事にしたいのか、丁寧に向き合ったうえで選んだ道なら、それがあなたにとっての正解になります。

就活という大きな決断の中で、自分らしい選択ができることを心から願っています。

ABOUT ME
らくらく就活編集長 TOKU
学生時代にWebマーケティング会社で、ライティングとディレクション業務を経験。 その後個人事業主として他社メディアを複数運営。 大学卒業後、オーダーワークスにジョインし「らくらく就活」の編集長をしております。