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「新卒はベンチャーやめとけ」ってなぜ言われるの?ベンチャー企業の新卒社員が解説!

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新卒でベンチャー企業はやめとけ

大企業があんぱいだ

就活を始めるとこんなことを耳にすると思います。

これらはベンチャー企業に興味がない人の選択肢を奪い、ベンチャー企業に興味がある人を不安にさせる言葉です。

でも本当にベンチャー企業はやめといた方がいいのかなんてわかりませんよね。

そこで今回は、新卒でベンチャー企業に就職した筆者が、「新卒でベンチャー企業はやめとけ」と言われる理由、ベンチャー企業に就職すべきかどうか、ベンチャー企業に就職するメリットについて解説していきます!

ベンチャー企業とは?

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ベンチャー企業とは、新規性の高い事業やサービスを展開している新興企業です。

新規性の高さゆえのリスクもあるけれど、爆発的な成長を遂げる可能性も秘めています。

上手くいくベンチャー企業は、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から資金調達して、ビジネスが急速にスケールするので、学生にはエネルギッシュでキラキラして見えますよね!

ところで、ベンチャー企業と聞くととても小さい会社のイメージはありませんか?

でも実際のところこの規模ならベンチャーで、この規模ならベンチャーじゃないといった定義はありません。すでに上場もしていて、どう考えても大企業のリクルートやサイバーエージェントでさえ”メガ”ベンチャーとして括られているんです。

スタートアップ企業と中小企業との違い

ベンチャー企業と似た言葉で、スタートアップ企業というものがありますが、スタートアップ企業は設立間もないベンチャー企業というだけで、本質的な違いはありません。

現代のどんな大企業も設立当初はスタートアップだったということです。

でも、ベンチャー企業と中小企業はそもそも定義のされ方から大きく異なります。

ベンチャー企業は、新しい事業やサービスで、新たな市場を開拓することに重点がありますが、一方で中小企業は従業員数や資本金の規模などで定義され、特定の市場や業界内で安定した事業展開を行う企業を意味します。

就活をする上で、どの企業規模なのかによっても、求める人材像が変わってきます。そのため自分が興味のある企業が大企業、中小企業、ベンチャー企業、スタートアップ企業のどれに当てはまるのかは調べた上で就活しましょう!

新卒でベンチャーはやめとけと言われる理由

「新規性の高いサービス」「市場開拓」と聞くと、ベンチャー企業はかっこいいことやってるなと感じますよね。

では、なぜ新卒でベンチャーはやめとけと言われるのでしょうか?

その理由は主に、以下の5つのようなベンチャー企業のマイナスイメージにあります。

労働環境がブラック?

ベンチャー企業は、これから大企業へと成長していく企業であり、その成長のためにはかなりのハードワークが必要です。その結果組織拡大の前にも後にも、社員一人あたりの仕事量が多くなる傾向にあります。

つまり人数も時間もないから、全員が人一倍努力する必要があるんです。

そして一人当たりの仕事量が多すぎて、労働環境が芳しくないベンチャー企業があるのも事実です。

ですが、”ベンチャー=ブラック”というのはとても極端な話で、実際にはフレックスタイム制度を導入している企業や、リモートワークを積極的に推進しているベンチャー企業も増えています!

給料や待遇が悪い?

資金力で勝る大企業と比べれば、給与が低く、待遇面が整っていないベンチャー企業も実際あります。

特にこれから成長しようというタイミングでは、福利厚生などよりも事業のスケールに注力するベンチャー企業は多いかもしれません。

またスタートアップに近いベンチャー企業の場合、教育制度が整備されていない可能性もあります。マンツーマンで先輩に教えてもらうというよりも実践して失敗して学ぶというスタイルです。

自分で頑張ってみる精神がないと少し厳しいと感じてしまうかもしれませんね。

でも必ずしもそんなベンチャー企業しかないわけではなく、スタートアップに近くても、先輩がマンツーマンで教えてくれる企業もあります。筆者が学生時代インターンをしたベンチャー企業は2ヶ月間の研修がありました!

大企業に転職できない?

「ベンチャー企業から大手企業への転職は難しい」というイメージもかなり強いです。ですが、転職に関してはある一定の業界や職種を除いて、ベンチャー企業でスキルと実績をセットで手に入れれば全く問題ありません

ただ大企業はベンチャー企業と働き方から文化まで何から何まで違うため、慣れるのには時間がかかるかもしれませんね。

倒産のリスクがある?

ベンチャー企業は倒産のリスクがあるとよく言われます。

数十年続いてきた大企業に比べれば、倒産のリスクが高いのは事実です。成長できずに潰れてしまうベンチャー企業もあります。

でも、それは自分で潰れにくいか潰れやすいかを見分ければ済む話です。企業経営なので絶対とは言えませんが、経営難に陥っているベンチャー企業の特徴を後ほど紹介します。

名の知れた大企業を選んでも、ベンチャー企業を選んでも、その企業の将来性や、経営状況などをしっかりと確認するようにしましょう。

ベンチャー企業に新卒入社するメリット

ここまでの話を聞くと、大企業の方が給料も良くて安定してるし、ベンチャー企業を選ぶ理由はないですよね。

でも、ベンチャー企業が大企業に勝る点はあります!入社するメリットもたくさんあるんです!

1.実力主義

新卒でベンチャー企業に入社するメリットの一つ目は、実力主義なところです。

大手企業では、社員の昇進は年功序列が基本となることが多いですが、ベンチャー企業は基本的に実力主義になります。

そもそもベンチャー企業自体が若いですし、成長させるためには年数よりも実力を優先するのは当たり前なんです。

だからこそ、結果を出せば若くても昇進するチャンスがあります!

大企業よりも、能力や意欲で自分のキャリアを大きく左右できる環境が整っていると言えるでしょう。

2.社長や経営陣と距離が近い

新卒でベンチャー企業に入社するメリットの二つ目は、社長や経営陣と距離が近いことです。

社員数が少ないため、とにかく社長や経営陣と直接コミュニケーションを取る機会が多いです。

企業規模にもよりますが、筆者が以前在籍したベンチャー企業は社員200人超えでしたが、週一回は必ず社長と話すことがありました。

経営の意思決定の現場を見たり、その意思決定に参加したりすることで、経営について深く学べるチャンスも大企業より多いです。

さらに、経営陣との距離の近さを生かして自身の意見やアイデアを直接伝え、会社の方向性や新規事業などに影響を与えることもできます!

3.自走力が身につく

新卒でベンチャー企業に入社するメリットの三つ目は、自走力が身につくことです。

「自走力」は、その字面の通り「自分で走る力」です。つまり自分で考えて行動したり、意思決定したりできる力が身につきます。

今後どんなキャリアを歩むにせよ、自走力はとても役立つ能力です。

ベンチャー企業では、基本的に「言われたことだけやる」が通用しません!

ある程度は自分で課題や改善点を発見し解決するという、PDCAサイクルを回す必要があります。

入社したては自走するのが困難に感じるかもしれませんが、自分はなにをすべきか、なにができるか考えるクセがつくと、自ずと自走力が身についてきますよ!

4.企業が大きく成長したら中核メンバーになれるかも

新卒ベンチャーのメリットの四つ目は、企業の成長を共に体験できることです。

企業が成功すれば、自分もその成功を支えた一員であり、企業の成長が自分の収入UPに繋がります。

中核メンバーとして若手役員を目指すことも無理じゃないのがベンチャー企業です。

最近だと、VTuberプロダクション「にじさんじ」で有名なANYCOLOR株式会社の、自社株を持つ社員30人以上が億万長者になった話が有名ですよね!

この事例のようにストックオプションなどの制度を利用することで、会社の成長が直接自身の報酬につながることがあるなど、ベンチャー企業ならではのリターンがたくさんあります。

新卒でベンチャー企業に向いてる人の特徴

ここまで解説したように、ベンチャー企業は組織体制から働き方や文化まで大企業とは全く異なるものです。そのため人によって向き不向きがあるのも当たり前ですよね。

ベンチャー企業でバリバリ働いてスキルアップしようと意気込んでいても、入社してから後悔する人もいる位です。

そこで新卒でベンチャー企業向きな人の特徴を解説します!

1.やりたいことが明確

新卒でベンチャー企業向きな人との特徴の一つ目は、ベンチャー企業でやりたいことが明確なことです。

そのベンチャー企業が、どんな業界でどんな仕事をしているのかをしっかりと理解した上で、自分が何をしたいのか、学びたいのかなどを明確にイメージできている状態が理想ですね。

やはり業務が大変だったり、一人で学ばなければならないという時に、目的が明確なだけで前向きに取り組むことができますし、学びの吸収も早くなります。

ベンチャー企業の組織の小ささ的にも、一人の社員が持つ影響力が大きいので、自分のアイデアや目標のある人が向いていると思います!

2.実力を武器に収入UPしたい

新卒でベンチャー企業向きな人との特徴の二つ目は、実力で収入を増やしたいと考えていることです。

先にも書いた通り、ベンチャー企業は基本的に実力主義のところが多いです。だからこそ、実力をつければ年齢や年次に関係なく給料をあげることができます。

自分の能力がそのまま報酬に反映されることは、努力する動機にもなるし、純粋に評価されることの喜びを感じやすいです!

3.独立志向

新卒でベンチャー企業向きな人との特徴の三つ目は、独立志向であることです。

言われたことだけでなく、自分からやることを探し、考えることで培われる自走力は独立志向の人にとってとても役に立ちます。

さらに、社長や経営陣との距離の近さも将来起業したい、独立したいという人にとっては大きなポイントです。

自分の近くで実際に会社経営している人をロールモデルにして、どんなことに苦労するのか、どう困難や課題を解決するのかを間近で見れるのは、ベンチャー企業ならではですからね!

失敗しないベンチャー企業の探し方

表向きが良くても、実は経営難なんて企業に入社したくないですよね。大企業ならある程度は安心できても、やはりベンチャー企業はリスクがあるのでしっかりと企業を見ないと後悔することになるかもしれません!

ベンチャーは企業選びがとても重要です。

そこで最後に、新卒で失敗しないための自分にマッチしたベンチャー企業の探し方を解説します!

ベンチャー企業に強い就活エージェントを利用する

新卒で失敗しないベンチャー企業の探し方一つ目は、就職エージェントを利用することです。

中でも、ベンチャー企業に強いエージェントは、企業や市場の最新情報を持っているため、あなたにあったベンチャー企業を紹介してくれます。

それぞれのベンチャー企業の特性やカルチャー、ビジネスモデルなど、詳細な情報を持っているエージェントであれば、就活においてあなたが重視していることから企業を選ぶことができるのでとてもおすすめです!

らくらく就活はベンチャー企業の採用情報が豊富で、あなたにぴったりのベンチャー企業情報を提供します。

また企業情報だけでなく、ES添削やSPI対策から面接対策まで選考突破をフルサポート!

ベンチャー企業に興味がある人、自分がベンチャー向きか知りたい人はお気軽にご相談ください!

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説明会や仕事体験、インターンシップに参加する

新卒で失敗しないベンチャー企業の探し方二つ目は、説明会や仕事体験、インターンシップに参加することです。

志望するベンチャー企業について具体的に理解するためには、実際に企業に足を運び、社員と直接話をすることが一番です。

説明会では、企業のビジョンやカルチャー、社員の働き方、企業内部情報を社員から直接聞くことができます。

仕事体験やインターンシップでは、実際の業務を体験することで入社後の働き方を具体的にイメージできるので、是非参加してみましょう!

もし就活開始までに時間がある人は、長期インターンシップに参加して、数ヶ月間その企業で働いてみることもおすすめします!企業によっては長期インターン生に内定を出してくれることもあるので一石二鳥かもしれません!

新卒ベンチャーはありでしょ!

新卒でベンチャー企業に就職するのはありです!

でも、「ベンチャー企業かっこいい」「ベンチャー企業なら成長できるだろう」など安直な気持ちで目指すのはやめましょう。自分がやりたいことを意識して、企業とのマッチングを必ず吟味するようにしてください。

「新卒でベンチャー企業はやめとけ」なんていう人もいますが、それはその人がベンチャー企業向きじゃないだけ、人には人に合った就職先があります。

自分に合った企業と出会うためにも、ベンチャー企業を含めたくさんの企業を見てみましょう!

ABOUT ME
らくらく就活編集長 TOKU
学生時代にWebマーケティング会社で、ライティングとディレクション業務を経験。 その後個人事業主として他社メディアを複数運営。 大学卒業後、オーダーワークスにジョインし「らくらく就活」の編集長をしております。
 
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