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自己PRで「ボランティアのゴミ拾い」を効果的に伝える方法|地味でも評価される書き方・例文・注意点

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就活の自己PRで、「ボランティアのゴミ拾い」を題材にしても大丈夫なのか――。
多くの学生がこの疑問を抱えています。華やかな成果やリーダー経験と比べると、「地味」「特別な実績がない」と感じてしまうかもしれません。

しかし、採用担当者が自己PRで見ているのは、活動の“派手さ”ではなく、その中で何を考え、どう行動したかというプロセスです。ゴミ拾いというシンプルな活動の中にも、「行動力」「継続力」「責任感」「協調性」など、社会人として大切な素養を伝えるヒントが多く隠れています。

実際に、ボランティアのゴミ拾いを通して地域の人と関わり、習慣化して継続したり、活動の改善を自ら提案したりした学生は、採用の現場でも高く評価されています。つまり、“地味だからこそ本質が見える”のです。

この記事では、「ゴミ拾いのボランティア経験」を自己PRとして効果的に伝えるためのポイントを徹底解説します。評価される書き方のコツから、具体的な例文、面接での伝え方、NG表現まで、すべてのステップをカバーします。

「本当にアピールになるのかな?」と感じている人ほど、最後まで読めば、自分の経験を自信に変えるヒントが見つかるはずです。

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目次

「ボランティアのゴミ拾い」は自己PRに使える?

就活で自己PRを書くとき、「ボランティアのゴミ拾い」を題材にしても評価されるのか疑問に思う人は少なくありません。確かに、リーダー経験や成果が見えやすい活動と比べると、ゴミ拾いは派手さに欠ける印象があるでしょう。

しかし、採用担当者の多くは「どんな活動か」よりも「どんな姿勢で取り組んだか」「そこから何を得たか」を重視しています。つまり、ゴミ拾いのボランティアでも、伝え方次第で十分に強力なアピール材料になります。

ここでは、どのような視点で評価されるのか、そしてどんな方向性でPRを組み立てるべきかを見ていきましょう。

結論:社会貢献よりも行動力と継続力のPRになる

「地域のために何かしたい」「自分にできることをやってみよう」――そんな思いから始めたゴミ拾いは、確かに社会貢献的な要素を含みます。しかし、就活の自己PRで重要なのは“社会貢献をした”という事実ではなく、“自分がどう動いたか”“どう考えたか”という行動とプロセスの部分です。

たとえば次のようなポイントに焦点を当てると、採用担当者に響くPRになります。

  • 誰に頼まれたわけでもなく、自分の意思で行動した
  • 面倒な日でも続けたことで、責任感や継続力を示せた
  • 他の参加者と協力しながら進めたことで、協調性を発揮できた

このように、「社会貢献」ではなく「行動・継続・協働」という軸で語ることで、ビジネスに直結する力として伝わります。
採用担当者は「環境が整っていなくても動ける人」「コツコツ努力できる人」に魅力を感じるため、ゴミ拾いのボランティアはまさにそれを象徴する題材です。

採用担当者が注目する3つの視点

採用担当者が「この学生のボランティア経験は良いな」と感じるのは、以下の3つの要素が見えるときです。

① 主体性
誰かに言われたからではなく、「自分からやろうと思った」きっかけを語れるかが重要です。自主的な行動は、社会に出てからの「課題発見・行動」の力に直結します。

② 責任感
継続的な活動や、ゴミの分別・安全への配慮など、細かな点にまで責任を持って取り組んだ姿勢は、業務遂行力の高さを示します。小さなことでも「任されたことを最後までやり遂げる力」は、どんな仕事でも必要です。

③ 協調性
地域の人や他のボランティアメンバーと協力する中での気配りや連携の仕方は、チームワークの実践例になります。社会人としての“報連相”の基本を自然に身につけている点が評価されます。

この3点のうち、自分がどの要素を最も発揮したかを明確にすると、自己PRがぐっと具体的で説得力のあるものになります。

ゴミ拾い経験でアピールできる強みとその根拠

「ゴミ拾いのボランティア」は、一見すると単純な活動に見えますが、採用担当者の目線で見れば、社会人として必要な基礎力が自然と表れている題材です。
ここでは、ゴミ拾い経験を通じてアピールできる代表的な“5つの強み”と、それぞれがなぜ評価されるのかを整理していきます。

主な強み5選

ゴミ拾いボランティアからアピールできる主な強みは以下の5つです。

  1. 責任感
  2. 行動力
  3. 協調性
  4. 継続力
  5. 課題解決力

それぞれの意味を簡単に整理しておきましょう。

責任感は、「一度決めたことをやり遂げる力」です。朝早く起きて集合したり、天気に関係なく活動したりする中で、責任を持って行動した姿勢が伝わります。

行動力は、「思い立ったら行動に移せる積極性」。多くの人が「やってみたい」と思っても、実際に行動する人は限られます。ゴミ拾いのように誰も見ていなくても動ける行動力は、企業が最も評価する資質のひとつです。

協調性は、「人と連携して成果を出す力」。ゴミの収集活動では地域の人や仲間との連携が欠かせません。協力の中で得た学びを言語化できると、チームワークを重視する企業で好印象を与えます。

継続力は、「短期的ではなく、習慣的に努力を続ける力」。忙しい時期でも活動を続けられたエピソードは、安定した努力家として信頼されやすいポイントです。

課題解決力は、「現状をより良くするために考え、行動した力」。たとえば「ゴミ袋の補充が足りない」「地域の参加者が減っている」などの課題に気づき、改善策を考えた経験があるなら、それは非常に高い評価につながります。

それぞれが評価される理由

企業がこの5つの力を評価する理由は、いずれも“社会人基礎力”と直結しているからです。
経済産業省が定義する社会人基礎力(「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」)の観点から見ても、ゴミ拾い活動はそれらをバランスよく育む実践の場となります。

たとえば、行動力は「前に踏み出す力」、課題解決力は「考え抜く力」、協調性・責任感は「チームで働く力」に対応しています。
つまり、単なるボランティア体験ではなく、実社会で成果を出す力を示す“行動の証拠”として使えるのです。

また、ゴミ拾いのような地味な活動は「自分のためではなく、誰かや社会のために動ける人」という印象を与えます。採用担当者にとって、そうした“誠実な姿勢”は非常に信頼感を生む要素です。派手さよりも、地道な行動を続けられる人こそ、組織の中で長く成果を出すと評価されます。

強み変換マッピング表:「行動→スキル→ビジネス活用例」

自分の経験を「ただの体験」で終わらせず、ビジネスの場にどうつながるかを意識して整理してみましょう。以下のマッピング表を参考にしてみてください。

ゴミ拾いでの行動例得られたスキル・強み社会人としての活用例
誰に言われずに毎週参加した行動力・継続力指示を待たずに行動できる、業務を安定して遂行できる
チームで分担を提案した協調性・リーダーシップメンバーの意見をまとめ、効率的に成果を出す
ゴミ袋の数が足りないと気づき補充体制を改善課題解決力・改善意識問題発見から提案・改善まで主体的に動ける
雨の日でも参加し続けた責任感・粘り強さ困難な状況でも諦めずにタスクをやり遂げる
SNSで活動を発信し参加者を増やした発信力・影響力社内報やプロジェクト広報など、情報発信に活かせる

このように、「何をしたか」だけでなく「そこから何ができるようになったか」を言語化することが、自己PRの質を大きく高めます。
採用担当者は、“体験”よりも“学びの転換力”を重視しているからです。

ボランティア経験を自己PRに活かす3つのコツ

ゴミ拾いのボランティア経験を自己PRに使うときに大切なのは、「どんな行動をしたか」だけではなく、「どんな考え方で取り組み、どんな成長につながったか」を丁寧に言語化することです。
同じゴミ拾いの体験でも、伝え方ひとつで印象は大きく変わります。ここでは、採用担当者に響くPRにするための3つのコツを紹介します。

「何をしたか」より「どう考えたか」を重視する

就活の自己PRでは、「活動内容の説明」に偏ってしまう学生が非常に多く見られます。たとえば「地域の清掃活動に参加しました」「○ヶ月続けました」といった事実を並べるだけでは、単なる報告にとどまってしまいます。

採用担当者が知りたいのは、「その経験の中で、あなたがどんな意識で動いたか」「どんな課題を見つけ、どう考えたか」です。
たとえば次のような伝え方をしてみましょう。

「活動を続ける中で、参加者が減っていることに気づきました。原因を考え、SNSでの発信を始めることで新たな参加者を募りました。」

このように、“行動の背景”と“考えたプロセス”を加えることで、主体性や問題意識の高さが伝わります。行動そのものよりも、「考えて動いた」点を強調することが、地味な経験を光らせるポイントです。

行動・学び・成長の流れを意識する

自己PRの構成を考えるうえで意識すべきは、「行動→学び→成長」の流れです。
どんなに小さな活動でも、成長につながるストーリーを描ければ、採用担当者の印象に残ります。

たとえば、以下のように整理してみましょう。

  1. 行動:「自分から地域清掃に参加し始めた」
  2. 学び:「続ける中で、周囲との協力の大切さを実感した」
  3. 成長:「自分の行動が地域や人に影響を与える喜びを感じ、主体的に動けるようになった」

このように、行動だけで終わらせず、そこから学びと変化を語ることで「成長できる人」という印象を与えます。
採用担当者は、“経験を通じて学びを得る姿勢”に成長性を感じるため、この構成を意識するだけでPRの完成度が格段に上がります。

良いことをしたで終わらせない

ボランティアは「人のために動いた」という点で好印象を持たれやすいものですが、それだけを強調すると「いい人」で終わってしまう危険があります。

たとえば、「地域のために貢献しました」「人の役に立てて嬉しかったです」といった表現は、道徳的には素晴らしくても、採用担当者にとっては評価の判断材料になりにくいです。
重要なのは、“その経験があなたの価値観や行動にどんな影響を与えたか”を語ること。

「活動を通じて、どんな困難を乗り越えたのか」
「それによって、次にどんな行動を取れるようになったのか」

といった“次につながる成長”を示すと、ビジネスパーソンとしての発展性を感じさせます。
「良いことをした」ではなく、「良いことを通して自分がどう変わったか」を語ることが、就活のPRでは何より重要です。

差別化チェックリスト:「いい人で終わっていないか?」

以下のチェックリストで、自分のPRが“いい人止まり”になっていないかを確認してみましょう。
YESが多ければ、あなたのPRはすでに行動・成長ベースで語れている証拠です。

チェック項目YES / NO
「なぜこの活動を始めたのか」が説明できる
自分なりの課題や目標を立てて取り組んだ
活動を通じて自分が成長した点を具体的に語れる
他者や地域にどんな影響を与えたかを話せる
次の行動(今後の目標)につながる話ができる

この5項目のうち3つ以上がYESなら、すでに“考え・成長・影響”の流れがしっかり組み立てられています。もしNOが多い場合は、「なぜその行動を取ったのか」「その経験で何を学んだのか」を掘り下げてみましょう。

ボランティア経験は“いい人”の証ではなく、“考えて動ける人”の証に変えられます。
その変換力こそ、地味な経験を価値あるPRに変える最も大きな鍵です。

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自己PR構成テンプレートと作成ステップ

ここまでの内容で、「ゴミ拾いのボランティア経験をどんな方向でPRにすればよいか」の軸が見えてきたと思います。
次のステップは、それを文章としてわかりやすく構成することです。どんなに良い経験でも、伝え方が整理されていなければ採用担当者の印象には残りません。

この章では、誰でも使える自己PRの構成テンプレートと、実際に書く際のステップを紹介します。構成を型に当てはめて整理することで、自然と“伝わるPR”が完成します。

PREP+STAR法で作る基本構成

自己PRをわかりやすくするための代表的な型が、「PREP法」と「STAR法」です。これらを組み合わせることで、論理的かつストーリー性のある自己PRが書けます。

PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)

  1. Point(結論):あなたの強みは何か
  2. Reason(理由):なぜそう言えるのか
  3. Example(具体例):それを示すエピソード(=ゴミ拾い経験)
  4. Point(再主張):その強みをどう仕事に活かしたいか

STAR法(状況→課題→行動→結果)

  1. Situation(状況):どんな環境・きっかけで行動したか
  2. Task(課題):何が問題・目的だったか
  3. Action(行動):どんな工夫・努力をしたか
  4. Result(結果):どう成果・学びにつながったか

この2つを組み合わせると、次のような流れになります。

① 結論(あなたの強み)
② 状況・課題(活動のきっかけと背景)
③ 行動(工夫や努力)
④ 結果(成果や学び)
⑤ 今後(その強みをどう活かすか)

この「5ステップ構成」を意識するだけで、どんな題材でも論理的に伝わる自己PRに変わります。特に「地味な経験」は、ストーリーで魅せることが重要です。

書き出しのポイントとNG例

自己PRの第一印象を決めるのが、冒頭の“書き出し”です。ここであいまいな表現を使うと、すぐに印象がぼやけてしまいます。
最初の一文で「自分の強み」と「その根拠になる経験」をはっきり提示しましょう。

良い例

「私の強みは、地道な努力を継続できる粘り強さです。地域の清掃ボランティアを1年以上続ける中で、その姿勢を磨いてきました。」

このように、冒頭から“何を伝えたいのか”が一目でわかる構成が理想です。

NG例

「大学時代に地域のゴミ拾いボランティアに参加しました。」
→ ただの事実報告であり、何を伝えたいのかが不明確です。

「人の役に立つことが好きで、ボランティアに取り組みました。」
→ 動機は悪くありませんが、“何が強みなのか”が抜けています。

特に多い失敗が、「頑張りました」「やりがいを感じました」といった抽象表現だけで終わってしまうパターンです。行動・成果・学びをセットで語ることを忘れないようにしましょう。

1分で整理できる構成メモテンプレート

自己PRを書く前に、以下のメモを使って要素を整理しておくと、スムーズに文章を構成できます。
面接前の準備シートとしても使える簡易テンプレートです。

【1】この経験で伝えたい強みは? (例:継続力/行動力/協調性)

【2】活動を始めたきっかけは?(例:地域の清掃活動に興味があった/自分から企画した)

【3】どんな行動をした?(例:毎週参加を続けた/チームの連携を改善した)

【4】何を学び、どう成長した?(例:地道な努力を続ける力が身についた)

【5】今後それをどう仕事に活かす?(例:責任を持ってプロジェクトを完遂できる人材になりたい)

このメモを1分で埋めるだけで、自分の経験の“骨格”が見えます。

特にゴミ拾いのような活動は、派手な成果よりも「日常的な行動の積み重ね」が価値になります。

文章にする前に、このシートでストーリーの流れを明確にしておくと、自然と読み手に伝わるPRに仕上がります。

「ゴミ拾いのボランティア」を題材にした自己PR例文集

ここまでの内容を踏まえると、ゴミ拾いのボランティア経験がいかに“地味でも強いPR素材”になるかが見えてきたと思います。
この章では、実際に使える自己PR例文を4パターン紹介します。それぞれ「継続力」「協調性」「行動力」「問題解決力」をテーマにした構成になっており、企業が評価しやすい形に整えています。

また最後に、「悪い例」→「良い例」への改善事例も紹介します。単なる報告文から“成長ストーリー”に変えるコツをつかんでください。

例文① 継続力をアピール(毎週の地域清掃活動)

私の強みは、地道な努力を継続できる粘り強さです。大学1年のときから地域のゴミ拾いボランティアに参加し、3年間、雨の日も欠かさず活動を続けてきました。

最初は人に誘われて軽い気持ちで始めましたが、継続するうちに「地域をきれいに保つこと」だけでなく、「決めたことをやり切る責任感」も身につきました。特に試験期間やアルバイトが忙しい時期でも、スケジュールを調整しながら参加を続けた経験は、自分にとって大きな財産です。

この経験を通して得た継続力と責任感は、どんな仕事にも通用する基礎だと感じています。今後はこの姿勢を仕事にも活かし、任された業務を最後までやり遂げる社会人を目指します。

例文② 協調性をアピール(仲間との役割分担)

私の強みは、周囲と協力しながら目標を達成する協調性です。
大学の地域清掃ボランティアでは、10人ほどのメンバーと毎週活動していました。当初は作業がばらばらで効率が悪く、時間ばかりかかってしまうことが課題でした。

そこで私は、活動の分担を提案し、「収集班」「仕分け班」「運搬班」と役割を明確にしました。結果として作業効率が大幅に改善され、限られた時間でより広い範囲を清掃できるようになりました。

この経験から、チームの中での役割理解とコミュニケーションの重要性を学びました。今後は、職場でも周囲の人と協力しながら成果を上げる意識を持って行動していきたいです。

例文③ 行動力をアピール(自ら団体を立ち上げたケース)

私の強みは、自ら考えて行動に移す積極性です。
大学2年のとき、学内でごみのポイ捨てが多いことに気づき、「自分たちの手で環境を変えたい」と思い、友人3人とボランティア団体を立ち上げました。

最初は参加者が集まらず苦労しましたが、SNSで活動を発信したり、学食前で呼びかけを行ったりするうちに徐々にメンバーが増え、最終的には30人規模の団体になりました。
地道な呼びかけを続ける中で、「周囲を巻き込みながら行動を起こす力」を培えたと感じています。

この経験を通じて、環境を変えるためには小さな行動から始めることの大切さを学びました。今後は職場でも、課題を見つけたらまず動く姿勢を大切にしていきたいです。

例文④ 問題解決力をアピール(活動改善の提案を実施)

私の強みは、課題を見つけて改善に取り組む力です。
地域のゴミ拾いボランティアに参加していた際、活動後に「ゴミ袋が不足して片付けに時間がかかる」ことがよく起きていました。

私は原因を調べ、補充担当が固定されていないことに気づきました。そこで、役割分担表を作り、毎回の担当を明確にする仕組みを提案。次回以降の活動では準備がスムーズになり、作業時間が約3割短縮されました。

小さな活動の中にも課題を見つけ、改善する力があると自覚できた経験です。この経験を今後の仕事でも活かし、現場での課題発見・改善を積極的に行える人材を目指します。

NG→改善例:「報告文」から「成長ストーリー」へ変換

NG例(報告文)
「大学で地域のゴミ拾いボランティアをしていました。毎回2時間ほど清掃を行い、地域の人に喜んでもらえました。良い経験になりました。」

→ 一見丁寧に書かれていますが、「何を得たのか」「どんな工夫をしたのか」が伝わりません。単なる活動報告にとどまっています。

改善例(成長ストーリー)
「地域のゴミ拾いボランティアを通じて、責任感と継続力を身につけました。最初は続けることが目的でしたが、活動を通して“自分が動けば周囲も動く”という影響力を実感し、仲間と協力して新たな活動も提案しました。」

→ “行動→気づき→成長”の流れを明確にすることで、ストーリー性が生まれ、人物像が浮かび上がります。

面接・ESで印象を高める伝え方と注意点

エントリーシート(ES)や面接では、同じ「ボランティア経験」を話しても、伝え方次第で印象が大きく変わります。
内容そのものよりも、「どう話すか」「どんな言葉を選ぶか」「自分の成長と結びつけて話せるか」が評価を左右します。
この章では、面接やESでゴミ拾いの経験を効果的に伝えるためのコツと、避けるべきNG表現を紹介します。

面接での話し方のコツ:「なぜ」「どう」「何を得たか」で構成

面接で自己PRを話すときは、**「なぜ → どう → 何を得たか」**の順番を意識して整理しましょう。これは、短い時間でもストーリーが伝わる構成です。

  1. なぜ:その活動を始めた理由
     → 例:「地域の環境に関心があり、自分にもできることをしたいと考えました。」
  2. どう:どんな行動・工夫をしたのか
     → 例:「毎週の清掃活動を続け、効率化のために役割分担を提案しました。」
  3. 何を得たか:そこから得た学びや成長
     → 例:「小さな積み重ねが大きな成果につながることを実感し、粘り強さが身につきました。」

この順序で話すと、「人柄」「行動」「成長」の3点が自然に伝わります。
また、話すときは“活動名”よりも“自分の動き”に焦点を当てることが重要です。たとえば「地域清掃活動で学びました」よりも、「地域清掃活動の中で、自分から改善提案をしました」と言うほうが主体性が際立ちます。

さらに、話すスピードを少しゆっくりめにし、「考えながら話している印象」を与えると、誠実さや真剣さが伝わります。

NG表現:「なんとなく」「誘われて」「頑張りました」など

ボランティア経験を話すときに、無意識のうちに使ってしまいがちな表現がいくつかあります。
これらの言葉は、一見自然ですが、採用担当者にとっては“意欲や目的が伝わらない”弱い印象を与えてしまいます。

NGワード例と理由:

  • 「なんとなく参加しました」
     → 主体性が感じられず、「他人任せ」に聞こえます。
     ◎改善例:「地域をきれいにしたいと思い、自分から参加しました。」
  • 「友達に誘われて始めました」
     → きっかけは悪くなくても、“自分の意思”が見えない。
     ◎改善例:「誘われたことをきっかけに、活動の意義を感じて継続しました。」
  • 「頑張りました」
     → 抽象的すぎて、何をどのように頑張ったのかがわかりません。
     ◎改善例:「毎週の清掃を欠かさず続けたことで、継続力を磨きました。」
  • 「楽しかったです/いい経験でした」
     → 感想にとどまっており、成長や学びが伝わらない。
     ◎改善例:「活動を通して、協力することの大切さと責任感を学びました。」

これらの表現を“自分の意図”や“行動”に言い換えるだけで、PR全体が説得力を持つようになります。
面接官は「どんな活動か」よりも、「あなたが何を考え、どんな人に成長したか」を見ています。

面接官コメント:「印象に残るボランティアPRとは?」

実際に企業の人事担当者が語る「印象に残るボランティアPR」の特徴をまとめると、次のようになります。

「地味な活動でも、自分なりの目的意識を持って取り組んでいる人は印象に残ります。
特に、“自分がどう変わったか”“周囲にどんな影響を与えたか”まで話せる学生は、芯のある印象を受けます。」

「“良いことをした”で終わる自己PRは正直響きません。大事なのは、どんな場面でも行動を起こせる人かどうか。
ゴミ拾いという活動でも、主体的に動いたエピソードがあれば十分に評価できます。」

つまり、採用担当者が求めているのは“ボランティア精神”そのものではなく、“行動の質と成長力”です。
どんなに小さな活動でも、自分の意思で考え、動き、学びを得たという流れを持たせれば、印象に残るPRになります。

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「地味な経験でも評価される」理由と心構え

「ゴミ拾いのボランティアなんて、就活で話しても地味すぎるのでは?」
そう思っている人は多いかもしれません。しかし実際には、採用担当者は「経験の派手さ」ではなく、「その経験から何を学び、どう成長したか」を見ています。
つまり、“地味な経験こそ本質的な力が伝わる”のです。

ここでは、なぜこうした経験が評価されるのか、そして自信を持って語るための心構えを解説します。

ゴミ拾いは誠実さと継続力を示す好題材

企業が学生に求める人物像を一言で表すなら、「信頼して仕事を任せられる人」です。
その信頼の基盤になるのが、誠実さと継続力です。

ゴミ拾いのような活動は、誰かに褒められるわけでも、評価されるわけでもありません。それでも続けられるということは、「人の目がなくても行動できる」「自分の中に責任感がある」ことの証明になります。
これは、ビジネスの世界で最も評価される資質のひとつです。

実際、採用担当者はこうした姿勢を高く評価しています。

「目立つ成果よりも、コツコツ努力できる学生に安心感を覚える」
「派手なリーダー経験より、地道な継続の方が入社後に伸びるケースが多い」

つまり、ゴミ拾いのボランティアは“目立たないからこそ信頼される”題材なのです。誠実さ・継続力・責任感を軸に語れば、十分に強いPRになります。

自信を持って話すことで印象が変わる

同じエピソードでも、「自信のある話し方」と「おそるおそる話す口調」では、受け取る印象がまったく違います。
面接では、自分の経験を卑下せず、堂々と話す姿勢が大切です。

たとえば、次のような違いを比べてみましょう。

悪い例
「大したことではないのですが、地域の清掃活動をしていました。」
→ 冒頭の“自分を下げる表現”が印象を弱めてしまいます。

良い例
「地域の清掃ボランティアを通じて、継続する力と責任感を身につけました。」
→ 事実は同じでも、自信を持って話すことで前向きな印象に変わります。

“派手さのない経験”を引け目に感じる必要はまったくありません。採用担当者は、あなたの経験そのものではなく、そこから得た「思考力」や「人柄」を見ています。
誠実に語れば語るほど、むしろ信頼感が増すのです。

自己分析ワーク:「地味な経験を自信に変える整理法」

最後に、地味な経験を“自信のある自己PR”に変えるための整理ワークを紹介します。下の質問に答えながら書き出してみましょう。

① この経験で「自分が一番努力したこと」は何か?  

② その努力を続けられた理由は何か?  

③ その経験を通じて、自分はどう成長したか?  

④ その成長は、どんな仕事で活かせそうか?  

⑤ 今後、同じ姿勢をどう活かしていきたいか?

この5問を掘り下げることで、「自分の行動にどんな価値があったのか」が明確になります。
“地味な経験”を“地道な強み”に変えるには、感情ではなく“行動の価値”に焦点を当てることがポイントです。

就職活動は、他人と比べる競争ではなく、「自分の行動をどう説明できるか」を問われる場です。
どんな経験でも、そこに考え・工夫・成長の筋道があるなら、必ず評価される自己PRになります。

まとめ

ゴミ拾いのボランティア経験は、一見地味に見えますが、誠実さ・継続力・協調性など、社会人として必要な基礎力を示す格好の題材です。
重要なのは、行動量や成果の派手さではなく、「なぜ取り組み」「何を学び」「どう成長したか」というストーリーです。

地味な活動でも、あなたの考え方と行動が伝われば、それは立派な“行動力の証明”になります。
自分の取り組みを小さく見せず、堂々と語りましょう。
誠実にコツコツ行動できる人は、どんな企業でも求められています。

あなたの「ボランティアのゴミ拾い」経験は、間違いなく評価される自己PRの材料です。

ABOUT ME
らくらく就活編集者 NAGA
QA・プログラマー・WEBデザイナーなどを転々と経験し、現在はライティングとマーケティングを勉強しながら、オーダーワークスにて「らくらく就活」の色々な作業を担当してます。 趣味は格闘ゲームで、今はストリートファイター6にお熱です。