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就活には「顔採用」があると聞いたことがあるのではないでしょうか。顔採用とは、一般的に就活生の顔面偏差値の高さや容姿基準で企業が採用を決めることを意味します。
つまり格好良ければ内定、可愛ければ内定。こんな美男美女が優遇される方法は、めちゃくちゃズルいと感じる人も多いのではないでしょうか。
企業が表向きに顔採用をしていると公表することはありません。でも就活では、毎年必ず顔採用疑惑が浮上する就活生がいるんです。
そこで今回は、就活における顔採用の実態について詳しく解説していきます!
自分なら顔採用で行けるかもという人も、顔採用とかズルすぎるだろという人も是非参考にしてみてください。
就活で顔採用はある?
最初に結論から言うと、印象という意味において顔採用はあります。
特に、接客業やPR関連の職種などでは、第一印象や清潔感が重視されるため、顔採用が顕著な傾向にあります。
しかし、ここで勘違いしないで欲しいのが、顔採用では「顔面偏差値」そのものが評価されているわけではないと言うことです。
大切なのは、あくまで全体の印象。その人と会った時、話した時の全体の印象が顔採用では評価されています。
顔採用=印象採用
実際、企業の採用担当も人なので、容姿端麗な就活生が周りの人よりも多少有利になることがないとは言い切れません。
でも、容姿以上に印象の方が圧倒的に大切です。
髪型や服装、話し方や態度、その場の空気を読む能力などが、採用の評価基準となります。顔採用は、「顔採用」よりも「印象採用」としての側面が強いんです。
とは言っても、顔採用(印象採用)は確かに存在するので、就活をする際には自分の全体的な印象を良くする必要があります。
顔採用が多い業界・職種は?
数ある業界や職種の中には、仕事柄顔採用が多いものも存在します。その多くは、接客やブランドイメージを重視する業界です。
ここでは、顔採用が多いことで有名な業界や職種を4つ、理由とともに紹介します。
顔採用が多い業界・職種
- ホテル業界
- 航空業界(航空会社)
- アパレル業界
- 美容・化粧業界
ホテル業界
接客業を極めるホテル業界は、顔採用が多いです。
特に高級ホテルでは、顧客への最高のサービスを提供を目指すためにも、就活生の印象を重視する傾向にあります。
ホテル業界は、従業員個人がそのホテルのサービスの質を体現する存在となるため、印象が重要なのも納得できますよね。
航空業界
ホテル業界と同様の理由で、航空業界も顔採用が多いです。
多くの航空会社では、CA(キャビンアテンダント)やGS(グランドスタッフ)といった顧客対応のポジションに就く人は印象が重視されます。航空会社のブランドやイメージを代表する存在として、清潔感や好感度が重視されるためです。
世の中的に、特にCAは顔採用で有名ですよね。しかし、そんなCAでも容姿よりも断然印象が重視されます。
アパレル業界
接客と同時にブランドイメージが重要なアパレル業界でも、顔採用は多いです。
特にアパレルショップの販売員は、接客業であるとともに、自社商品を着て見せるブランドイメージの一員にもなります。
接客とブランドイメージの両方のために、就活生の印象が重視されます。また、容姿においても顔ではなく、体型やスタイルは多少なりみられる可能性があります。
美容・化粧業界
アパレル業界と同様の理由で、美容・化粧業界も顔採用が多いです。
美容師や化粧品の販売員など、接客面で印象はとても重要になります。
また、美に関する業界であるため、自身の外見やスタイルが採用に影響する可能性も否定できません。
企業が顔採用する理由3つ
次に、そもそも企業がなぜ顔採用をするのかについて解説します。
主な理由は以下の3つです。
①印象が良い=コミュニケーション能力が高いから
②印象の良さは仕事で役に立つから
③一緒に働きやすい人を求めているから
①印象が良い=コミュニケーション能力が高いから
1つ目の理由は、印象が良い人はコミュニケーション能力が高い傾向にあることです。
印象の良さは、コミュニケーション能力の高さに直結します。
一緒に仕事をする場合も、社外の人とやりとりする場合も、コミュニケーション能力は欠かせないため、コミュニケーション能力は就活においてとても重視されます。そして、コミュニケーション能力が高い人は軒並み印象が良いです。
外見の印象以外にも話し方や態度からコミュニケーション能力が伺えるため、印象をもとに採用が決定されることもあります。
特に接客業は、印象をもとにした顔採用が多いです。
②印象の良さは仕事で役に立つから
2つ目の理由は、印象の良さが仕事に役立つことです。
顧客や取引先との交渉、社内チームでのプロジェクトなど、仕事では第一印象が重要になることが数多くあります。
直接顧客にサービス提供をする接客業やサービス業はもちろんのこと、法人営業やルートセールスなどの対企業の仕事でも印象の良さが役に立ちます。
印象の良さは、顧客やメンバーとの信頼を築く上での土台となり、より良い業績を上げるのに必要不可欠です。
③一緒に働きやすい人を求めているから
3つ目の理由は、一緒に働きやすい人を求めていることです。
企業での仕事はチームで行うシーンがたくさんあります。そのため、働く上で社内の人間関係は、企業の業績や社員個人のモチベーションに大きな影響を与えるんです。
考えてみれば、「元気で明るく印象の良い人」と「暗くて声も小さく印象の悪い人」だったら、前者と一緒に働きたいと思うのも当然ですよね。
企業は、一緒に働きやすいと感じる人材を採用して、職場の環境やチームのハーモニーを保ちたいため、印象を基準に採用を決めることがあります。
顔採用される人の特徴
次に、顔採用される人の特徴について解説します。
これは言い換えれば、どんな人が印象が良いのかということです。どの程度当てはまっているのか、逆にどのくらいズレているのかから、自分の印象の良さを客観的に判断してみましょう。
顔採用される人の特徴
- 清潔感がある
- 表情が明るい
- ハキハキとしている
- 相手の目を見て話をする・聞く
清潔感がある
清潔感があることは、良い第一印象を与えるための必須条件です。どんなに優れたスキルや知識を持っていても、清潔感がなければ良い印象を与えることはできません。
服装はもちろん、髪型や爪、髭、口臭などの細部にまで注意を払い、日頃から身だしなみに気を使えている人が顔採用に通ります。
特に男性は髭が濃い人は剃り残しや、青髭はもちろんのこと、眉毛やその他の体毛などに気を配れる人が理想的です。
表情が明るい
表情の明るさも、顔採用される絶対条件です。
人は、無意識のうちに相手の表情を読んでその人の性格や気持ちを感じ取ります。常に陰鬱な表情でいては、良い印象は与えられません。
明るい表情をした、「元気そう」「前向きそう」「明るそう」という印象をもたせた人が顔採用されます。
ハキハキとしている
ハキハキとした態度で、挨拶や返事、受け答えができる学生は顔採用されやすいです。
だらだらとしている人や、受け答えがうやむやな人は印象がよくない上に、何を言いたいのか、企業に何を知ってもらいたいのかが伝わりません。
自分の意見を持って、聞かれたことにテキパキと答えられる印象の良い学生を企業は好みます。
相手の目を見て話をする・聞く
コミュニケーションの基本中の基本ですが、相手の目をしっかりと見て話すことは、信頼関係を築く上で不可欠です。
自分が話ている時はもちろんのこと、相手が話している際にも目を向けてしっかりと聞くことで、相手の話をしっかりと聞いていることが伝わります。
しっかりと意思疎通ができる、コミュニケーション能力が高い人が顔採用されるんです。
顔採用されるためにできること
では、最後に顔採用されるためにできることを紹介します。
意識するだけで、誰でも簡単にできることだけです。これらを意識するだけで、顔採用される可能性がグッと上がるので、是非実践してみてください。
顔採用されるためにできること
- 身だしなみを整える
- 挨拶をしっかりとする
- 姿勢を正す
- 笑顔を意識する
- WEB面接の環境を整える
身だしなみを整える
清潔感を出して好印象を得るために、身だしなみを整えましょう。
身だしなみを整えるには、自分の体、就活で使うものの両方のメンテナンスを行ってください。いくら自分が清潔でも、よれたスーツや汚れた靴を履いている人は総合的に清潔感がなくなってしまいます。
具体的には、
- 髪を切る・セットする
- スーツをクリーニングする
- 靴を磨く
- 爪を切る
- 毛を剃る
- 口臭ケアをする
などできることはたくさんあるはずです。必ずチェックするよう心掛けましょう。
挨拶をしっかりとする
挨拶をしっかりとしましょう。面接で挨拶をするのなんて、当たり前だろと思うかもしれませんが、意外と「しっかりとした挨拶」ができない人は多いです。
しっかりとした挨拶とは、適切なタイミング、声の大きさ、聞き取りやすい発音ができていることです。
適切なタイミング
挨拶の適切なタイミングについては、面接前の受付での挨拶から、面接後の帰宅前のお礼の言葉まで、入室や退室などの節々を意識しましょう。
もしある場面で挨拶が不要か必要か迷ったら、挨拶するようにしてください。挨拶しないで無礼だと思われるよりも、余分に挨拶しておいた方が得です。
声の大きさ&聞き取りやすい発音
うるさくなく、小さくないくらいの声で、とにかくはっきりと言葉を発音しましょう。挨拶は相手に聞き取られていなければ意味がありません。
しっかりとした挨拶ができるだけでも、あなたの株はグッと上がります。
姿勢を正す
正しい姿勢は、自信と意識の高さを示します。背筋を伸ばし、顎を引いて、安定した姿勢で立つことは、自分自身の気持ちを引き締めることにも繋がるはずです。
面接で長い時間座っていると、気づかないうちに姿勢が崩れていることがあります。会話をしていると姿勢に意識が行かない可能性もあるので、日常的に姿勢を意識するよう心がけましょう。
笑顔を意識する
笑顔は、明るく、ポジティブな印象を与えることに繋がります。
面接では、緊張して顔が強張ってしまうこともあるので、いつもにも増して広角をあげることを意識してください。
ニコニコするというよりも、明るく前向きな姿勢が伝わるような表情を心がけましょう。
WEB面接の環境を整える
近年、コロナ禍で普及したオンラインでの面接が増えてきました。
この場合、対面なら伝わるあなたの印象の良さが、カメラの角度や照明、音質などの環境によってうまく伝わらない可能性があります。
カメラの角度は目線が自然になるように調整し、照明は顔がくっきりと映るように工夫したり、また、外部ノイズを減少させるためのマイクの準備も重要です!
就活は印象の良さを意識!
就活の顔採用は、容姿よりも印象が大切です。
また、面接では顔採用以前の問題で印象がとても重要なので、印象がいいに越したことはありません。
可能な限り好印象を残せるように、細かい部分を意識して面接に臨んでみてください!