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就活で聞くフェルミ推定とは?例題を用いて詳しく解説していきます!

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皆さんは「フェルミ推定」という言葉をご存知でしょうか?

就活では主に面接で関係してくるこの言葉。

面接での対象質問では、フェルミ推定を理解しておかないと回答に困る事も珍しくありません。

そこで今回は初めてこの言葉を聞いた方にも分かるように、フェルミ推定に関して詳しく解説していきたいと思います!

フェルミ推定とは?

まずいきなりですが、フェルミ推定の概要をお伝えしようと思います!

フェルミ推定の概要

フェルミ推定とは、正確な値を導き出すのが難しい問いに対して、短時間で概算値を論理的に導き出す事を指します。

簡単に言うと「問いの大まかな答えを論理的に導き出す」というものです。

例えば面接では、

「コンビニは全国に何件あるか?」

「全国における一日のビール消費量は?」

など正確な値を、すぐには回答出来ない問を出される事が稀にあります。

それらの問いに対して、”身近な人の飲酒率”や、”その人達の一日のビール消費量”、”日本の20歳以上の人口”などを推定し、それらを組み合わせて大まかな答えを導く事で回答する事ができます。

フェルミ推定例題

少し上記の説明だけだと、イメージが持ちにくいかもしれないので回答へのアプローチ例を載せておこうと思います。

こちらを通して大枠を理解して頂けたらなと思います。

H4:コンビニは全国に何件ありますか?

まずは、この問題に対して自分が持っている情報を上げてみましょう。

・日本の人口

・人工〜人に対して1件コンビニがあると言われている

・家の半径?キロ以内にあるコンビニの数

・日本の面積

・コンビニで働いている方の総数

・コンビニ一件あたりの従業員数

など面接では頭の中で情報を洗い出し、それらの情報を組み合わせる事で大まかな数値を求められないか考えてみましょう。

例えば、

①自分が住んでいる市町村には「約150件」コンビニがある。

②自分が住んでいる市町村の面積は、「約1000km」。

③日本全国の面積は「約40万km」。

これらの情報を合わせる事で、

40万(日本) ÷ 1000(市町村) = 400

400 × 150(コンビニの数) = 60000

というように、全国にはコンビニが”6万件”あるのでは無いかという概算値を出す事が出来ます。

※ちなみに日本ソフト販売さんが行った23年度版の調査結果によると、全国のコンビニ数は”56,759件”とのことでした。

今回はたまたまかもしれませんが、意外と近い数字が概算出来ていますね。

出典:【2023年版】コンビニエンスストアの店舗数ランキング

全国における一日のビール消費量

念の為もう一題、例題を見ておきましょう。

こちらもまずはこの問題に対する、自分が持っている情報を出します。

・日本の人口

・日本の20歳以上の人口

・身近な人の日頃の飲酒率

・身近な人が一日に飲むビールの平均量

・とある国のビール消費量

・とある国の(成人)人口

仮にこれらの情報が浮かんだ際は、以下の様な方法などで概算する事が出来ると思います。

①日本の20歳以上の人口は「約1億人」。

②身近な人の日頃の飲酒率は「約60%」。

③身近な人が一日に飲むビールの平均量は「約500ml」。

上記の情報から概算すると、

1億(人口) × 0.6(飲酒率) = 6000万人

6000万 × 500(平均量) = 300億

仮に単位をmlのまま答えを出す場合は、上の式から全国における一日のビール消費量は”約300億ml”ではないかと概算する事ができます。

フェルミ推定の対策

フェルミ推定の大枠を理解して頂いた所で、次にフェルミ推定の質問への対策を行う上で大事なポイントを2点お伝えしようと思います!

基本情報を頭にいれておこう

例題を見て頂いたら分かるように、フェルミ推定を解く上では既にどんな情報を持っているかによって回答のしやすさは異なってきます。

そのため他にも例題にいくつか挑戦してみて、問題を解く際に良く用いるものなど基本的な情報を頭にいれておけると良いでしょう。

また日本の総人口や世帯数、市町村の人口などフェルミ推定を行う上でどの様な情報があったら便利かを逆算して覚える情報を補填する様にしましょう。

回答を導くまでの論理性

例題を解く際の注意点として、回答を導くまでの論理性を意識するようにしましょう。

企業はフェルミ推定を通して、正確な値を導き出せるかというよりは持っている情報から論理的に概算値を導けているかという側面を見ている事が殆どだと思います。

そのため例題で練習をする際は、回答の正確さよりも論理的なアプローチをとれているかというのを意識すると効果的に対策が出来るかと思います。

概算するのが厳しい場合は?

上記の対策に関する項目では、持っている情報の大切さをお伝えしました。

ですが実際面接の場では、どれだけ対策していっても今思いつく情報だけでは概算出来ない、、、となる場合もあるかもしれません。

そういった場合は、最後の手段ですがどうすれば概算出来るかという数式は伝えるようにしましょう。

変に何も回答しないよりは、「今持っている情報では回答は出来ないのですが、、、」など前置きをした上で数式を伝えロジカルさはアピールすると良いでしょう。

企業がフェルミ推定を用いる目的

次に企業側はどの様な目的を持って、フェルミ推定を選考で用いるのかをお伝えしたいと思います。

目的としては、以下の2点などがあるでしょう。

論理性

こちらは対策の項目でも言及しましたが、1つ目は”論理性”を図る目的です。

繰り返しにはなりますが、面接でのフェルミ推定で大切なのは正確な値を導くのでは無く回答を導くまでのアプローチです。

就活では就活生も選考に対して準備を行うため、自力の論理性をはかれる機会は少ないです。

例えば書類選考では添削したり、面接では事前に回答を考えたりと企業側からすると中々地頭の論理性を図る事ができません。

そういった中で、未知の回答を論理的に導くフェルミ推定は一つ就活生の素直な論理性を図る上で適切だと考えられています。

臨機応変な対応力

2つ目の目的は、就活生の臨機応変な対応力の評価です。

営業でのお客様対応や、上司とのミーティングなど仕事の中では予測してこなかった質問をされる事が珍しくはありません。

そういった予測していない質問に対して、臨機応変に対応出来るかは一つ仕事を行う上で大切なスキルになってきます。

こちらも企業側としたら、即興の対応力をはかる機会は面接以外あまりありません。

そしてそんな面接でも世の中には、想定質問集などが出回っており準備をすれば回答に困る就活生は少ないでしょう。

そういった就活状況の中で、フェルミ推定に関する問題は即興の臨機応変さをはかる上で適切だと考えられています。

少しでも対策しておこう

最後まで記事を読んで頂き有難うございました!

ここまでフェルミ推定に関して、お話してきましたがいかがだったでしょうか?

実際のところフェルミ推定が用いられる面接は、”稀”なため対策を行わない就活生も珍しくはありません。

つまるところ「フェルミ推定」という言葉を知らずに、就活を終える人も少なくはないかと思います。

ですが私自身は選考で聞かれた経験もあるので、なるべく対策しておく事がオススメです!

就活時期は卒論などお忙しい方も多いと思いますが、後々後悔しないよう稀な問題に対しても対策出来ると良いと思います。

就活をやり切れるよう頑張っていきましょう!!

ABOUT ME
yamazawa
大学時代よりらくらく就活運営者の長期インターンシップに参加。大学卒業と同時に同社に入社し、現在はらくらく就活のメディア編集者として働いています。
 
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