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就活でよく聞かれる質問のひとつに、「チームで何かに取り組んだ経験はありますか?」というものがあります。この質問に対して、「自分はチームで何かをした記憶がない」「特に目立つ経験もない」と感じて、不安になってしまう学生も少なくないでしょう。
コロナ禍の影響でグループ活動が制限されていた世代や、個人での学習や趣味に集中していた人にとっては、「チームで何かをした」という実感が持てないまま面接を迎えることもあります。しかし安心してください。「チームでの経験がない=何も評価されない」というわけではありません。
本記事では、チーム経験がないと感じている就活生に向けて、エピソードの探し方や、見つからなかった場合の対処法、さらには面接での具体的な伝え方までを詳しく解説します。「チームで何かをした経験なんてない」と悩む前に、ぜひこの記事を参考に、自分の中にある「語れる経験」を見つけてみましょう。
目次
「チームで何かに取り組んだ経験がない」とは答えない方がいい
就活の面接で「チームで何かに取り組んだ経験はありますか?」と聞かれて、「特にありません」と答えてしまうのは避けた方がよい対応です。もちろん、無理に作り話をする必要はありませんが、「ない」と答えてしまうことで、アピールのチャンスを自分から手放してしまうことになります。
まずは、なぜ「ない」と答えるのがもったいないのか、その理由をしっかり理解しておきましょう。
「経験がない」と答えない方がいい理由
企業では、ほとんどの仕事がチームで行われます。一人だけで完結する業務は少なく、必ず誰かと関わりながら、協力しながら進めることが求められます。そのため、企業の採用担当者は、チームでの行動経験を通じて「どのように他者と関わるのか」「組織に馴染めそうか」などを確認しようとしています。
ここで「経験がないです」と答えてしまうと、「協調性がないのでは?」「チームでどう動くか想像がつかない」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
また、「経験がない」という答えは、自己分析や振り返りが不十分だという評価にもつながるおそれがあります。自分の過去を掘り下げ、そこからどんな経験をチーム活動として捉えられるかを考える姿勢は、社会人としても求められる力のひとつです。
チームで何か取り組んだ経験を高校まで順に遡って探してみよう
「大学生活でチームらしい活動をしてこなかった…」という就活生は、高校時代まで遡ってみることをおすすめします。中学校以前の経験は時間が経ちすぎていて、現在の自分との関連性が弱くなるため、基本的には高校〜大学の範囲でエピソードを探すとよいでしょう。
意識して振り返ると、日常の中で「誰かと協力して何かに取り組んだ経験」は意外と多いものです。ここでは、代表的な4つの活動からチーム経験のヒントを探ってみましょう。
部活・サークルの経験
部活動やサークル活動は、最もチーム経験を語りやすい場です。キャプテンや副キャプテンといった役職についていなくても問題ありません。日々の練習や、メンバーとの連携、後輩への声かけ、試合やイベントのサポートなど、自分がチームの中でどのように関わっていたかを掘り下げてみましょう。
たとえば、「レギュラーではなかったが、チームの雰囲気をよくするために声出しを意識した」「全体のタイムスケジュールを管理していた」など、裏方の貢献でも十分にアピールになります。
ゼミ・研究室の経験
ゼミや研究室での発表準備や共同研究も、立派なチーム経験です。とくに大学3〜4年で所属することが多いゼミでは、発表資料の分担や議論の進行など、協力して取り組む機会が多くあります。
たとえば、「リーダーではなかったが、進捗を管理してメンバーの作業を調整した」「意見が対立した場面で双方の考えをまとめる役を担った」といった経験は、調整力や俯瞰力のアピールにつながります。
アルバイト・長期インターンの経験
アルバイトやインターンシップでも、チームで働く場面は数多くあります。飲食店や販売、接客業であれば、他のスタッフとの連携が日常的に求められますし、オフィスワークのインターンであれば、プロジェクト単位で複数人での仕事をするケースもあります。
たとえば、「新人教育のサポートをした」「混雑時に声をかけ合って対応を工夫した」など、誰かと協力してうまくいった経験を掘り起こすことが大切です。
文化祭・体育祭・修学旅行の経験
高校時代の行事にも、チーム活動の要素が多く含まれています。クラスで出店の準備をした文化祭、全員で競技に臨んだ体育祭、旅行の班行動や企画などは、協力して物事を進めた貴重な体験です。
たとえば、「出し物の準備がうまく進まない中で、作業の段取りを見直して巻き返した」「自分から友達に声をかけて盛り上げた」といったエピソードは、積極性や行動力を伝える材料になります。
チームで何か取り組んだ経験を見つけたらエピソード化する
チームで取り組んだ経験が見つかったら、次はそれを面接で伝わる形に「エピソード化」することが大切です。ただ事実を並べるだけでは、印象に残るアピールにはなりません。面接官が理解しやすく、納得できる構成で話すことで、あなたの強みや価値がより明確に伝わります。
ここでは、エピソード化する際に意識すべき3つのポイントを解説します。
ポイント① チーム内での役割を明確にする
「チームで〇〇をやりました」と言っても、面接官はあなたがその中でどんな役割を担っていたのかを知りたがっています。たとえリーダーでなかったとしても、サポート役・調整役・アイデアを出す役など、チームに貢献する形はさまざまです。
例えば、「みんなが意見を言いやすい雰囲気を作ることを意識した」「資料作成を一手に引き受けて、進行をスムーズにした」など、自分がどういう立場で、どう振る舞ったかを明確にしましょう。
これにより、単にチームにいたのではなく、自分の役割を理解して行動できる思考力や判断力を伝えることができます。
ポイント② 結果よりもチームで取り組んだ過程が重要
就活では、「成功体験」だけが評価されるわけではありません。面接官が注目しているのは、うまくいったかどうか以上に、「どんな過程を経てその結果に至ったか」という点です。
たとえば、「初めはメンバー同士の意見が合わなかった」「作業の分担がうまくいかず、混乱した」などの課題に対して、あなたがどう考え、どう行動したのかを語ることで、問題解決力や協調性をアピールできます。
たとえ成果が思うように出なかったとしても、その経験から何を学び、どう成長したかを伝えることで、評価される可能性は十分にあります。
ポイント③ どんな学びがあり、今後どう活かせるかを伝える
エピソードの最後には、必ず「この経験から何を学んだか」、そして「その学びをこれからどう活かしていきたいか」を伝えましょう。これは、面接官にあなたの成長意欲と将来性をイメージさせるために非常に重要な要素です。
たとえば、
「自分が発言することでチームの空気が変わることを実感し、それ以来、状況を見て積極的に声を出すようになりました。今後も、周囲を見ながら動ける存在でありたいと考えています」
といったように、経験と未来をつなげて話すことで、単なる過去の話にとどまらず、これからの職場で活躍する姿を自然に想像させることができます。
チームで何かに取り組んだ経験が1つも見つからなかった人におすすめの伝え方
それでもどうしても、「チームで取り組んだ経験が見つからない」と感じる方もいるかもしれません。安心してください。そういった場合でも、面接で自分の行動や考え方をアピールする方法はあります。
面接官が見ているのは、実は「経験の種類」ではなく、「その人がどんな姿勢で取り組んだのか」「チームの中でどう活かせそうか」といった本質的な資質です。個人の経験でも、伝え方次第でチーム貢献に通じる価値を感じてもらうことができます。
ここでは、そのために有効な3つのアプローチを紹介します。
①個人で達成した目標をエピソード化
一人で何かに取り組んだ経験も、立派な経験です。たとえば、「資格取得のために毎日学習を続けた」「ブログ運営を通じてPVを伸ばした」といったような目標に向けて努力を続けた経験があるなら、それを語りましょう。
その際は、何のために始めたのか、どんな工夫をしたのか、どんな困難があったのかなど、自分の思考や行動を掘り下げて伝えるようにします。
チーム活動ではないかもしれませんが、こうした行動力・継続力・計画性は、どの職場でも高く評価される資質です。
②その経験で得た学び・活動をチーム性に昇華する
個人の経験を語ったあと、「この経験をチームでも活かしていきたい」と入社後にチーム貢献する姿勢につなげることで、説得力が高まります。
たとえば、
「一人で課題に向き合った経験から、相手の立場を想像しながら進める大切さを学びました。今後はその視点を活かして、チームの中でも周囲と連携しながら行動したいと考えています」
といったように、個人経験をベースにしながらも、協調性やチーム志向を意識していることをアピールできます。
③他者との関わりがあった場面をピックアップ
完全に「一人でやった」と思っていた経験でも、よく振り返ると誰かの助けを受けたり、相談したりした場面があるはずです。その一瞬のやりとりや、関わりの中に「チーム性」を見出すことができます。
たとえば、
「受験勉強を一人で進めていましたが、途中で成績が伸び悩んだときに、先生に相談して勉強法を見直しました」
というように、自分以外の誰かと協力した瞬間を切り出すことで、完全な個人活動にも“協働”の要素を持たせることができます。こうした工夫をすれば、チーム活動の経験がなくても、自分の価値を十分に伝えることができます。
チームで何かに取り組んだ経験を聞かれた際の回答例
チーム経験をエピソードとして面接で話す際は、「どのような状況だったか」「自分はどんな行動をとったか」「どんな結果・学びがあったか」という流れを意識して伝えることが大切です。ここでは、3つのタイプ別に、実際に使える回答例を紹介します。
自分に近い経験があれば、その構成を参考にしながら、オリジナルの言葉に置き換えて準備してみましょう。
例① 部活動のエピソード
高校時代に所属していたバスケットボール部では、試合に出る機会が少なく、チームのサポートに徹することが多い立場でした。部内では、練習前後の準備や片付け、タイムキーパーや練習メニューの進行補助を担当していました。
大会前の時期には、メンバーの疲れが見え始めていたため、私は声掛けや相談に乗るなど、精神面のフォローに努めました。結果的にチームの雰囲気は前向きに保たれ、大会でも過去最高の成績を収めることができました。
この経験から、自分の役割に誇りを持ち、状況を見て周囲の支えになる行動ができることの大切さを学びました。社会人になっても、チームの一員としてどう貢献できるかを考えながら行動したいと考えています。
例② 文化祭のエピソード
大学の文化祭で、ゼミの展示発表の企画チームに所属していました。私はリーダーではありませんでしたが、企画案の整理とスケジュール調整を担当しました。
メンバーの意見がまとまらず、発表内容が決まらない時期がありました。そこで、私は各メンバーの案を一度紙にまとめ、メリット・懸念点を一覧化し、客観的に議論できるよう工夫しました。
その結果、議論が前進し、発表内容がスムーズに決定。文化祭当日も多くの来場者に見てもらえる展示に仕上げることができました。
この経験から、リーダーではなくても、チームの停滞を打開する行動ができると実感しました。今後も自分の役割を見つけ、チームを前に進める働き方をしていきたいです。
例③ 作文コンテストのエピソード(チーム経験が見つからなかった人向け)
私は高校時代、個人で全国作文コンテストに挑戦し、入賞することができました。
文章構成に悩んでいた際、国語の先生に相談し、アドバイスを受けながら何度も書き直しを重ねました。特に、読み手の視点を意識するようになったことで、伝わる表現力が身についたと感じています。
一見すると個人の挑戦に見えるかもしれませんが、先生との対話を通じて視野を広げ、自分以外の意見を取り入れながら改善する姿勢を養えました。
今後はこの経験を活かして、チームの中でも相手の立場を理解し、協力しながらより良い成果を目指していきたいと思っています。
まとめ
「チームで何かに取り組んだ経験がない」と感じている就活生にとって、面接でその質問が出てくると焦ってしまうのも無理はありません。しかし、この記事で紹介してきたように、大切なのは経験の“種類”ではなく、その中でどう行動したか、何を学び、どう活かそうとしているかです。
リーダーでなくても、目立った役割でなくても、自分なりに貢献した経験は立派なエピソードになります。また、チームでの活動がどうしても見つからない場合でも、個人で取り組んだ経験を工夫して伝えることで、面接官にあなたの魅力をしっかり伝えることができます。
就活では、「完璧な経験」を求められているわけではありません。むしろ、自分の過去をきちんと振り返り、その中から等身大の自分を言葉にして語る力が求められています。
ぜひこの記事を参考に、自分の経験の中にある「チーム性」や「協働の姿勢」を掘り起こしてみてください。そして、自信を持って面接に臨みましょう。あなたの行動力や誠実さは、必ず誰かの心に響きます。
