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「正社員じゃなくてもいいかな」「派遣で様子見でもいいかも」と、新卒での就活の中で一度は考えたことがある方も多いのではないでしょうか。特に就活が思うように進まなかったり、将来のやりたいことがまだ明確でなかったりする場合、「とりあえず派遣でもいいか」と考えてしまう気持ちは自然なことです。
ですが、インターネットで「新卒 派遣」と検索すると、「やめとけ」「後悔する」といったネガティブな意見が多く見られるのも事実です。なぜここまで強く警鐘を鳴らされているのでしょうか。
新卒で派遣という選択肢には、正社員とは異なる特徴があり、それが将来のキャリアに影響を及ぼす可能性もあります。目先の不安を解消するために選んだ道が、かえって遠回りになることもあるのです。
本記事では、「新卒で派遣はやめとけ」と言われる背景にある理由を丁寧に解説するとともに、自分に合った働き方を見つけるための就活ガイドとして、後悔しないキャリア選びのポイントをお伝えしていきます。
目次
新卒で派遣はやめとけと言われる理由
① 雇用が不安定で長期キャリアが築きにくい
派遣社員の働き方は、基本的に「期間限定」です。契約は3ヶ月や6ヶ月など短期間で結ばれ、更新されることもありますが、更新される保証はありません。企業側の事情で契約が終了することもあり、「明日から来なくていい」と突然言われる可能性もゼロではないのです。
特に新卒の時期は、キャリアの土台を築く大事なスタート地点です。この時期に短期の雇用を繰り返してしまうと、安定した職歴やスキルの蓄積が難しくなります。結果として「経験が浅い」「継続力がない」と見なされ、次の就活にも悪影響を及ぼしかねません。
契約期間終了後に職を失うリスクも
派遣社員として働くうえで最も大きなリスクのひとつが、「契約期間の終了=退職」となる点です。正社員であれば業績悪化などの理由がなければ基本的に雇用は継続されますが、派遣はそうではありません。
また、契約が終了したからといって次の仕事がすぐに見つかるとは限りません。空白期間ができることで、収入が途絶えたり、精神的な不安を抱えたりすることもあります。社会人経験が浅い新卒にとって、このような不安定な状況は大きなプレッシャーとなるでしょう。
② 派遣社員は立場が弱くなりやすい
派遣社員は、企業と直接雇用契約を結ぶ正社員とは違い、派遣会社との間に雇用契約を結んでいます。そのため、派遣先企業では「外部の人」として扱われることが多く、社内での発言力や意思決定への関与は極めて限定的です。
とくに新卒の場合、職場での人間関係構築や仕事への主体的な取り組みを通じて成長していく段階です。しかし、派遣という立場ではこうした機会が乏しくなりやすく、スキルや自信を育てにくい環境に身を置くことになってしまいます。
正社員との待遇差や業務範囲の壁がある
多くの派遣社員は、同じ職場で働く正社員と比べて、担当できる業務の範囲が狭かったり、責任のある仕事を任されにくかったりします。これは企業側が「派遣社員は一時的な戦力」と捉えているからです。
また、正社員が受けられるような福利厚生やスキルアップ研修、キャリアパス制度も、派遣社員には用意されていないことが多くあります。これは労働条件の差として明確に存在し、同じ職場で働いていても将来的な成長機会に大きな格差が生まれる要因となります。
③ 給与や昇給制度が整っていない
派遣社員の給与は、基本的に時給制です。時給が上がらない限り、いくら長く働いても収入はほとんど変わりません。月給や年収ベースでの昇給やボーナス制度も整っていないことが多く、長期的な収入の向上を見込みにくい働き方だといえます。
新卒で派遣という道を選ぶと、初任給の低さに加え、数年後にも大きく収入が伸びていないという状況に直面する可能性があります。これは将来の生活設計や貯金、スキル投資にも大きく影響するでしょう。
長く働いても給与が上がりにくい
正社員であれば、勤続年数や業績によって基本給が上がったり、役職が付与されることで収入が増えたりします。しかし、派遣社員はそうした制度に乗ることができないケースが多く、同じ業務を続けていても給与がほとんど変わらないこともあります。
「長く働いたのに評価されない」「頑張っても報われない」と感じてしまうことが、モチベーションの低下につながることもあるのです。
④ 派遣経験が転職時にネガティブに見られることも
新卒での就職というのは、企業側にとっても「社会人としての第一歩をどう歩んできたか」を見る重要なポイントです。その際、派遣社員としての経験が中心だと、「なぜ正社員ではなかったのか」「すぐ辞めてしまうのではないか」といった不安材料と見なされることもあります。
もちろん派遣での経験がすべてマイナスというわけではありませんが、まだ経験が浅い新卒段階では、正社員としての実績を積むほうが、次のキャリアにつながりやすいのが現実です。
「キャリアに一貫性がない」と評価されるリスク
新卒から派遣、そしてその後の転職活動という流れの中で、履歴書や職務経歴書に一貫性がないと、企業側は「この人は何を目指してきたのか」と疑問に思ってしまいます。特に正社員登用を前提としない派遣の仕事が複数あると、転職時に「方向性が定まっていない」と判断されてしまうこともあります。
自分の中では目的を持って選んだ働き方だったとしても、それが他人に正確に伝わるとは限りません。だからこそ、新卒という立場では、なるべく一貫性のあるキャリアスタートを意識することが大切です。
新卒だからこそ受けられるメリット
「新卒カード」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは企業が新卒に対して特別な採用枠を設けていることを指します。つまり、就職市場では新卒であることそのものが“強み”になるということです。
このチャンスは人生で一度きり。既卒や第二新卒となった途端に、その恩恵は大きく減少してしまいます。
企業が新卒を積極的に採用する理由のひとつは、社会人経験がない分、組織の文化や仕事のやり方を一から教えられることにあります。その結果、新卒にはさまざまな優遇が用意されており、これを活用しない手はありません。
未経験OKの正社員求人が多い
新卒採用では、業界や職種に関係なく「未経験歓迎」とする求人が多数あります。これは社会人経験がなくても、ポテンシャルや人柄を重視して採用する枠組みだからです。ところが、一度既卒になると「未経験可」の求人は一気に減り、専門スキルや経験が求められるようになります。
充実した研修・サポート制度を受けられる
多くの企業は、新卒向けに体系化された研修プログラムやメンター制度、OJTを用意しています。これらの制度を通して、社会人として必要な基礎力やビジネスマナー、仕事の進め方を段階的に身につけることができます。
一方で、派遣社員として働く場合、基本的には「即戦力」としての業務が求められるため、研修はほとんどありません。スキルアップを望む場合は、自力での学習や自己投資が前提となります。
昇給・昇進など長期的なキャリア形成がしやすい
正社員には、昇給・昇進といったキャリアパスが明確に用意されている企業が多くあります。努力が評価され、結果につながる仕組みが整っているため、将来的な成長や年収アップも期待できます。
新卒でそのレールに乗ることができれば、数年後にはリーダーやマネージャーとしての活躍も見込めます。一方で、派遣社員にはこうした制度がないことが多く、同じ職場で働いていても成長機会に大きな差がつくのです。
派遣社員という選択肢にもメリットはある
これまで新卒で派遣を選ぶことのデメリットを中心にお伝えしてきましたが、すべてのケースにおいて否定されるものではありません。派遣という働き方にも、それなりのメリットがあり、目的やライフスタイルによっては合理的な選択になることもあります。
就活をする中で、「とにかく正社員にこだわるべき」といった論調に焦りを感じる人もいるかもしれません。ですが、働き方の多様化が進んでいる今、派遣というスタイルが合う人も一定数います。
働く時間に融通が利きやすい
派遣社員は、フルタイムではなく、時短勤務や週3勤務など柔軟な働き方が可能な求人もあります。そのため、自分の生活リズムや体調、家庭の事情に合わせて無理なく働けるというメリットがあります。ワークライフバランスを大事にしたい人には魅力的な選択肢です。
さまざまな企業・業種で経験を積める
複数の派遣先で働くことによって、業種や職種をまたいだ幅広い経験を積むことができます。これは視野を広げたい人や、自分に合う仕事を模索したい人にとって有意義な経験になります。
ただし、これは“職を転々とする”ことと紙一重でもあり、キャリア設計に意図がないと、単なる方向性のない転職と見なされてしまう可能性もある点には注意が必要です。
未経験でも挑戦できる仕事が多い
派遣の求人には「経験不問」のものが多く、職歴やスキルに自信がない人でも応募しやすい傾向があります。未経験からオフィスワークや軽作業、接客などさまざまな分野にチャレンジできるため、まずは社会経験を積みたいという人には一定の価値があります。
新卒派遣がおすすめされる3つのケース
派遣社員という働き方が「やめとけ」と言われることが多い一方で、状況によっては新卒であっても派遣という選択が合理的になるケースもあります。ここでは、新卒派遣が比較的おすすめされる3つの具体的なケースをご紹介します。
家庭や健康上の理由でフルタイム勤務が難しい
家庭の事情でフルタイムの勤務が難しい人や、健康面に不安を抱えている人にとって、正社員のフルタイム勤務は負担が大きいことがあります。そのような場合、派遣社員として時間に融通の利く働き方を選ぶことは現実的な選択肢です。
派遣であれば、勤務時間の調整がしやすく、自分のペースで働きながら社会との接点を持つことができます。無理をして体調を崩すよりも、長く働ける環境を選ぶという視点も大切です。
専門職への足がかりとして経験を積みたい
たとえば「将来はWebデザイナーになりたい」「会計分野で働きたい」といった目標がある場合、派遣としてまずは実務経験を積むというアプローチもあります。正社員として未経験では採用されにくい職種でも、派遣であれば“試用的”なポジションからスタートできることもあるからです。
このように目的意識がはっきりしていて、キャリアのステップとして派遣を活用するのであれば、新卒派遣も有効な手段となります。ただし、そのまま長く派遣でとどまってしまわないよう、次のステップへの計画を立てることが必要です。
就活に出遅れたが社会経験を得たい
卒業直前や卒業後に就活を始めた場合、時期的に正社員の新卒枠が少なくなっていることがあります。その際、無理に焦って企業に応募するよりも、派遣として社会経験を積みながら次のチャンスを狙うという方法もあります。
ただしこの場合も、「派遣を一時的な通過点とする」という意識を持ち、空白期間を作らないようにすることが大切です。あくまで“ステップ”としての派遣であることを明確にしたうえで、次の正社員就職を目指す姿勢が必要になります。
派遣と正社員の違いを明確に理解しよう
派遣と正社員は、雇用形態だけでなく、働き方や待遇、将来性に大きな違いがあります。就活中は求人情報ばかりに目が行きがちですが、自分にとってどちらが適しているのかを判断するためにも、それぞれの特徴を正しく理解しておくことが欠かせません。
雇用形態・待遇・キャリア形成の比較
新卒での進路選択は、将来にわたって影響を与える重要な決断です。ここでは、派遣と正社員の代表的な違いをいくつかの観点から比較してみましょう。
契約内容の違いと将来への影響
正社員は企業との直接雇用であり、原則として雇用が無期限です。一方、派遣は派遣会社と契約し、派遣先企業では“期間付きの外部スタッフ”という位置づけになります。これにより、派遣は常に契約終了のリスクを抱えており、安定したキャリアを築きにくいという側面があります。
また、正社員として積み上げられる社歴や社内評価は、将来的にポジションや待遇の向上に直結しますが、派遣ではその蓄積が評価につながりにくい傾向があります。
福利厚生・昇進制度の違い
福利厚生についても、正社員のほうが手厚いのが一般的です。住宅手当、退職金制度、健康診断、企業型年金など、会社ごとにさまざまな支援制度があります。昇進のチャンスも、正社員だからこそ与えられるものです。
対して派遣社員は、昇進・昇給の機会が限定的で、待遇の格差を感じやすい場面もあります。将来に向けた資産形成やライフイベントへの備えという観点でも、正社員のほうが有利です。
仕事の責任範囲や成長の機会
正社員は、長期的なキャリア形成を前提に、より高度な業務やプロジェクトを任されることが多くあります。責任は重くなる一方で、仕事を通じて成長できる機会も豊富です。
一方で派遣社員は、ルーチン業務やサポート業務が中心となることが多く、自発的に動ける範囲が限られています。これは働きやすさの面ではメリットになりますが、キャリアアップの機会という点では不利になる可能性があります。
どうしても派遣を選ぶ場合の派遣会社の選び方のポイント
ここまで「新卒で派遣はやめたほうがいい」と言われる理由を解説してきましたが、とはいえ事情があって派遣という選択を取らざるを得ない人もいます。もし新卒で派遣を選ぶのであれば、今後のキャリアに不利な影響を与えないために、派遣会社の選び方や働き方の工夫について注意しておくことが重要です。
派遣社員としての経験をポジティブなものにするためには、どの派遣会社と契約するかがとても大きな意味を持ちます。サポートが充実しているかどうか、紹介される案件の質はどうかといった観点で、慎重に派遣会社を選ぶようにしましょう。
サポート体制や就業後のフォロー
良質な派遣会社は、就業前の研修やビジネスマナー講習を行っているだけでなく、配属後も定期的にフォローアップを行い、相談しやすい体制を整えています。特に新卒で社会人経験がない場合、何か困ったときにすぐに頼れるサポートがあるかどうかは非常に重要です。
また、就業後のトラブルや職場環境の不満についても、親身に対応してくれる会社を選ぶことで、安心して働くことができます。
求人数や案件の質
派遣会社によって、扱う案件の業種や企業規模、職種の幅には大きな違いがあります。できるだけ多くの案件を抱えており、かつ将来のキャリアにつながりそうな職種を紹介してくれる派遣会社を選ぶことが大切です。
たとえば事務職やIT業界の案件が豊富な派遣会社であれば、正社員転換の可能性がある職場を紹介してもらえることもあります。求人の質や業務内容をよく確認し、ただの“つなぎ”にならないよう意識することが大事です。
企業とのマッチング精度
派遣会社がどれだけ丁寧に企業とのマッチングを行ってくれるかも重要なポイントです。形式的な紹介だけでなく、事前に職場の雰囲気や業務内容をしっかり伝えてくれる会社であれば、自分に合った環境で働ける可能性が高まります。
また、「正社員登用制度の有無」など、将来的なステップアップを見越した情報提供があるかどうかも、派遣会社を見極めるうえでの判断材料となります。
正社員就職を目指すためのステップ
新卒で派遣を選ぶことには一定の理由があったとしても、やはり将来的な安定やキャリアアップを考えるなら、正社員として働くことを視野に入れておくべきです。「やりたいことがわからない」「自信がない」といった理由で正社員を避けるのではなく、まずは一歩踏み出してみることが重要です。
やりたい仕事がまだなくても正社員を目指す
新卒の多くが「自分のやりたい仕事が明確でない」という悩みを抱えています。それでも正社員を目指すべき理由は、社会人としての土台作りと、将来の可能性を広げるためです。
社会人としての土台を築ける
正社員としての就業経験は、社会人としての基本的な力を身につける貴重な機会です。報連相(報告・連絡・相談)やビジネスマナー、チームでの協働スキルなど、どの業種・職種でも活きるスキルを学べるのは、大きな財産になります。
この“土台”があることで、その後のキャリアチェンジや転職もスムーズに進みやすくなります。
将来の選択肢が増える
正社員としての経験があると、転職市場での評価が高まり、より良い条件の企業へステップアップすることが可能になります。一方で、派遣社員の職歴しかないと、応募できる求人が限られたり、書類選考で不利になったりすることがあります。
「とりあえず正社員で働いてみる」という姿勢でも、経験を積むことでやりたい仕事が見えてくることもあるため、選択肢を広げる意味でも早めに正社員を目指すのが賢明です。
就活で意識すべきポイント
正社員就職を目指すにあたっては、単に「どこでもいいから受かればいい」という姿勢ではなく、自分に合った企業を選ぶための工夫が必要です。
自己分析と企業研究を丁寧に
自分の価値観や強み、働き方の理想像を明確にすることで、ミスマッチを避けた就活ができます。また、企業研究を通じて「この会社で何がしたいのか」「どんな貢献ができそうか」を具体的に語れるようになることが、内定獲得のカギになります。
中小企業やベンチャーも視野に入れる
大手企業にばかり目を向けると、倍率が高くなかなか内定が取れないこともあります。中小企業やベンチャー企業は、少人数だからこそ一人ひとりに任される役割が大きく、早い段階から成長できる環境が整っていることも多いです。
ネームバリューにとらわれず、自分の成長を後押ししてくれる企業を見つける視点が大切です。
まとめ
「正社員じゃなくてもいいかな」「とりあえず派遣で働いてみようかな」といった考えを持つ新卒の方は少なくありません。特に就活がうまくいかなかった場合や、自分の進路に迷いがあるときは、派遣という柔軟な働き方に魅力を感じることもあるでしょう。
しかしながら、「新卒 派遣 やめとけ」と言われる背景には、雇用の不安定さや待遇の違い、将来的なキャリアへの影響といった、軽視できないリスクが存在します。新卒という人生で一度きりのタイミングは、実はとても価値のあるカードであり、この機会をどう活かすかが将来を左右すると言っても過言ではありません。
もちろん、派遣という選択肢がすべて悪いわけではありません。目的が明確であったり、事情があったりする場合には、柔軟な働き方として有効に活用できる場面もあります。ただしその場合でも、派遣会社の選び方や将来への見通しを持った行動が求められます。
今や働き方は多様化していますが、その中で「どの道を選ぶか」ではなく「どう活かすか」が重要です。自分自身のキャリアをしっかりと見据え、後悔のない就活を進めていきましょう。