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就職活動の自己PRで、「勉強を頑張ったことしかない」と悩む学生は少なくありません。サークルやアルバイトで特別な成果を出した経験がなくても、「地道に努力した経験」自体は立派な強みです。
しかし、「勉強を頑張りました」とだけ伝えると、面接官には「真面目だけど印象に残らない」「他の学生と同じ」と受け取られてしまうこともあります。
実際に評価されるのは、どんな課題にどう向き合い、どんな工夫で乗り越えたのか という「過程の部分」です。勉強を通して身についた「継続力」「計画性」「向上心」は、社会人になってからも役立つ重要なスキルとして評価されます。
この記事では、「勉強の努力」を効果的に自己PRに変えるための考え方や構成のコツを詳しく解説します。企業が注目している視点を踏まえながら、「努力=地味」ではなく「努力=成長できる人」と伝わる書き方を身につけましょう。
目次
「勉強の努力」は自己PRになる?
「勉強を頑張っただけでアピールになるの?」と不安に感じる学生は多いですが、結論から言えば、勉強の努力は立派な自己PRになります。
企業が重視しているのは、派手な成果や特別なエピソードではなく、「課題にどう取り組んだか」「そこから何を学んだか」という姿勢です。
勉強というテーマは、誰もが経験しているからこそ、自分らしさの出し方 が問われます。たとえば、「苦手教科を克服するために工夫した方法」「目標点数を達成するまでに続けた習慣」「資格取得のために計画を立てた努力」など、取り組み方次第で印象は大きく変わります。
つまり、「努力をどう見せるか」で、あなたの人間的な成長や仕事に向かう姿勢が伝わるのです。
ここでは、まず「勉強の努力」がどのような観点から評価されるのかを見ていきましょう。
結論:努力は結果より過程で評価される
自己PRで「努力」をテーマにする際に勘違いしやすいのが、「成果を出さなければ評価されない」という考え方です。もちろん成果があるに越したことはありませんが、企業が本当に知りたいのは「結果に至るまでの行動や工夫」です。
たとえば次のようなケースを考えてみましょう。
・英語の資格試験で目標点数には届かなかったが、半年間毎日勉強を継続した
・研究テーマが難しく、思うように進まなかったが、試行錯誤して新しい手法を見つけた
どちらも「結果」だけ見れば完璧ではありませんが、「諦めずに努力した姿勢」や「自分なりの工夫」が伝われば、評価につながります。
社会人に求められるのは、すぐに成果を出す能力よりも、課題を分析して改善を続ける力 です。そのため、「過程の中でどんな思考をしたか」「どんな壁にどう立ち向かったか」を中心に語ることが重要です。
つまり、自己PRで評価される“努力”とは、「頑張った時間」ではなく、「問題を解決するための考え方と行動」です。
企業が見ている3つの視点
自己PRで「努力」を語るとき、企業は主に次の3つの視点からあなたを見ています。
① 継続できる力
仕事では、一度覚えた知識やスキルを継続的に磨き続ける姿勢が欠かせません。勉強を通して「毎日少しずつ続ける」「目標まで諦めない」といった経験は、社会人になってからの“粘り強さ”として評価されます。特に長期的に取り組んだ経験(例:半年以上、1年単位など)は説得力が高いです。
② 問題解決力
勉強は「理解できない問題にどう向き合うか」という課題解決の連続です。分からない箇所を分析し、参考書を変えたり、先生や友人に質問したりと、試行錯誤したプロセスはそのまま“ビジネスでの課題解決力”の証明になります。
③ 成長への意欲
企業が最も重視するのは、「成長しようとする姿勢」です。たとえ勉強が得意でなくても、「できないことを克服したい」「知識を広げたい」と努力し続ける姿勢が伝われば、それだけで高く評価されます。
特に新卒採用では、「完璧な人材」よりも「成長できる人材」が求められるため、努力の中に“向上心”を感じさせる表現を意識することが大切です。
自己分析チャート:「努力型 or 結果型、あなたはどっち?」
自己PRを作るうえで、自分が「努力型」か「結果型」かを整理しておくと、伝え方の方向性が明確になります。以下の簡易チャートで、自分のタイプを確認してみましょう。
| 質問 | A(努力重視) | B(結果重視) |
| 1. 勉強で意識していたのは? | コツコツ続けること | 成績や成果を上げること |
| 2. 褒められて嬉しかったのは? | 頑張りを見てもらえたとき | 点数や順位で評価されたとき |
| 3. 困難に直面したときは? | 諦めずに方法を変える | できないなら別の目標を探す |
| 4. 勉強で印象に残っているのは? | 工夫して乗り越えた経験 | 成果が出た瞬間 |
| 5. 自己PRで伝えたいのは? | 継続力や向上心 | 結果を出す行動力 |
Aが多い人は「努力型」、Bが多い人は「結果型」に分類されます。
努力型の人は「過程」を中心に語ると説得力が増し、結果型の人は「成果につながる行動プロセス」を詳しく語ることで、バランスの取れた自己PRになります。
どちらのタイプでも評価されるポイントは、「どんな課題にどう向き合ったか」「その経験が今の自分にどう影響しているか」です。自分の強みを明確にして、次の章で紹介する「勉強から導ける強み一覧」に落とし込んでいきましょう。
勉強を題材にアピールできる強み一覧
「勉強を頑張った」という経験は、一見するとシンプルですが、その中には多くの社会人スキルが隠れています。企業が求める人物像と結びつけて言い換えることで、評価される自己PRに変えることができます。
ここでは、勉強というテーマから導き出せる代表的な強みを紹介し、それぞれの活かし方を解説します。
向上心・探求心:学ぶ姿勢を評価される
勉強を通じて得られる最もわかりやすい強みが「向上心」や「探求心」です。
これは「現状に満足せず、常に成長しようとする姿勢」を意味します。たとえば、苦手な分野にあえて挑戦したり、授業外で関連分野を自分から調べたりした経験は、この強みを象徴します。
企業は、社会に出てからも自ら学び続ける人を求めています。ビジネスの世界では、技術や市場が常に変化するため、学び続ける姿勢を持つ人こそ成長し続けられるからです。
単に「頑張った」ではなく、「どう成長したいと思って努力したのか」を語ることで、主体性や意欲の高さが伝わります。
計画性・継続力:目標達成までの道筋を立てる力
資格試験や受験勉強などでは、長期的な目標に向けて「計画的に努力する力」が問われます。
計画性とは、ただスケジュールを立てることではなく、「目標から逆算して現実的な行動計画を組む力」です。
たとえば、「1日3時間を3か月続ける」「週ごとに達成度を見直す」など、自分で進捗を管理した経験を具体的に示すと、仕事にも通じる「プロセスマネジメント力」として評価されます。
また、計画通りにいかない場面でのリカバリー方法(スケジュール修正・優先順位変更など)を語れると、「柔軟性のある継続力」としてより説得力が高まります。
集中力・忍耐力:地道な積み重ねを支える力
勉強はすぐに成果が出るものではなく、長時間の集中と根気が必要です。
特に、模試や試験本番までの期間における「モチベーションの維持」「誘惑との戦い」「集中できる環境づくり」などは、社会に出てからの“自己管理力”の基礎にもなります。
採用担当者は、「最後まで粘り強く取り組める人かどうか」を見ています。たとえ結果がすぐに出なくても、継続して努力した経験を語ることで、「逆境でも踏ん張れる人材」という印象を与えることができます。
「諦めずにやり切った経験」は、どんな分野の仕事でも共通して評価されるポイントです。
やり抜く力・責任感:最後まで諦めない粘り強さ
「やり抜く力(グリット)」とは、困難な状況でも投げ出さずにやり切る力を指します。
勉強では、結果がすぐに見えない中でも継続する姿勢が求められるため、この力を培いやすいのです。
たとえば、「一度落ちた試験に再挑戦して合格した」「難しい研究テーマを最後までやり遂げた」といった経験は、単なる努力ではなく“責任感”のある行動として評価されます。
社会では、自分の担当業務を途中で投げ出さず、最後まで結果に責任を持つ姿勢が求められます。したがって、「途中で諦めずに完結させた経験」をエピソードとして語ることが、信頼感を生む自己PRにつながります。
努力→成果変換マッピング表:「努力内容」から「評価される強み」に変える
自己PRで「勉強を頑張った」と言うだけでは伝わりません。重要なのは、努力の中にあった行動や思考を“社会人スキル”に変換して伝えること です。
以下のマッピング表を参考に、「自分の努力がどんな強みに当てはまるか」を整理してみましょう。
| あなたの努力内容 | 評価される強み | PRで使える表現例 |
| 毎日一定時間勉強を続けた | 継続力・自己管理力 | 「決めたルールを守り、半年間欠かさず取り組んだ」 |
| 苦手科目を克服した | 向上心・課題解決力 | 「弱点を分析し、学習法を変えて改善した」 |
| 友人と勉強会を主催した | 協調性・リーダーシップ | 「周囲を巻き込みながら互いに教え合う環境を作った」 |
| 試験前に計画表を作成した | 計画性・実行力 | 「目標点から逆算してスケジュールを立てた」 |
| 集中できない時に工夫した | 忍耐力・問題解決力 | 「集中が途切れた際には場所や時間を変えて工夫した」 |
| 失敗から学びを得て再挑戦した | 粘り強さ・責任感 | 「一度の失敗を糧に改善策を立て、結果を出した」 |
このように、「何をどう頑張ったのか」を具体的な行動に変換していくと、どんな勉強エピソードでも説得力のある自己PRになります。
「勉強×努力」の自己PRで評価される書き方3つのコツ
「勉強を頑張ったこと」は、多くの学生が経験しているテーマです。だからこそ、同じような自己PRになりやすく、差がつきにくいのも事実です。
評価される自己PRに変えるためには、「取り組み方」や「工夫のプロセス」に焦点を当てて、他の学生とは違う“あなたらしさ”を伝える必要があります。
ここでは、企業が「この人は努力を成果につなげられる」と感じる書き方のコツを3つ紹介します。
① 成績や資格より取り組み方を中心に話す
自己PRでありがちな失敗は、「結果だけを強調してしまうこと」です。
たとえば「TOEICで800点を取りました」「資格を3つ取得しました」と言っても、そこに“どう努力したか”がなければ、面接官には印象が残りません。
一方で、結果が完璧でなくても、「どんな工夫で取り組んだのか」を語れれば評価されます。
たとえば、「毎朝30分だけでも必ず勉強する習慣をつくった」「苦手分野を克服するために別の参考書を取り入れた」など、行動の工夫を具体的に話すと、“行動力”と“改善意識”が伝わります。
勉強というテーマは、努力のプロセスを最も説明しやすい題材です。
「結果」よりも「過程」で、自分の姿勢・思考力・成長意欲を見せる意識を持ちましょう。
② 問題点と工夫をセットで語る
努力を語るときに大切なのは、「問題点→工夫→結果」という流れを意識することです。
ただ「努力しました」と言っても、努力の方向性が見えなければ評価されにくいからです。
たとえば次のように構成すると、説得力がぐっと増します。
- 【問題点】最初は集中力が続かず、長時間の学習が苦手だった
- 【工夫】勉強場所を変えたり、時間を区切ったりして集中力を維持する方法を試した
- 【結果】1日3時間の勉強を3か月間継続できるようになった
このように、「課題を分析し、解決に向けて行動した経験」は、仕事におけるPDCA(計画・実行・検証・改善)の力として評価されます。
企業は「自分で課題を見つけ、改善できる人」を求めているため、問題点と工夫を必ずセットで語ることが大切です。
③ “コツコツ”を成果や変化で見せる
「コツコツ努力できる人」という言葉はよく使われますが、実際にはそのままでは弱い表現です。
なぜなら、“コツコツ”という抽象的な言葉だけでは、具体的なイメージが湧かないからです。
そこで、「どのくらい」「どんな工夫で」「どんな変化があったのか」を具体的に説明しましょう。
たとえば、次のように表現を変えるだけで印象が大きく変わります。
- 悪い例:「毎日コツコツ勉強しました」
- 良い例:「毎朝1時間早く起きて勉強を習慣化し、3か月後には模試の得点が20点上がりました」
このように、努力の「時間・工夫・変化」を入れることで、“結果を出す継続力”として伝わります。
社会に出ると、地道な努力を継続しながら結果を出すことが求められるため、この姿勢は高く評価されます。
差別化チェックリスト:「ただ真面目な人」で終わっていないか?
自己PRが「真面目でコツコツ努力する人です」だけで終わってしまうと、他の学生との差がつきません。
以下のチェックリストを使って、あなたのPRが“印象に残る努力エピソード”になっているかを確認しましょう。
| チェック項目 | YES/NO |
| 勉強の目的(なぜ頑張ったのか)が明確に書かれているか | |
| 取り組む中での課題や壁を具体的に説明しているか | |
| 自分なりの工夫や改善策を取り入れているか | |
| 結果だけでなく“変化”や“成長”を説明しているか | |
| 社会で活かせる力(継続力・課題解決力など)に変換できているか | |
| 他の人にはない自分らしいエピソードや動機があるか |
もし「NO」が多い場合は、文章が“真面目なだけ”の印象になっている可能性があります。
努力のプロセスに「目的」「課題」「工夫」「成長」を入れるだけで、文章に深みと説得力が生まれます。
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自己PR構成テンプレートと作成ステップ
「勉強を頑張った」という経験を自己PRにまとめるとき、最も大切なのは“整理の順番”です。
感情や体験をそのまま書き連ねても、面接官に伝わりにくく、「結局何が言いたいのか」がぼやけてしまいます。
そこでおすすめなのが、PREP+STAR法を組み合わせた構成です。
これは、論理的にかつ印象的に「努力の過程」を伝えるためのフレームで、自己PRの文章構成として最も使いやすい型のひとつです。
PREP+STAR法で整理する
PREP法とは、「結論→理由→具体例→まとめ」という構成のこと。これにSTAR法(Situation:状況/Task:課題/Action:行動/Result:結果)を組み合わせることで、努力の流れをよりリアルに描けます。
自己PRでは次の順番を意識すると、読みやすく説得力のある構成になります。
① 結論(Point)
まず、「自分の強み」を端的に伝えます。
例:「私の強みは、目標に向けて継続的に努力できる力です。」
② 行動のきっかけ(Reason)
なぜその努力を始めたのか、動機を説明します。
例:「大学2年のとき、英語の授業でつまずき、理解を深めたいと感じたことがきっかけでした。」
③ 具体的な取り組み(Action)
ここでSTAR法を使い、状況・課題・行動を順番に説明します。
例:「毎朝1時間早く起きてリスニングを続け、苦手箇所を分析して勉強法を改善しました。」
④ 結果と学び(Result & Reflection)
結果を数値や変化で示し、そこから学んだことを整理します。
例:「3か月後にはTOEICの点数が150点上がり、継続することで成果を出せる自信を得ました。」
⑤ 今後への活かし方(Future)
学びを社会人としてどう活かすかを締めくくりにします。
例:「今後も課題に直面しても諦めず、改善を重ねて成果につなげていきたいと考えています。」
この型を使えば、努力の“流れ”と“成長”が一貫して伝わる自己PRになります。
書き方の例:「勉強」から「社会人スキル」へつなげる
ここでは、勉強というテーマを“社会で役立つ力”に変換した書き方の具体例を見てみましょう。
例文:
「私の強みは、目標に向かって計画的に努力を続けられる力です。
大学では簿記資格の取得を目指し、半年間の独学に取り組みました。当初は専門用語が多く理解が進まなかったため、まず全体像をつかむことを優先し、学習計画を細分化しました。
毎週ごとに学習範囲を決めて進捗を可視化することで、苦手分野の克服にもつなげられました。結果として2級に合格できただけでなく、計画的に物事を進める力と、最後までやり抜く粘り強さを身につけました。
今後もこの経験を活かし、業務の中でも課題を整理しながら着実に成果を出せる社会人を目指します。」
このように、「学んだ内容」ではなく「どう学んだか」「そこから何を得たか」を中心に書くと、単なる勉強エピソードが“仕事に活かせる経験”に変わります。
つまり、「学習→努力→成長→応用」という流れを意識することが、社会人スキルにつなげる最大のポイントです。
1分で整理できる構成メモテンプレート
自己PRを作成する前に、以下のメモテンプレートを使って自分の考えを整理してみましょう。
このシートを埋めるだけで、構成の骨格が自然に完成します。
| 項目 | 書き方のヒント | あなたの内容 |
| 1. テーマ | 何の努力を伝えたい? | (例:英語学習、資格取得、卒論研究) |
| 2. きっかけ | なぜ頑張ろうと思った? | (例:苦手を克服したかった、目標点を達成したかった) |
| 3. 課題 | 何が難しかった? | (例:モチベーション維持、理解の難しさ) |
| 4. 工夫・行動 | どんな方法で取り組んだ? | (例:毎日同じ時間に勉強/友人と勉強会) |
| 5. 結果・成長 | どう変化した?何を得た? | (例:勉強習慣が身についた、継続力を得た) |
| 6. 仕事への活かし方 | その経験をどう活かせる? | (例:地道に取り組む姿勢で成果を出す) |
このテンプレートを使うと、思考の整理がスムーズになり、短時間で骨格が完成します。
特にES(エントリーシート)で400〜500文字程度の自己PRを書く場合、このメモをもとに文章を組み立てると、余計な脱線を防げます。
「勉強・努力」を題材にした自己PR例文集
ここでは、実際に「勉強を頑張った経験」を自己PRとして活かす際の例文を紹介します。
それぞれの例文は、「継続力」「探求心」「向上心」「計画性」といった異なる強みに焦点を当てています。
どのタイプもPREP+STAR法を意識して構成しているため、書き方の参考として活用してください。
例文① 継続力をアピール(資格取得に向けた努力)
私の強みは、目標に向かって継続して努力できる力です。
大学2年のとき、簿記2級の資格取得を目指しました。当初は専門用語が多く理解が追いつきませんでしたが、「1日3時間だけでも続ける」という目標を設定し、朝と夜に時間を分けて学習を進めました。
特に、途中で集中力が途切れないように、勉強の記録をノートに残し、進捗を可視化しました。努力を続ける中で理解度が少しずつ上がり、結果として2回目の試験で合格することができました。
この経験から、日々の積み重ねが成果を生むことを実感しました。今後も、目標達成に向けて地道に行動し続ける姿勢を大切にしたいです。
例文② 探求心をアピール(専門分野の研究や分析)
私の強みは、物事を深く掘り下げて考える探求心です。
大学では心理学を専攻し、行動パターンとモチベーションの関係をテーマに研究しました。最初はデータ分析の知識が不足しており、思うように結果をまとめられませんでした。そこで、統計解析ソフトの使い方を独学で学び、教授や大学院生にも質問して理解を深めました。
データを何度も検証し、仮説を修正しながら分析を重ねた結果、学会で研究発表の機会を得ることができました。
この経験から、「知識が足りないなら自ら学ぶ」という姿勢を身につけました。社会に出てからも新しい知識を吸収し、課題に対して粘り強く向き合っていきたいです。
例文③ 向上心をアピール(苦手科目の克服)
私の強みは、苦手分野にも前向きに取り組める向上心です。
大学1年のころ、英語が苦手で授業についていくのが大変でした。しかし将来の可能性を広げるためには避けて通れないと感じ、あえて英語力向上を目標に設定しました。
最初の1か月は単語を覚えるだけでも苦労しましたが、アプリや音声教材を活用し、日常生活の中でも英語に触れる機会を増やしました。その結果、半年後にはTOEICスコアが200点以上アップし、英語を使うことへの苦手意識がなくなりました。
この経験を通じて、「成長したいという意志があれば、どんな分野も克服できる」と学びました。社会人になっても、変化を恐れず自ら成長を追求していきます。
例文④ 計画性をアピール(学習スケジュール管理)
私の強みは、目標から逆算して計画的に行動できる力です。
大学3年の春に、公務員試験の合格を目指しました。膨大な学習範囲を効率よく進めるために、まずは全体の試験日程から逆算し、週ごとの勉強スケジュールを作成しました。
また、進捗を記録するチェックリストを活用し、達成状況を「見える化」することで、モチベーションを維持できました。途中で計画が遅れた際も、原因を分析して翌週の予定を調整し、最終的には無理なく学習を完遂できました。
この経験から、計画を立てて行動する力と、柔軟に軌道修正する力の両方が身につきました。今後はこの経験を活かし、仕事でも着実に成果を上げられる人材を目指します。
例文⑤ NG→改善例:「勉強だけ」から「努力×成長」へ書き換える
以下は、ありがちな“勉強だけの自己PR”を、評価される「努力×成長型」に書き換えた例です。
「何を頑張ったか」ではなく、「どう工夫し、どう成長したか」を中心に書くのがポイントです。
NG例:
「大学時代は勉強を頑張りました。毎日コツコツ努力し、良い成績を取ることができました。努力することの大切さを学びました。」
→ これでは「何をどう頑張ったのか」が伝わらず、印象に残りません。
改善例:
「大学時代は、苦手だった統計学を克服するために計画的な学習を続けました。最初は専門用語の理解に苦しみましたが、授業後に必ず復習し、理解できなかった部分は教授に質問するようにしました。3か月ほどで内容を整理できるようになり、最終的には成績上位10%に入ることができました。この経験を通して、課題を分析し、工夫を重ねながら成長できる粘り強さを身につけました。」
このように、「過程」と「成長」を具体的に示すだけで、自己PRの印象は大きく変わります。
努力の物語が見える文章こそ、面接官の心に残る自己PRです。
「勉強の努力」を自己PRに使うときの注意点
「勉強を頑張ったこと」は多くの学生が話すテーマであるため、伝え方次第で印象が大きく変わります。
特に注意すべきなのは、「勉強しかしていない」と思われること、そして「地味で印象に残らない」話になってしまうことです。
この章では、そうした失敗を防ぎつつ、あなたの努力を“社会で活きる力”として伝えるためのポイントを解説します。
勉強しかしていない人と思われない工夫
自己PRで勉強の話をすると、「この人は真面目だけど、柔軟性がなさそう」「机上の努力しかできないのでは」と受け取られることがあります。
それを防ぐには、勉強以外との“つながり”を示すことが効果的です。
たとえば、
・「学んだ知識を活かしてアルバイトの効率化に取り組んだ」
・「ゼミで得た分析スキルをプレゼンに活用した」
・「資格取得を通じて仲間と励まし合い、協力する大切さを学んだ」
このように、勉強をきっかけに得たスキルや人間的成長を語ると、印象が一気に変わります。
「知識を行動に変えられる人」「努力をチームに還元できる人」というイメージが伝われば、面接官に「社会で活躍できそうだ」と感じてもらえるでしょう。
成果を数字で語るより成長を伝える
資格の点数や偏差値など、数字で表せる成果は分かりやすいですが、それだけでは本質的な評価にはつながりません。
企業が知りたいのは、「どう努力して、どう成長したか」という過程です。
たとえば次のような表現を意識しましょう。
- 「点数を上げるために、勉強法を毎週見直した」
- 「苦手だった分野を克服するために、他人のアドバイスを積極的に取り入れた」
- 「目標を達成したことで、自信と継続力を得た」
数字を出すなら、「成長を補足する証拠」として使う程度がベストです。
「TOEICスコアが600→750に上がった」だけではなく、「継続的な努力がスコア上昇につながった」という背景を語ることで、数字の裏にある努力が伝わります。
専門用語・学科内容はわかりやすく
研究や専攻分野の内容をPRに使う際は、専門用語の使いすぎに注意しましょう。
面接官の多くはその分野の専門家ではないため、難しい言葉を使うと「結局何をしたのか」が伝わらなくなってしまいます。
たとえば心理学専攻なら「認知的不協和理論」よりも「人が矛盾した状況に置かれたときの心の動きを分析した」と言い換えるほうが伝わりやすいです。
理系分野でも、「アルゴリズムの最適化」より「作業効率を高めるために手順を改良した」と表現したほうが印象が良くなります。
つまり、“誰が聞いても理解できる言葉”に置き換えることが重要です。
専門性よりも、「その学びをどう活かしたか」「どんな姿勢で努力したか」を伝えることを優先しましょう。
採用担当者コメント:「努力型PRで評価される人の特徴」
企業の採用担当者にヒアリングを行うと、「勉強を頑張った」という自己PRが評価される学生には共通点があるといいます。
以下は、実際の採用現場でよく聞かれるコメントをまとめたものです。
「努力の方向性が明確な学生は印象に残る。なんとなく頑張ったではなく、“なぜその努力をしたのか”を語れる人は説得力がある。」
「結果よりも“工夫のプロセス”を丁寧に話せる学生が強い。改善や試行錯誤を語ると、社会人としての素地を感じる。」
「数字だけでなく、“成長を自分の言葉で表現できるか”が大切。『以前はこうだったが、今はこう変わった』という変化を語れる人は印象が良い。」
つまり、**「努力+思考+成長」**の3点セットで語れる人こそ、努力型PRで評価される学生です。
どんなテーマでもこの構成を意識すれば、“地味な努力”を“確かな成長”として伝えられます。
ESを作りたいけど、どう書けばいいかわからない、、
「志望企業に提出するESを書かなきゃいけないけど、何から始めればいいのか分からない」そんな悩みを抱えたことはありませんか?限られた時間で質の高いESを仕上げるには、書き出しから構成までサポートがあると安心ですよね。
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「うまく言葉にできない…」という方でも安心して始められます。
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面接・ESで伝えるときの話し方と深掘り対策
自己PRが完成しても、面接での話し方や深掘り質問への対応が不十分だと、せっかくの努力エピソードがうまく伝わらないことがあります。
特に「勉強の努力」をテーマにしたPRは、面接官にとっても共通の経験であるため、より深く掘り下げられる傾向があります。
この章では、面接やエントリーシート(ES)で効果的に伝えるためのポイントと、想定される質問への対応法を解説します。
面接では「きっかけ→工夫→成長」の流れで話す
面接では、長い説明よりも“流れがわかりやすい話し方”が重要です。
特に勉強の努力をテーマにする場合は、「なぜ」「どうやって」「どう成長したか」を順に話すだけで、短時間でも印象的に伝わります。
たとえば以下の流れです。
- きっかけ:「大学2年のとき、英語の授業で苦手意識を感じたことがきっかけでした。」
- 工夫:「そこで、毎日30分でも英語に触れる時間をつくり、リスニングアプリを使って通学中に学ぶようにしました。」
- 成長:「継続するうちに理解が深まり、半年後には授業で積極的に発言できるようになりました。」
このように3ステップで話すことで、内容が整理され、相手が理解しやすくなります。
また、成長を“気持ちの変化”で表現すると、より人間味のあるエピソードになります。
「最初は苦手だったけれど、続けるうちに自信がついた」など、感情を交えて話すと、面接官に印象が残ります。
深掘り質問の例:「なぜ頑張れたのか?」に備える
「勉強の努力」をテーマにした自己PRでは、以下のような深掘り質問がよく出ます。
- 「なぜその勉強を頑張ろうと思ったのですか?」
- 「途中でやめたくなったことはありませんでしたか?」
- 「モチベーションを保つために、どんな工夫をしましたか?」
- 「その経験は今後の仕事にどう活かせると思いますか?」
これらは、単なる事実確認ではなく、**“行動の背景にある価値観”**を見極めるための質問です。
したがって、答えるときは「理由」と「考え方」を意識して話すと良いでしょう。
たとえば「なぜ頑張れたのか?」と聞かれたとき、
- NG:「資格を取りたかったからです。」
- OK:「将来の選択肢を広げたいと思い、努力を続けました。」
さらに一歩踏み込み、
- 「努力を続けることで、自分の成長を実感できるのが嬉しかった」
といった感情面を交えると、説得力が増します。
また、「途中で挫折しそうになった経験」を正直に話すのも効果的です。
その上で「それをどう乗り越えたか」を説明すれば、粘り強さや課題解決力をアピールできます。
ロールプレイ例:「努力」を行動力に変える答え方
以下は、面接官と学生のやり取りを想定した“良い回答例”です。
単に努力を語るだけでなく、「仕事にどう活かせるか」まで話せるようにしましょう。
面接官:「勉強を頑張ったとのことですが、なぜそこまで努力できたのですか?」
学生:「もともと英語が苦手だったのですが、将来海外の人とも関わる仕事をしたいと思っていました。苦手を克服しないとその目標は叶わないと感じ、挑戦を続けました。」
面接官:「続ける中で大変だったことは?」
学生:「最初の1か月は思うように成果が出ず、やる気が下がる時期もありました。ただ、学習時間を記録することで進捗が目に見え、少しずつ自信が持てるようになりました。」
面接官:「その経験を社会に出てからどう活かしたいですか?」
学生:「結果がすぐに出なくても、地道に改善を重ねれば必ず成長できると学びました。仕事でも、課題に直面した際は原因を分析し、行動で改善する姿勢を大切にしたいです。」
このように、「努力→工夫→成長→活用」の順で話せると、面接官に「この人は自分で考えて行動できる」と印象づけられます。
努力を“過去の出来事”ではなく、“未来につながる行動力”として語ることが、面接突破の鍵です。
まとめ
勉強を通じた努力は、決して地味な話ではありません。
むしろ、「課題にどう向き合ったか」「どう工夫して成長したか」を語れる題材として、自己PRに非常に向いています。
企業が評価するのは、結果ではなく過程、そして努力を通じて得た継続力・問題解決力・向上心です。
たとえ小さな成果でも、自分の言葉で努力の軌跡を説明できれば、それは立派な強みになります。「努力=自分の成長物語」として語ること。
それが、“勉強の努力”を評価につなげる一番の近道です。








