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「SPIって、なんか難しそう…」
「数学苦手だし、非言語分野は不安しかない…」
そんな声を、就活生からよく聞きます。でも大丈夫。
SPIの非言語分野は、確かに数学的な問題が多く、最初はとっつきにくいかもしれません。でも、出題される内容にはある程度パターンがあり、コツさえつかめばちゃんと解ける問題が多いのが特徴です。
SPIは、エントリーシートや面接と並んで、多くの企業が導入している重要な選考ステップ。特に大手企業や人気企業では筆記試験が足切りになるケースも多く、SPI対策の出来が合否を左右することも珍しくありません。
この記事では、そんなSPIの中でも「非言語分野」にフォーカスして、どんな問題が出るのか(出題範囲と頻出分野)、実際の頻出問題例と解くコツ・対策方法を、就活生目線でわかりやすく解説していきます。
数学が苦手な人でも、今日から少しずつ始めれば絶対に間に合います。
それでは早速、「SPIの非言語分野とは何か?」から見ていきましょう。
目次
- 1 SPIの非言語分野とは
- 2 テストセンターとWEBテスティングで出題傾向が違う?
- 3 【SPI非言語分野:頻出問題例】推論
- 4 【SPI非言語分野:頻出問題例】集合
- 5 【SPI非言語分野:頻出問題例】順列・組合せ
- 6 【SPI非言語分野:頻出問題例】確率
- 7 【SPI非言語分野:頻出問題例】割合・比
- 8 【SPI非言語分野:頻出問題例】損益算
- 9 【SPI非言語分野:頻出問題例】整数の推測
- 10 【SPI非言語分野:頻出問題例】料金の割引
- 11 【SPI非言語分野:頻出問題例】分割払い・仕事算
- 12 【SPI非言語分野:頻出問題例】速さ
- 13 【SPI非言語分野:頻出問題例】代金の清算
- 14 【SPI非言語分野:頻出問題例】資料の読み取り
- 15 【SPI非言語分野:頻出問題例】長文読み取り計算
- 16 まとめ
SPIの非言語分野とは
SPIの非言語分野は、簡単にいえば「数字」や「論理」を使って問題を解くパートです。中学〜高校レベルの数学的知識をベースにした問題が出題され、式の計算だけでなく、「条件から推論する力」や「複雑な情報を整理する力」が求められます。
文系でも大丈夫!SPIの非言語分野は慣れがカギ
「文系だから数学は苦手…」と不安になる人も多いですが、SPIの非言語分野は“受験数学”とは違います。難しい数式や図形の証明などは出ません。出題されるのは、以下のような“身近なテーマ”に応じた問題です。
- AさんとBさんが荷物を運ぶ仕事をどれくらいで終えるか(仕事算)
- 商品を割引したときの価格はいくらになるか(割引・損益算)
- 複数人での会話のやりとりから正解を推測する(推論)
- 複数の条件をもとに選び方を数える(順列・組合せ)
つまり、「知っていれば解ける」「解き方を覚えれば早くなる」タイプの問題が中心です。
テストセンターとWEBテスティングで出題傾向が違う?
SPIの非言語分野は、受ける形式(受検方式)によって、出題されやすい問題が若干異なります。代表的なのが以下の2つ。
【テストセンター】
- 各分野からバランスよく出題
- 時間との勝負(1問あたりの制限時間がある)
- 出題パターンは比較的オーソドックス
【WEBテスティング】
- 難易度が少し高め
- 出題範囲が広い(言語よりも非言語が多い)
- 特に計算問題の比重が大きくなる
出題傾向の違い
出題分野 | テストセンター | WEBテスティング |
推論 | ◎ | ◎ |
図表の読み取り | ◎ | ◎ |
集合 | ◎ | ◎ |
順列・組合せ | ◎ | ◎ |
確率 | ◎ | ◎ |
割合・比 | ⚪︎ | ◎ |
損益算 | ⚪︎ | ◎ |
整数の推測 | × | ◎ |
料金の割引 | ⚪︎ | ⚪︎ |
分割払い・仕事算 | ⚪︎ | ⚪︎ |
速さ | ⚪︎ | ⚪︎ |
代金の清算 | ⚪︎ | × |
資料の読み取り | ⚪︎ | × |
長文読み取り計算 | ⚪︎ | × |
◎:高頻度で出題 ⚪︎:出題 ×:出題されない
どちらで受けることになるかは企業によって異なりますが、基本的な問題形式は共通しているため、まずは出題範囲を押さえておくことが大切です。
【SPI非言語分野:頻出問題例】推論
「推論」は、SPI非言語分野の中でもとくに出題頻度が高く、得点差がつきやすいジャンルです。
計算はほとんど出てこないものの、条件を読み取って、矛盾がないように情報を整理する力が問われます。
「数学じゃないから簡単そう」と思いきや、慣れていないと意外と時間がかかるタイプの問題なので、“パターンを覚えて慣れる”ことが対策のカギになります。
どんな問題が出るの?
以下は、推論問題の典型的な出題例です。
例題:
ある学校で、Aさん・Bさん・Cさんの3人がいます。
- Aさんは「Cさんは嘘をついている」と言っています。
- Bさんは「Aさんは嘘をついている」と言っています。
- Cさんは「私は嘘をついていない」と言っています。
このうち、正しいことを言っているのは1人だけだとすると、誰が正直者か?
解説:
この問題では、「誰か1人だけが本当のことを言っている」という条件をもとに、それぞれが正直者であるパターンを1つずつ検証していく方法が有効です。
パターン①:Aさんが正直→Cさんは嘘つき
→Bさんの「Aさんは嘘つき」という発言は間違いになる(Bは嘘つき)
→Cは「私は嘘ついていない」と言っているが、実際は嘘をついている(Cも嘘つき)
→OK!他の2人が嘘をついている
→よって、正解はAさんが正直者
よく出る出題パターン
パターン | 内容の特徴 |
発言の真偽系 | 誰が正直で、誰が嘘をついているかを見極める |
席順や順位の推理 | Aの左にBがいる、CはDより前、など位置関係の整理 |
関係の一致・不一致 | 血液型・職業・住居など、複数条件のマッチング |
○人だけ正しい/間違っている | 限られた人数だけが正しい前提で矛盾なく整理する |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- 条件を整理して書き出す
情報が頭の中で混乱しやすいので、図や表にして書き出すと整理しやすくなります。 - 可能性をひとつずつ検証する
いきなり正解を出そうとせず、仮定ベースで検証するのが効果的です。 - 問題の前提を見落とさない
問題の前提を読み落とすと、どれだけ検証しても正解にたどり着きません。最初に条件をしっかり押さえましょう。
対策方法
- ・型を覚える:「このパターン見たことある」と思えるようにしておく
- ・解法を真似して練習する:最初は理解より“型に沿って解く”ことを優先
- ・間違えたら、なぜミスしたかを分析する:条件読み落とし、思い込み、焦りなど
推論問題は、最初は苦手意識を持ちやすいですが、解法のパターンに慣れてくると逆に「計算しなくても正解できるお得な分野」になります。
【SPI非言語分野:頻出問題例】集合
「集合」の問題では、複数の条件が与えられ、それをもとにどのグループにどれだけの人数(または要素)が属しているかを整理して解いていきます。
文章だけを読んで解こうとすると混乱しやすいため、ベン図や表を活用して視覚的に整理することが大切です。
どんな問題が出るの?
複数のグループにまたがる人数や割合を問う問題がよく出ます。以下に例題を見てみましょう。
例題:
あるクラスの40人に、サッカーとバスケのどちらをしているかを聞いたところ、以下のような結果が出ました。
- サッカーをしている人:25人
- バスケをしている人:20人
- 両方している人:10人
このとき、どちらもしていない人の人数は何人か?
解説:
ベン図(円が2つ重なっている図)を頭の中でイメージしましょう。
- サッカーだけ:25-10=15人
- バスケだけ:20-10=10人
- 両方:10人
- 合計=15+10+10=35人
- 全体40人なので、していない人は40-35=5人
→正解:5人
よく出る出題パターン
パターン | 特徴 |
2つの集合問題 | サッカーとバスケ、英語と数学など、基本型 |
3つの集合問題 | 英語・数学・理科など、条件が複雑になる |
表で整理するパターン | 男女別、学年別などのクロス集計タイプ |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- ベン図か表で整理する
頭だけで考えず、紙に書いてみると圧倒的に整理しやすくなります。 - 「共通している人」に注目
「両方やっている」「AとBの両方に該当する」など、重複する部分の扱い方を間違えると答えがずれます。 - 全体の人数を基準に考える
部分的な人数だけを見ていると混乱するので、全体の中でどう分かれているかをイメージするのが重要です。
対策方法
- ・ベン図を素早く書けるようにしておく
- ・「差」「共通」「排他的」など、集合に出てくる基本語の意味を押さえる
- ・3つの集合になると難易度が上がるので、2つの集合で慣れてから段階的にレベルアップする
集合問題は、条件整理のトレーニングにもなるため、非言語全体の基礎力アップにもつながる分野です。
慣れれば直感的に解けるようになるので、演習を繰り返して自信をつけていきましょう。
【SPI非言語分野:頻出問題例】順列・組合せ
「順列・組合せ」は、SPI非言語分野の中でもしっかり出題される定番ジャンルです。
「何人を何通りで並べるか」「何種類の選び方があるか」といった、数の並びや選び方のパターンを考える問題です。
中学〜高校で学んだ「順列(並べ方)」と「組合せ(選び方)」の基礎があれば解けるものがほとんどで、公式を知っているだけで解ける問題も多いため、対策しやすいのが特徴です。
どんな問題が出るの?
例題1:順列
5人から3人を選んで並べるとき、並び方は何通りあるか?
→順列は「並べる」=順番を考慮する
5×4×3=60通り
例題2:組合せ
5人から3人を選ぶとき、選び方は何通りあるか?(順番は関係なし)
→組合せは「選ぶ」=順番を考慮しない
5C3=10通り
(※5×4×3÷3×2×1)
覚えておきたい基本公式
用語 | 内容 | 公式 |
順列(P) | 並べ方(順番を考慮する) | nPr=n×(n−1)…×(n−r+1) |
組合せ(C) | 選び方(順番を考慮しない) | nCr=nPr÷r! |
よくある出題パターン
出題タイプ | 内容例 |
人数の並び | ○人を並べる/○人から○人を順に選ぶ |
チームやグループの分け方 | ○人から○人を選んでチームを作る |
特定条件つきの選び方 | 「AさんとBさんは隣同士でなければならない」など |
重複・除外パターン | 条件を満たすor満たさないパターンの除外 |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- 「順番が関係あるかどうか」を最初に確認する
→並べるなら「順列」、選ぶだけなら「組合せ」 - 公式を使ってスピード重視
→計算に迷うよりも、公式に当てはめて素早く処理! - 条件付き問題は図で整理する
→除外条件や制約がある場合は、パターン図や表を使うとミスが減ります
対策方法
- ・順列と組合せの違いを、すぐ判断できるようにしておく
- ・計算が苦手な人は、nPr・nCrのパターンを練習して手になじませる
- ・条件つき問題に慣れておくと応用にも強くなる
順列・組合せは、一見難しく見えてもパターン化されていて安定して得点しやすい分野です。
公式+練習をセットにして、短時間で解けるようになればSPI全体の得点力アップにもつながります。
【SPI非言語分野:頻出問題例】確率
「確率」は、SPI非言語分野の中でもとくに基礎知識で差がつくジャンルです。
サイコロ、くじ引き、カードなどの典型パターンが中心で、中学数学レベルの基本を理解していれば得点源にしやすい分野といえます。
どんな問題が出るの?
SPIでは、確率の問題として以下のような内容がよく出題されます。
例題1:単純な確率
1~6の目が出るサイコロを1回ふったとき、偶数の目が出る確率は?
→偶数は2・4・6→3通り
→全体は6通り
→3/6=1/2
例題2:袋からの取り出し
赤玉3個、白玉2個の入った袋から1個を取り出す。
赤玉が出る確率は?
→赤玉:3個
→全体:3+2=5個
→3/5
よく出るパターン
問題タイプ | 内容の例 |
サイコロ・コイン | 出る目の確率、複数回投げた場合の確率 |
袋からの取り出し | 赤・白などの玉を取り出す、重複の有無に注意 |
カード系 | トランプのスート・数字に関する問題 |
条件付き確率 | 「○○が起こったときに、△△が起きる確率」など |
よく使う基礎知識
- サイコロ:6通り(1~6)
- コイン:2通り(表・裏)
- トランプ:52枚(13種×4スート)
解くコツ・対策方法
解くコツ
基本は「求めたいパターン数÷全体のパターン数」です。これをベースにすれば、複雑そうな問題でも落ち着いて考えられます。
- 「同時に起こる」と「片方だけ起こる」の違いに注意
例えば、「AとBの両方が起きる」と「AまたはBが起きる」では、求め方が異なります。 - 「重複を含むかどうか」を問題文でしっかり確認
「戻す」「戻さない」などの記載によって、計算方法が変わります。
対策方法
- 中学レベルの確率を復習するだけでも効果あり
- 同じ形式の問題を何度も解いて「確率の感覚」をつかむ
- 時間をかけすぎないよう、練習時からスピードも意識する
確率の問題は、一度理解してしまえば応用も効きやすく、SPI非言語の中でも安定して得点できる美味しい分野です。
【SPI非言語分野:頻出問題例】割合・比
「割合・比」の問題は、SPIのWEBテスティング形式で特によく出題される計算問題です。
数字の大小を比較したり、増減の割合を求めたりと、ビジネスシーンでも頻繁に使う“感覚”が問われる分野なので、基礎を押さえておくだけで実用的な力にもなります。
どんな問題が出るの?
例題1:割合の計算
ある商品の売上が100万円から120万円に増加した。
売上は何%増加したか?
→増加分は20万円。
→増加率=(20÷100)×100=20%
例題2:比の計算
AさんとBさんの所持金の比は3:2です。2人の合計が2,500円のとき、Aさんの所持金はいくらか?
→合計の比:3+2=5
→Aさんの割合:3/5
→2,500×3/5=1,500円
よくある出題パターン
問題タイプ | 内容の例 |
増減の割合 | 「〇%増えた」「〇%減った」を求める問題 |
AはBの〇倍系 | 倍数の関係を使った比の計算 |
比例配分 | 合計を比率に応じて分ける(報酬分配、予算配分など) |
誤差・変化率の比較 | 増減の差を比で求める問題 |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- 「何に対しての割合か?」を必ず意識する
分母を間違えると正解にたどり着けないので、「元の数値が何か」に注目するのがポイントです。 - 分数・小数・%を自由に変換できるようにする
1/2=0.5=50%
1/4=0.25=25%
など、使い分けに慣れておくと計算がスムーズになります。 - 「比の合計」で全体から部分を求める方法を使いこなす
先ほどの例題のように、「3:2」のような比率から具体的な数値を導く問題はSPIでも頻出です。
対策方法
- ・割合の基本公式「変化量÷元の値×100%」をしっかり覚える
- ・文章題を読んで、数字と関係を整理する練習を積む
- ・暗算しやすい簡単な比(2:1、3:2、5:3など)に慣れておく
割合や比の問題は、計算自体は難しくないのに「言葉の意味」でつまずく人も多い分野です。
練習を通じて「割合の感覚」を養うことで、スピードと正確さの両方が身につきます。
【SPI非言語分野:頻出問題例】損益算
「損益算」は、販売・仕入れ・利益といった商売に関する基本的な計算問題です。
SPIでは、ビジネス現場を想定した計算力が問われるため、商品をいくらで仕入れていくらで売るか、どれだけ利益(または損)が出るかといった感覚が重要になります。
どんな問題が出るの?
例題:
ある商品を原価の25%の利益を見込んで販売したところ、販売価格は1,250円になった。
この商品の原価はいくらか?
→利益が25%ということは、原価の1.25倍=販売価格
→原価×1.25=1,250
→原価=1,250÷1.25=1,000円
よくある出題パターン
出題タイプ | 内容の例 |
利益・損失の計算 | 原価・販売価格・利益率のいずれかを求める |
損益の逆算 | 売価・利益率から原価を計算する問題 |
割引+利益 | 割引後の価格から利益や原価を逆算する複合問題 |
原価・利益の関係 | 「〇%利益を上乗せ」や「〇%損をした」などの比率問題 |
覚えておきたい基本の関係式
- 利益=売価−原価
- 利益率=利益÷原価×100
- 売価=原価×(1+利益率)
- 原価=売価÷(1+利益率)
※「利益率」は「原価」に対する割合であることに注意
解くコツ・対策方法
解くコツ
- 利益率と割引率は混同しない
「利益率は原価に対する割合」「割引率は定価に対する割合」とベースが違うため、混同すると計算ミスになります。 - %を小数に変換してから式に当てはめる
例:20%→0.2、25%→0.25 - 必要なら図にして関係を可視化する
仕入れ→販売→利益という流れを図にすると、関係が整理しやすくなります。
対策方法
- ・「売価・原価・利益」の関係を瞬時に把握できるようにする
- ・割引や複合問題に対応できるよう、パターン演習をこなす
- ・実生活の感覚(セール、コスト、マージン)とつなげて覚えると身につきやすい
損益算は、計算自体は難しくないものの「どの数値が原価で、どれが売価か」といった構造を理解する必要があります。
ビジネス的な思考を身につける意味でも、早めにパターンを押さえておきましょう。
【SPI非言語分野:頻出問題例】整数の推測
「整数の推測」は、SPIのWEBテスティングでよく出題されるジャンルで、あるルールに従って並んでいる数列の法則を見抜く問題です。
この分野では計算よりも、パターンを発見する力や、ひらめきに近い論理的思考力が問われます。
どんな問題が出るの?
数列の中で「次にくる数字は?」「隠れている数字は?」といった形式の問題が一般的です。
一見ランダムに見える数字も、よく見ると加減乗除や位置によって法則があることが多いです。
例題1:
1,4,9,16,25,(?)
→各数字は1²,2²,3²,4²,5²…
→次は6²=36
例題2:
2,4,8,16,32,(?)
→倍々に増えている(×2の数列)
→次は32×2=64
よくある出題パターン
パターンタイプ | 特徴例 |
等差数列 | 一定の数を足していく(+2、+3、+5など) |
等比数列 | 一定の数をかけていく(×2、×3など) |
平方数・立方数 | 1²,2²,3²…/1³,2³…など |
奇数・偶数の並び | 1,3,5…や2,4,6…など |
交互・ジグザグの変化 | +2→−1→+2…など、増減が交互に変わる |
順位・位置ごとの規則性 | 「偶数番目だけ増える」など、位置に応じて変化する |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- 数列の変化量に注目する
隣り合う数同士の差(または比)を見て、法則を探すのが基本です。 - 変化の変化を見てみる(二段階の法則)
数列の差が一定でなければ、「差の差」に規則性がある場合もあります。 - 四則演算(+−×÷)をひと通り試す
法則が見つからないときは、思いつく限りの計算を試してみると意外と見つかります。
対策方法
- ・数列に関する「代表的なパターン」を知識として覚えておく
- ・練習問題をこなして、法則の発見に慣れる
- ・時間をかけすぎないように注意(見抜けなければ次に進む判断も大事)
整数の推測は、慣れていないと難しく感じるかもしれませんが、パターンを見つける楽しさがある分野でもあります。
テンポよく練習することで直感的な推理力が身につきます。
【SPI非言語分野:頻出問題例】料金の割引
「料金の割引」は、日常生活でもよく目にするテーマでありながら、SPI非言語分野でも計算力+割合の理解を問う重要な問題のひとつです。
セールや値引き、ポイント還元といった“現実的な金額計算”が出題されるため、計算ミスや条件の読み間違いを防ぐ力がカギになります。
どんな問題が出るの?
例題:
ある商品は定価3,000円だが、20%引きで販売されている。このときの販売価格はいくらか?
→割引額:3,000×0.2=600円
→販売価格:3,000−600=2,400円
よくある出題パターン
出題タイプ | 内容の例 |
割引後の価格を求める | 割引率が与えられていて、支払額を求める問題 |
割引額から定価を求める | 支払額や割引額が与えられていて、定価を逆算する |
割引後の利益計算 | 割引された上で利益を確保しているパターン |
ポイント・還元を含む計算 | 実質的な支払い額や、ポイント分を含めたお得度の比較 |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- 割引率の「かけ算」で一気に求める
「定価×(1−割引率)」で計算すると、手間を減らせます。例:20%引き→定価×0.8 - 問題文の「定価」「販売価格」「割引額」を整理
どの金額を基準に計算するのかを見極めることが重要です。 - 複数の割引がある場合は順番に処理する
たとえば、「10%割引+ポイント5%」の場合は、まず10%割引後の金額を出すそこからポイント分を計算すると、段階を分けて処理するとミスが減ります。
よくあるミスと注意点
ミスの例 | 防ぐ方法 |
割引率と残額を混同する | 例:20%引き=80%支払いを意識する |
計算ミス(小数点、掛け算) | 紙に式を書いて落ち着いて処理する |
複数の割引を一度にまとめてしまう | 一段階ずつ処理するクセをつける |
対策方法
- ・よくある割引率(10%、20%、30%など)と計算パターンを暗記しておく
- ・販売価格・割引額・利益の関係を理解して、逆算にも対応できるようにする
- ・消費税やポイント還元の計算も含めて“現実的な計算力”をつけると効果的
料金の割引は、SPIの中でも「比較的解きやすく、得点しやすい」分野です。
文章の条件整理と計算にさえ慣れてしまえば、スピーディに正解にたどりつけるはずです。
【SPI非言語分野:頻出問題例】分割払い・仕事算
この章では、「分割払い」と「仕事算」という、実生活でもイメージしやすい計算問題を扱います。
どちらも文章量が多く、条件をしっかり整理しないと混乱しがちですが、パターンを知っておけば確実に解ける分野です。
どんな問題が出るの?
【分割払い】
商品の代金を月々の支払いに分けて支払うパターン。
金利や支払い回数が出題文に含まれている場合もあります。
例題1:分割払い
ある商品(12,000円)を3回払いで購入する。毎月同じ金額を支払うとすると、1回の支払い金額はいくらか?
→12,000÷3=4,000円
例題2:手数料込み
ある商品を24,000円で購入し、分割手数料が3,600円かかる。6回払いの場合、1回の支払額はいくらか?
→合計支払額:24,000+3,600=27,600円
→27,600÷6=4,600円
【仕事算】
2人以上で仕事をするときに「一緒にやるとどれくらいで終わるか?」を求める問題。
「1人あたりの1時間(1日)の仕事量」を基準にして考えるのがポイントです。
例題:
Aさんは1人で仕事をすると6時間かかり、Bさんは4時間かかる。
AさんとBさんが一緒に仕事をすると、何時間で終わるか?
→Aの1時間あたりの仕事量:1/6
→Bの1時間あたりの仕事量:1/4
→合計:1/6+1/4=2/12+3/12=5/12
→終わるまでの時間:12/5時間(2時間24分)
解くコツ・対策方法
解くコツ
【分割払い】
- まず総支払額(商品代+手数料)を計算する
- 次に支払回数で割る
【仕事算】
- 各人の「1時間あたりの仕事量」に注目
- 分数の足し算・引き算の練習がカギ
- 合計の仕事量は「1」と考えると整理しやすい
よくあるミスと注意点
よくある間違い | 防ぎ方 |
手数料を足し忘れる | 「総額=本体価格+手数料」と覚えておく |
支払回数を間違える | 問題文をよく読んで「何回払いか」を確認 |
仕事量を時間で割ってしまう | 「1時間あたりに何をするか」を基準に考える |
分数の計算ミス | 必ず途中式を書く・通分を忘れない |
対策方法
- ・仕事算=“1時間あたり”の発想を身につける
- ・分数が苦手なら、簡単な足し算から慣れていく
- ・分割払いの問題は“実生活に近い”のでイメージしやすく、得点源にしやすい
分割払いと仕事算は、どちらも「正しい整理」+「基本的な計算」で対応できる分野です。
苦手意識がある人も、まずは例題に慣れておくことから始めましょう。
【SPI非言語分野:頻出問題例】速さ
「速さ」の問題は、SPIの中でも定番の計算問題で、「移動距離」「所要時間」「速さ」の3つの関係を使って解くシンプルな構成です。
中学の理科や数学で習った「み・は・じ(道のり=速さ×時間)」の関係がそのまま使えるので、基本公式をマスターしておけば、安定して得点が狙えます。
どんな問題が出るの?
例題1:速さの計算
Aさんは一定の速さで、30kmの道のりを2時間かけて歩いた。Aさんの速さは何km/hか?
→速さ=距離÷時間
→30÷2=15km/h
例題2:時間の逆算
Bさんは時速60kmで120kmの距離を移動した。このときの所要時間は?
→時間=距離÷速さ
→120÷60=2時間
よくある出題パターン
出題タイプ | 内容の例 |
距離・時間・速さの基本計算 | 公式に当てはめるだけのシンプルな問題 |
速さの差を使った追いかけっこ | 「先に出発した人を何分で追い越すか」など |
行きと帰りの所要時間比較 | 一方が速さが変わるパターンで計算が必要 |
速さの単位変換 | m/s⇄km/hなど、単位をそろえる処理が必要な問題 |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- 「み・は・じ」の公式を使い分ける
- 距離(道のり)=速さ×時間
- 速さ=距離÷時間
- 時間=距離÷速さ
- 単位に注意!
「分」と「時間」、「メートル」と「キロメートル」など、単位をそろえてから計算するのがおすすめです。 - 「追いつく」「すれ違う」は相対速度を使う
- 同方向に動く→速さの差を使う
- 逆方向に動く→速さの和を使う
対策方法
- ・まずは「速さ・距離・時間」の関係を完璧に覚える
- ・単位変換に慣れる(例:60km/h=1分で1km)
- ・追いかけ問題は「どれだけ離れているか」と「相対速度」に注目
速さの問題は、計算自体はシンプルですが、単位ミスや公式の使い間違いが起こりやすい分野でもあります。
演習を繰り返して「条件を見た瞬間にどの公式を使えばいいか」が自然にわかる状態を目指しましょう。
【SPI非言語分野:頻出問題例】代金の清算
「代金の清算」は、友人同士で食事をした後の“割り勘”や“立て替え”に関する問題です。
実生活でもよくあるシーンなのでイメージしやすい反面、誰がいくら支払って、最終的にどう清算すれば平等かという点を正確に計算する力が求められます。
SPIではテストセンター形式でときどき出題されるため、特にテストセンターを受ける人は押さえておきたい分野です。
どんな問題が出るの?
例題:
Aさん・Bさん・Cさんの3人で食事をして、合計金額は9,000円だった。
- Aさんが5,000円支払い、
- Bさんが3,000円支払い、
- Cさんが1,000円支払った。
このとき、全員が同じ金額を負担したことにするには、誰が誰にいくら払えばよいか?
解説:
①1人あたりの負担額は9,000円÷3=3,000円
②実際の支払額との差を計算
- A:5,000円(→2,000円多く払っている)
- B:3,000円(ちょうど)
- C:1,000円(→2,000円少なく払っている)
→CさんがAさんに2,000円支払えば公平になる
よくある出題パターン
出題タイプ | 内容の例 |
一人あたりの金額を求める | 合計金額からの割り勘、全員の負担を均等にする計算 |
誰が誰にいくら返すか | 差額を整理して最小限のやり取りで公平にする問題 |
複数人への立て替え | 「AがBとCの分も払った」→分配・清算する問題 |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- まず「1人あたりの負担額」を出す
全体の合計を人数で割るのが基本。ここから全員の“差額”を計算して整理します。 - 差額がプラスの人は「もらう側」、マイナスの人は「払う側」
プラス(多く払った人)→他の人からお金を受け取る
マイナス(少なく払った人)→他の人に払う - 最小限のやり取りになるように組み合わせる
複数人が関係する場合も、合計金額が一致すればOKなので、やり取りは1対1に絞ることが多いです。
対策方法
- ・計算は複雑ではないが、差額の符号ミスに注意
- ・複数人の関係を図に書いて整理すると混乱しにくい
- ・実生活でも出てくるので、感覚で慣れておくと有利
代金の清算は、文章を正しく理解して条件を整理すれば、誰でも正解できるシンプルな分野です。
出題頻度はそれほど高くありませんが、落としたくない問題なので、一度は練習しておきましょう。
【SPI非言語分野:頻出問題例】資料の読み取り
「資料の読み取り」は、表やグラフ、文章などのデータをもとに計算や判断をする問題です。
ビジネスの現場では資料を読み取って意思決定をする場面が多いため、情報処理力・数的思考力・判断力が総合的に試されます。
SPIのテストセンター形式ではたまに出題される程度ですが、情報量が多く、焦ってしまうとミスしやすいので要注意です。
どんな問題が出るの?
例題:(表の読み取り+計算)
ある会社の売上実績(単位:万円)は以下の通り。
部門 | 2022年 | 2023年 |
A部 | 320 | 400 |
B部 | 290 | 300 |
C部 | 380 | 350 |
問:2022年と2023年で、売上が増加した部門の合計増加額は?
解説:
①各部門の増減を確認
A部:+80(400−320)
B部:+10(300−290)
C部:−30(減っているので除外)
②増加分の合計→80+10=90万円
よくある出題パターン
出題タイプ | 内容の例 |
年度別の比較 | 複数年のデータから増減や割合を計算する問題 |
構成比や割合の判断 | 全体に占める比率を表や円グラフから読み取る問題 |
複数条件のフィルタリング | 表中の条件を満たすケースのみを選び出して計算 |
グラフ+文章の読み取り | 棒グラフ・折れ線グラフ+説明文から複合的に情報を得る問題 |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- 先に「設問を読む」ことで、見るべきポイントを絞る
資料全体を読もうとすると時間がかかるので、問題文を先に読んでから、必要な情報を探しにいくのが効率的です。 - 情報をメモや表に整理すると正確に判断できる
頭の中だけで処理しようとせず、一部でもメモを書き出すだけでミスを防げます。 - 数字の単位や割合の対象に注意
「〇%は何に対してか?」「単位は万円か千円か?」など、見落としやすいポイントに気をつけましょう。
対策方法
- ・「表を見る→問題に答える」訓練を日常的に繰り返す
- ・実際のニュースやデータ分析記事を見て情報を読む練習をするのも◎
- ・グラフや数表の読み方に苦手意識がある人は、まずは1問1分を目標に
資料の読み取り問題は、「焦らず読めば解ける」反面、「急いで間違えやすい」分野です。
少しの工夫で確実に正解に近づけるので、読み飛ばさず、丁寧に情報整理を心がけましょう。
【SPI非言語分野:頻出問題例】長文読み取り計算
「長文読み取り計算」は、SPI非言語分野の中でも特に情報量が多く、読む力と整理する力の両方が求められる問題です。
文章自体は難解ではないものの、条件が複雑に絡み合っているため、きちんと読み取って整理しないと、正解にたどり着けません。
WEBテスティング形式ではほとんど出題されませんが、テストセンター形式ではたまに出てくるため、対策しておくと安心です。
どんな問題が出るの?
例題:
ある店では、ポイントカードを導入している。
1回の買い物で2,000円以上購入すると、購入金額の3%分のポイントがつく。
ただし、日曜日は5%に増える。
また、5,000円以上購入すると、100円分の割引券が追加でもらえる。
Aさんは、日曜日にこの店で6,000円の買い物をした。
→もらえるポイントと割引券の合計金額はいくらか?
解説:
ポイント:6,000円×5%=300円分
割引券:5,000円以上なので100円分もらえる
→合計:300+100=400円分
よくある出題パターン
パターンタイプ | 内容例 |
ポイント・割引の複合条件 | 一定金額を超えると追加で特典がつく |
条件によって変化する設定 | 曜日・会員ランク・イベント日などでルールが変化 |
入れ替え・比較問題 | AさんとBさんの状況を比較し、どちらが得かを問う |
表+文章の組み合わせ | 表の内容を読みながら、文章内の条件に合わせて計算する |
解くコツ・対策方法
解くコツ
- 問題文を読みながら、条件を1つずつメモ
長文を丸ごと覚えようとせず、条件を箇条書きや図で整理するのが効果的です。 - 「計算対象」がどこかを明確にする
割引の対象金額が「税込か税抜か」「商品代のみか全体か」など、基準の読み間違いに注意。 - 複数の条件があるときは「優先順位」を整理
ポイント→割引券→追加特典、のように段階的に処理しましょう。
対策方法
- ・条件整理の練習がすべて。問題を解くより、読む力を磨くのが先
- ・複数条件を整理する練習を繰り返すことで、パターンが読めるようになる
- ・時間がかかりがちな分野なので、制限時間を意識して練習する
長文読み取り計算は、SPIの中でもやや“読み疲れ”を起こしやすい分野ですが、冷静に整理すれば確実に正解にたどり着ける分野でもあります。
焦らず、条件を一つひとつ丁寧に読み解く力を養いましょう。
まとめ
ここまで、SPI非言語分野の出題傾向から頻出問題の具体例、そして解くコツ・対策方法まで幅広く紹介してきました。
SPIの非言語分野は、「慣れるまでは難しく感じるけど、慣れてしまえば得点できる」典型的なパターン型テストです。
この記事で紹介した分野をひとつずつ着実に対策すれば、本番で焦らず、自信をもって回答できる状態に持っていけるはずです。
自分のペースでOK。まずは「得意な1分野」を作ることから、SPI対策をスタートしましょう!
