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昨今、就活は急激に早期化しています。意識の高い学生はインターンシップや逆求人サイトなどを使って、大学3年生の内に早期内定を獲得するようになりました。しかし一方では、大学の授業や実習、部活動などが理由で3年生から就活するのが難しい人も沢山います。
就活のタイミングを逃した人もいると思います。
そんな学生からすると、「早期選考はずるい」と感じてしまうものです。
そこで今回は、早期選考のずるいところ、早期選考がずるいと感じる人がやるべきことを解説します!
目次
そもそも早期選考とは
そもそも早期選考とは、企業の本格的な採用活動が始まる前から行われる選考のことです。
企業ごとに早期選考の時期は異なりますが、大体大学3年生の初夏(6月頃)〜2月末までに行われています。早いと大学3年生の秋頃には早期内定をもらう学生も相当数いるんです。
企業が新卒の採用活動を本格的に開始するのは、経団連が定めた就活解禁日である3月からで、実質的な選考の開始は6月です。そのため、早期選考は経団連に属さないベンチャー企業や外資系企業が積極的に行っていましたが、近年では経団連に属さない日系大手企業でも就活の早期化が進んでいます。
就活が早期化する理由
近年就活が早期化している理由はいくつかありますが、1番の理由は企業が優秀な人材を獲得しようとした結果です。
日本の新卒一括採用方式だと、ベンチャー企業や外資系企業は日系大手企業と採用勝負をする必要があります。その結果、勝負を避けるためにベンチャー企業と外資系企業の採用が早期化し、日系大手企業もその流れを追っているため、学生は早期選考を受けた方がいいと言われるようになりました。
部活や学業、課外活動などで早期選考に参加できない人からしたら、たまったものではないですよね…。
早期選考のここがずるい
早期選考のずるい点は、
早期選考に参加すると就活に有利なことです。
では、なぜ就活に有利なのでしょうか?
以下に、早期選考に参加すると就活で有利な点を3つまとめました。
①ベンチャーor外資系を目指すなら有利
②早期から就活の実践を積めるから有利
③いろいろな企業を見れるから有利
①ベンチャーor外資系を目指すなら有利
ベンチャー企業と外資系企業は早期選考を積極的に行っていて、その年の新卒採用枠を早期選考だけで埋めてしまう企業もあるほどです。
そのため早期選考に参加していないだけで、門戸が閉じられてしまう企業もたくさんあります。
また本選考で枠が余っていたとしても、ベンチャーや外資系などは特殊な選考スタイルや面接スタイルを持つことが多く、それらの特性に対応するための準備時間を十分に確保できる早期から就活をはじめた学生の方が有利になってしまいます。
②早期から就活の実践を積めるから有利
早期選考を通じて就活の実践経験を積めることも有利な点です。自己PRやガクチカ、志望動機の作成や面接対策など、就活に必要なスキルは実際に選考に臨んで磨きがかかります。早期選考を通じて自身の強みや弱みを理解し、それをアピールする方法を学ぶことができるため、早期内定が貰えなくてもある程度完成された状態で本選考に臨むことができるんです。
③いろいろな企業を見れるから有利
早期選考から就活をすることで、たくさんの企業に触れ合うことができるのも有利な点です。学生にとって新卒入社する企業を決めることは、将来のキャリアプランの一歩目としてとても重要です。
ですが、就活始めたては企業研究したつもりでも、雰囲気や感覚的な部分で企業を見極めるられません。その企業を見る目を早期選考から参加すると養うことができます。
そのため、早期選考から参加していない人と比べて、参加している人の方が自分の適性や将来のキャリアプランに合った企業を選ぶことができます。
早期選考にはリスクもある
ここまで聞くと、早期選考はひたすらずるい感じがしますよね。
でも、早期選考には学生にとってリスクもあるんです!
以下に、早期選考のリスクを3つまとめました。
①準備期間が足りずに落ちる可能性が高い
②早期内定をもらって就活のやる気がなくなる
③早期選考で落ちたら本選考も受からない
①準備期間が足りずに落ちる可能性が高い
早期選考は、通常の本選考に比べて準備期間が短いというリスクがあります。準備期間が短く、未熟な状態で早期選考に臨むと、もちろん選考に落ちるリスクが高まります。また、特に早期選考は周りの参加者が優秀な学生ばかりなので、人一倍準備したつもりでも落ちることが多々あります。選考に落ちるのは自信をなくす原因にもなります。
②早期内定をもらって就活のやる気がなくなる
早期選考で内定をもらうと、たとえ志望企業の内定ではなくても、就活のやる気がなくなってしまう可能性があります。
数ヶ月に及ぶ準備期間、無数の面接、そして常に自己を見つめ直す必要性に直面してきた結果、早期選考で内定を手に入れると、「ようやく終わった」という安堵感からか、就活のエネルギーが一気に底をついてしまうんです。
早期選考が必ずしも最適な企業とのマッチングにつながるとは限らないんですよね。
③早期選考で落ちたら本選考も受からない
最後に、早期選考の最大のリスクは、早期選考で落選した場合その企業の本選考は全く進めない可能性が高いということです。
多くの企業は早期選考で不合格となった学生に対して、同年度の本選考への応募は禁止していませんが、大概は一次の書類選考で落とされてしまいます。
就活において準備期間の短い学生が、早期選考で志望度の高い企業に落ちるなんてことはザラにあります。そのため、受ける企業を間違えると後々とても後悔することになるんです…。
早期選考がずるいと思うならやるべきこと
早期選考にリスクがあることはわかったけど、それでもやっぱりずるい!
そこで早期選考がずるいと感じる人が、これからやるべきことを解説します。
とりあえず就活を始める
早期選考をずるいと感じているのであれば、就活をはじめてみましょう!
いきなり選考にエントリーしろという意味ではなく、時間がない中でもできることから始めるということです。
具体的に就活始めたての頃にやるべきことは以下のつです。
①志望業界/業種を絞る
②企業研究
③自己分析
①志望業界/業種を絞る
最初の一歩として、まずは自分が興味ある業界や業種を絞り込んでみてください。
自分が何に興味があるのか、どのような職種で働きたいのかを明確にすることで、就職活動をより効率的に行うことができます!
業界や業種を絞り込むためには、自分の興味や関心、スキル、価値観、将来のビジョンなどを考えてみましょう。
そして、職業についての情報を集めることも重要です。業界の動向やトレンド、具体的な仕事内容、求められるスキルなどの情報を集めましょう。
「仕事 業種」「就職 業界」などで検索してみるだけでも沢山の仕事を知ることができるはずです!
②企業研究
業界や業種が絞れたら、次は企業を調べてみましょう。
企業の公式HPや年報、ニュース記事、SNSなどを利用して、その企業のビジョンやカルチャー、事業内容、業績等を調査しましょう。
企業研究はその企業の志望動機を考える時や、面接対策をするときにとても役立ちます!
③自己分析
どの企業が自分に合っているかを理解するには、まず自分自身を理解しなければなりません。自己分析では、自分の強みや弱み、価値観、スキル、キャリアゴールなどを考えることで、自己理解を深め、自分が何を望んでいるのか明確にすることができます。
自己分析も志望動機や自己PRを作成するのに欠かせない準備の1つです。
企業研究/自己分析のあとにやること
次に、企業研究と自己分析が終わった後のステップを紹介します。
①ES(エントリーシート)作成
②Webテスト対策
③面接対策
①ES(エントリーシート)作成
ESは、自分の経験やスキル、志望動機を企業に伝えるための書類です。就活では提出が必須と言ってもいいほど重要なものになります。
ESを作成する際は、自己分析と企業研究をもとに、具体的で説得力のある自己PR、ガクチカ、志望動機を書くよう心がけましょう!
②Webテスト対策
本選考のフローには、一般的な常識や専門知識、思考力を測るWebテストが含まれることが多いです。
代表的なWebテストには、SPI、玉手箱、GAB、CABなどがあります。過去問題や模擬テストのアプリなど対策方法は好みに合わせてできます。
また、志望する企業や職種によってことなりますので、企業ごとにどのテストが採用されているか確認しておきましょう!
③面接対策
面接対策は予想される質問を考え、それに対する答えをある程度作ることや、逆質問を考えるなどできることは多岐に渡ります。ですが、結局のところ1番大事なことは少し時間がかかっても、緊張せずにはっきりと回答できるようになることです。
しかし、面接対策は志望動機や自己PRを伝える練習は1人でもできますが、質問に対して回答する練習は1人ではできません。
そこで友人や先輩に模擬面接を手伝ってもらったり、就活のプロに相談したりすることをおすすめします。
らくらく就活では企業探しから、ES添削や面接対策まで、就活を一気通貫でサポートしています。
1人での就活に不安があるかたは、ぜひご活用ください!
就活は今すぐ始めたもん勝ち
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
早期選考に参加できない人からすると、「ずるい」と思うし、遅れを感じてしまうことがあるかもしれません。
ですが、決して遅いなんてことはありません。考えるよりまず行動が大切です!準備をすれば早期選考を受けている学生とも余裕で渡り歩ける実力がつきます。
就活するなら、今すぐできる範囲で行動を起こしてみましょう。