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ボランティア活動は就職に有利?評価される条件と伝え方・例文まで解説!

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「ボランティア経験って就活で本当に評価されるの?」と悩む学生は多い

就活を控え、「これまでの経験をどうアピールするか」に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。なかでもボランティア経験は、「就活で評価されるのかどうか」「どのように伝えればいいのか」など、扱い方に迷う学生が多いテーマです。

実際、ボランティア活動に参加していても、履歴書や面接でうまく活かせていないケースも少なくありません。せっかくの貴重な経験も、伝え方や選び方を間違えると、評価にはつながらないのが現実です。

本記事では、ボランティア経験が就活に有利になる理由や、企業が重視するポイント、効果的な伝え方までを実例付きでわかりやすく解説します。うまく伝えられる自信がない人も、この記事を読めば安心して自己PRに取り入れられるようになるはずです。

ボランティア活動は就職に有利?

企業がボランティア経験を評価する理由

人柄・主体性・社会性を見られている

企業がボランティア経験を評価する背景には、その人の「人柄」や「価値観」を知る材料になるという点があります。特に、報酬が発生しない活動に自主的に関わったという事実は、利他的な考え方や主体性、社会性を持っていることの証明になります。

近年では、スキルや学歴だけでなく、社会に対してどのような姿勢を持っているかを重視する企業が増えており、ボランティア経験はそのアピール材料になり得るのです。

協調性や行動力をアピールできる

ボランティア活動では、年齢や立場の異なる多くの人と関わる機会があり、自然と協調性やコミュニケーション力が鍛えられます。また、自ら行動を起こし、課題に対応していく過程は、実践的な行動力を育てる機会でもあります。

企業は、単なる「いい人」かどうかではなく、「チームの中でどう動けるか」「現場でどう対応できるか」といった実務に活かせる要素を見ています。その点で、ボランティア経験は有利に働くのです。

「経験があるだけ」では不十分

表面的な経験だけでは評価されない

一方で、ボランティアに参加した事実だけでは、就活において評価されることはあまりありません。よくあるのが、「地域清掃に参加しました」「イベントの受付をしました」といった表面的な説明で終わってしまうケースです。

採用担当者が知りたいのは、「何をしたか」ではなく、「なぜそれをしたのか」「どのように取り組んだか」「その経験を通じて何を学んだのか」です。つまり、行動の背景やプロセスがなければ、アピールにはならないのです。

内容よりも「どんな姿勢で取り組んだか」が重要

同じボランティア活動でも、取り組み方次第で印象は大きく変わります。例えば、ただ配られた作業を淡々とこなした人と、自分で役割を考えて行動した人とでは、評価がまったく異なります。

企業が見ているのは「経験そのものの価値」よりも、「その人がどのような姿勢で物事に取り組む人なのか」という部分です。そこを意識してアピールできるかどうかが、評価を大きく左右します。

就活のためだけのボランティアはNG?

目的意識のない参加は逆効果

「評価されたいからやった」は見抜かれる

ボランティア活動を履歴書や面接の“ネタ”にしようと考え、動機が「就活に有利そうだから」という理由だけだと、企業側にはすぐに見抜かれてしまいます。

人事担当者は、多くの学生のエピソードを見聞きしてきた経験があるため、「ただのアピール目的か」「本当に意味ある経験だったのか」を判断する目が非常に肥えています。形式的で中身の薄いボランティア経験は、かえってマイナス印象につながることもあるため注意が必要です。

自分の軸や興味と結びついた経験が評価される

大切なのは、ボランティア経験が「自分の価値観や関心」と結びついていることです。たとえば、「福祉に関心があり、将来も人を支える仕事がしたいと思ったから高齢者施設で活動した」など、自分の軸が感じられる理由があると説得力が増します。

興味や関心があるテーマであれば、活動の中でも自発的な行動が増え、結果的に得る学びも大きくなります。企業は、そういった本気度の高い経験からこそ、その人の本質を見抜こうとしています。

就活との接点を意識することが大切

業界・職種と結びつけた動機づけが鍵

ボランティア経験が就活で活かせるかどうかは、就職を希望する業界や職種との関連づけ次第です。たとえば、教育業界を志望している人が子ども向けのボランティアを経験していれば、現場での対応力や子どもとの接し方をアピールできます。

逆に、まったく関係のない内容を無理にアピールしようとすると、「なぜそれを話すのか」という疑問を持たれかねません。自分が希望する仕事と、ボランティア活動の経験をどう結びつけるかを意識することで、より効果的な自己PRが可能になります。

つまり、単なる“美談”で終わらせず、「この経験があるから、この仕事でも活躍できる」と説明できるかどうかが鍵になります。

ボランティア経験を就活で効果的に伝える方法

エピソードの構成方法

1. どんな活動をしたのか具体的に伝える

まずは、どんなボランティア活動に参加したのかを、簡潔かつ具体的に伝えましょう。場所、時期、対象者、活動内容などを明示することで、採用担当者がイメージしやすくなります。たとえば、「地域の清掃活動に参加しました」ではなく、「毎週土曜日に地元商店街の美化活動として、商店主と協力しながらごみ拾いやポスターの張り替え作業を行いました」と伝えることで、リアルな情景が浮かびやすくなります。

2. なぜ参加したのか理由を添える

活動に参加したきっかけや動機は、その人の価値観や関心を知る上で重要な要素です。「友人に誘われたから」でも構いませんが、それをきっかけに何を感じたか、自分の中にどんな問題意識が芽生えたかを語ることで、話に深みが生まれます。特に、自分の志望動機と関わりがある動機であれば、採用担当者の印象に残りやすくなります。

3. その中でどんな役割・工夫をしたのか

参加しただけでなく、活動中に自分がどんな役割を担い、どんな工夫や行動をしたかを伝えましょう。たとえば、「初めは与えられた作業をするだけだったが、次第に他のメンバーとの連携を円滑にするために、日報の共有や作業手順のマニュアルを作成した」など、自発的な工夫があると評価が高まります。

4. 得た学びと、それが仕事でどう活かせるか

最後に、その活動を通じてどのような学びを得たか、そしてそれをどのように今後の仕事に活かしていきたいのかを伝えることが重要です。たとえば、「他者と協力して成果を出す難しさと面白さを学び、チームワークを大切にする企業で活躍したいと考えるようになった」といったように、経験と志望動機をつなげると説得力が増します。

伝え方の注意点

自己満足に終わらせない

ボランティア経験を語る際にありがちなのが、「良いことをした自分」に満足してしまい、活動の成果や周囲への影響を十分に語れないことです。大切なのは、自己満足ではなく、社会や他者にどう貢献したかを意識して話すことです。

ビジネス視点との違いを理解する

ボランティアとビジネスでは、目的や成果の評価基準が異なります。採用担当者は、「その経験がどのようにビジネスの現場でも役立つのか」を見ています。そのため、「感動した」「やりがいを感じた」だけでなく、「課題をどう解決したか」「結果としてどうなったか」といった視点を加えることが重要です。

抽象的な表現より、具体例・数字で説明

「頑張りました」「成長しました」といった抽象的な表現だけでは、相手には伝わりません。たとえば、「地域イベントにおいて、来場者数を昨年の1.5倍にするために広報方法を見直し、SNSの活用を提案した」といった具体的な数字や行動を交えて説明することで、説得力のあるアピールができます。

企業がボランティア経験で注目するポイント

人柄・姿勢の評価

継続性・責任感・他者との協働力

企業がボランティア経験を見るうえで最も注目するのは、その人の「人間性」です。特に継続して取り組んできた経験は、ひとつのことをやり抜く力や責任感の表れと受け取られます。

また、ボランティアは基本的に報酬がない活動であるため、「見返りを求めずに行動できるか」「他者に貢献する意識があるか」といった姿勢が強く表れます。さらに、他人と協力して行動することが求められる場面も多く、自然と協調性や柔軟性といったチームで働くうえで大切な資質も評価対象になります。

主体的に動いたかどうか

受け身ではなく、自分で考えて行動した経験

ボランティア活動では、自分から課題を見つけて解決に向けて動けたかどうかがポイントになります。たとえば、「指示を受けるだけでなく、周囲のニーズを把握しながら役割を提案した」「改善点を見つけてチームに提案した」などのエピソードがあると、主体性の高さが伝わります。

企業は、業務上で問題が発生したときに、自分から考えて動ける人材を求めています。そのため、ボランティアの中でも「自発的に動いたか」「状況を変える力があったか」という部分に注目しています。

多様な人と関わった経験

柔軟性・コミュニケーション力を示す材料になる

ボランティア活動では、普段接することのない世代や価値観を持つ人々と関わる機会が多くなります。そこで得られるのが、「人と関わる力」です。

たとえば、高齢者や障がい者、外国人と接する活動を通じて、それぞれに合わせたコミュニケーションの工夫が求められます。こうした経験は、職場での対人関係やお客様対応のスキルに直結するため、企業にとっても非常に魅力的な要素となります。

さらに、想定外の場面に柔軟に対応できた経験や、異なる価値観を理解しながら接した話は、適応力や共感力の高さも示す材料になります。

就活で使える!ボランティア経験の自己PR例文

OK例文:地域ボランティアの場合

私は、大学1年から地域の清掃活動ボランティアに参加し、毎週土曜日の朝に近隣の商店街の美化に取り組んできました。当初は指示された作業をこなすことに精一杯でしたが、参加者の高齢化により作業効率が落ちていることに気づき、学生同士で役割分担を見直す提案を行いました。結果として、活動時間を30分短縮しながらも、従来通りの清掃範囲を維持することができました。

この経験から、状況を観察し改善点を見つけ、自ら提案・行動する力が身につきました。今後はこの力を活かし、職場でも業務効率を高めるアイデアを積極的に発信していきたいと考えています。

OK例文:海外ボランティアの場合

大学2年の夏休みに、フィリピンの孤児院で1か月間、子どもたちの生活支援と日本語教育のボランティアに参加しました。最初は言語の壁に戸惑いましたが、ジェスチャーや表情を交えたコミュニケーションで少しずつ信頼関係を築いていきました。子どもたちの理解度を見ながら授業内容を調整し、最終日には全員が自己紹介を日本語でできるようになりました。

この経験を通して、相手の立場を理解しながら工夫して伝える力や、異文化への適応力を身につけました。グローバルに事業展開する御社において、多様な相手と信頼関係を築く姿勢を活かせると考えています。

NG例文:評価されにくいアピールの特徴

私は大学時代、清掃ボランティアに参加していました。地域のために貢献できて良かったです。

この例では、「何をしたのか」「どんな工夫をしたのか」「何を学んだのか」といった具体的な情報が抜けています。活動に対する姿勢や成果が見えないため、採用担当者にとって印象に残りづらい内容です。

NG例文:抽象的で伝わりづらい例

私はボランティア活動を通して、人の役に立つことの大切さを学びました。社会貢献はやりがいがあり、自分を成長させてくれました。

この例は一見よさそうに見えますが、「どんな活動だったのか」「どのような工夫や努力をしたのか」が不明です。抽象的な表現ばかりだと、読み手に伝わらず、評価にはつながりません。経験を通じて何を学び、どう行動したのかを具体的に示すことが大切です。

ボランティア経験を自己PRに活かすためのポイント

活動の目的と仕事とのつながりを意識する

ボランティア経験を就活で活かすためには、その活動がなぜ自分にとって重要だったのか、そしてそれがどのように志望する仕事につながるのかを意識して伝えることが大切です。

たとえば、「高齢者支援のボランティアを通して、人に寄り添う姿勢の重要性を学びました。この経験を活かして、顧客の立場に立った営業活動をしたいと考えています」といったように、活動の目的と職業的な姿勢を結びつけることで、単なる経験談がビジネスに直結する強みとなります。

自分の強みを反映させるエピソード選び

自己PRでは、「この経験があるから、私はこういう力を持っている」と明確に伝える必要があります。そのために、自分の強みを発揮できたボランティア活動を選びましょう。

たとえば、「調整役としてチーム全体の進行管理を担った」「人前で説明する機会が多かった」など、自分らしさが出るエピソードであれば、他の応募者との差別化につながります。エピソード選びの段階で、どの強みを伝えたいかを先に決めておくと、話に一貫性が出やすくなります。

就活軸と一貫性のあるストーリーにする

企業が自己PRを通じて確認したいのは、「この人が自社に合っているか」「どんな考え方で仕事に取り組むか」という点です。そのため、エピソードの内容だけでなく、志望動機や就活の軸と一貫性のある話にまとめることが大切です。

たとえば、「ボランティア活動で得た人と向き合う姿勢を大切にしたい」「自分から行動することの大切さを学び、今後も挑戦を恐れずに進みたい」といったように、自分の考えや価値観を軸に据えたストーリーにすると、深みのある自己PRが完成します。

まとめ

ボランティア活動は、取り組み方や伝え方によって就活における大きな武器になります。単に「やったことがある」だけでなく、「なぜその活動を選んだのか」「どのように取り組んだのか」「何を得たのか」、そして「その経験が仕事にどう活きるのか」をしっかり伝えることがポイントです。

また、企業は経験そのものよりも、そこから見える人柄や価値観、姿勢を重視しています。自分の軸や志望動機と一貫性のあるエピソードを選び、ビジネス的な視点から話を構成することで、より説得力のある自己PRができます。

ボランティア経験は、うまく活用すれば他の就活生との差別化になる強力な要素です。この記事を参考に、ぜひ自分の経験を言語化し、自信を持って伝えていきましょう。

ABOUT ME
らくらく就活編集長 TOKU
学生時代にWebマーケティング会社で、ライティングとディレクション業務を経験。 その後個人事業主として他社メディアを複数運営。 大学卒業後はオーダーワークスにて「らくらく就活」の編集長をしております。